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レース撮影初心者必見! 鈴鹿サーキット撮影攻略法!

モータースポーツ中毒者のぴぴです。

今回は日本モータースポーツの聖地である鈴鹿サーキットで、レーシングマシンを撮影する際の撮影ポイントの紹介と、レンズ焦点距離による画角を実際の写真で紹介していきたいと思います。

またグランドスタンドから各撮影ポイントへの所要時間も掲載しますので、移動の参考にしてください。

  • 撮影ポイントの紹介
  • レンズ焦点距離による画角の確認
  • グランドスタンド裏から各撮影ポイントへの移動時間

鈴鹿サーキット コース図

まずは鈴鹿サーキットのコースをおさらいします。

8の字型の鈴鹿サーキット、おなじみのコースレイアウトですね。

それではグランドスタンドから順に、撮影ポイントを写真とともに紹介していきます。

写真の下には焦点距離・シャッタースピード・絞り値・ISO・撮影カメラ・撮影レンズなどのデータも載せておきますので、よかったら参考にしてください。

今回は焦点距離を正確にお見せしたいため、写真は全てノートリミングで掲載します。

グランドスタンドからの撮影(メインストレート)

まずは、グランドスタンドからメインストレートを走行するマシンを撮影する場合です。

焦点距離は100mmから150mm程度の短いレンズでマシンを画面いっぱいに取れますが、大きな金網が邪魔になり撮影には不向きと言えるでしょう。

グランドスタンド裏からの移動時間:約1分

大きな金網がレーシングラインを走るマシンにかかり撮影の邪魔をする
カメラCanon EOS 7D MarkⅡ
レンズCanon EF100-400mm f/4L IS Ⅱ USM
焦点距離124mm(換算198mm)
シャッタースピード1/125
絞り値f/5.0
ISO500
撮影日2016年11月20日
イベントSUZUKA Sound of ENGINE 2016
ピットインのマシンもプラットホームの金網で隠れてしまうが、ピット作業中のマシンはよく見える
カメラCanon EOS 7D MarkⅡ
レンズCanon EF100-400mm f/4L IS Ⅱ USM
焦点距離255mm(換算408mm)
シャッタースピード1/160
絞り値f/5.0
ISO1000
撮影日2016年11月20日
イベントSUZUKA Sound of ENGINE 2016

B席からの撮影(メインストレート・第1・2コーナー)

1・2コーナーの外側に位置するB席からの撮影です。

B席ではメインストレート側の端に位置しての撮影が一般的で、メインストレートエンドの攻防や1コーナーを旋回するマシンを撮影します。

グランドスタンド裏からの移動時間:約13分

メインストレートエンドから1コーナーへ向かう
カメラCanon EOS 7D MarkⅡ
レンズCanon EF100-400mm f/4L IS Ⅱ USM
焦点距離400mm(換算640mm)
シャッタースピード1/100
絞り値f/6.3
ISO125
撮影日2016年11月20日
イベントSUZUKA Sound of ENGINE 2016
1コーナーを旋回するマシン
カメラCanon EOS 7D MarkⅡ
レンズCanon EF100-400mm f/4L IS Ⅱ USM
焦点距離188mm(換算301mm)
シャッタースピード1/100
絞り値f/5.0
ISO100
撮影日2016年11月20日
イベントSUZUKA Sound of ENGINE 2016
1コーナーを旋回するマシンをアップで撮影する
カメラCanon EOS 7D MarkⅡ
レンズCanon EF100-400mm f/4L IS Ⅱ USM
焦点距離400mm(換算640mm)
シャッタースピード1/80
絞り値f/7.1
ISO100
撮影日2016年11月20日
イベントSUZUKA Sound of ENGINE 2016

第2コーナー激感エリアからの撮影

次は2コーナー激感エリアからの撮影です。

この激感エリアは、ビッグイベント時パドックパスを所持していないと入場できない場所になりますが、コーナー内側から撮影できるのでコサイン収差が生まれにくく、スローシャッターでもマシン全体にピントが合う写真が撮れ、流し撮りには最適な場所でしょう。

しかしその反面マシンサイドしか撮影できず、同じような構図の写真が量産されます。

グランドスタンド裏からの移動時間:約13分

2コーナー劇感エリアは比較的マシンとの距離が近い
カメラCanon EOS 5D MarkⅣ
レンズCanon EF100-400mm f/4L IS Ⅱ USM
焦点距離234mm
シャッタースピード1/125
絞り値f/5.0
ISO125
撮影日2018年11月17日
イベントSUZUKA Sound of ENGINE 2018
広い画角でスローシャッターにし後ろの観客席をバックにするのも良い
カメラCanon EOS 5D MarkⅣ
レンズCanon EF100-400mm f/4L IS Ⅱ USM
焦点距離100mm
シャッタースピード1/20
絞り値f/8.0
ISO100
撮影日2018年11月17日
イベントSUZUKA Sound of ENGINE 2018




C席からの撮影(第2コーナー・S字コーナー)

2009年iPhone3Gで撮影したモノしかありません・・・ 近日アップ予定

グランドスタンド裏からの移動時間:約16分

カメラApple iPhone 3G
レンズ不明
焦点距離不明
シャッタースピード不明
絞り値f/2.8
ISO不明
撮影日2009年10月3日
イベント2009年F1日本グランプリ

D席カメラマンエリアからの撮影(逆バンクコーナー)

こちらD席は逆バンクを撮影するエリアになります。

逆バンクはその名のとおりバンクがあまりついていないコーナーのため、コーナー外側のD席からマシンがよく見え、F1日本グランプリではカメラマンエリアとして解放されるほど撮影に向いている場所になります。

また、晴れているとマシンの背景に伊勢湾が写る、素晴らしい撮影スポットです。

グランドスタンド裏からの移動時間:約8分(パドックトンネル経由)

逆バンクを通過するザウバーをSS1/30で撮影
カメラCanon EOS 5D MarkⅣ
レンズCanon EF100-400mm f/4L IS Ⅱ USM+
1.4×Ⅲ
焦点距離560mm
シャッタースピード1/30
絞り値f/14
ISO100
撮影日2018年10月7日
イベント2018F1日本グランプリ
逆バンクはマシンを様々な角度から撮影できる
カメラCanon EOS 5D MarkⅣ
レンズCanon EF100-400mm f/4L IS Ⅱ USM+
1.4×Ⅲ
焦点距離189mm
シャッタースピード1/50
絞り値f/8.0
ISO100
撮影日2018年10月7日
イベント2018F1日本グランプリ
晴れた日に引き気味で撮影するとバックに伊勢湾が望める
カメラCanon EOS 5D MarkⅣ
レンズCanon EF100-400mm f/4L IS Ⅱ USM+
1.4×Ⅲ
焦点距離148mm
シャッタースピード1/200
絞り値f/11
ISO100
撮影日2018年10月7日
イベント2018F1日本グランプリ

I席からの撮影(ヘアピンカーブ)

次は、ヘアピンカーブ立ち上がりのI席からの撮影です。

鈴鹿サーキットで一番車速が落ちるヘアピンカーブは、ランオフエリアが狭くマシンを近くから撮影できるポイントになります。

金網の隙間にカメラマンホールがあり、プロカメラマンが撮影したようなフィールドレベルの非常に低いアングルの写真が撮れます。

また午後は順光になり、ドライバーの瞳が見られる数少ない場所で、私が今まで撮影したあらゆるサーキットの撮影スポットの中で一番好きな場所です。

グランドスタンド裏からの移動時間:約18分

カメラマンホールの低い位置から撮影 ドライバーの瞳が確認できる
カメラCanon EOS 5D MarkⅣ
レンズCanon EF100-400mm f/4L IS Ⅱ USM+
1.4×Ⅲ
焦点距離560mm
シャッタースピード1/125
絞り値f/8.0
ISO100
撮影日2017年11月19日
イベントSUZUKA Sound of ENGINE 2017
こちらはフェンスの上からSS1/30で撮影
カメラCanon EOS 5D MarkⅣ
レンズCanon EF100-400mm f/4L IS Ⅱ USM
焦点距離248mm
シャッタースピード1/30
絞り値f/5.6
ISO250
撮影日2018年11月17日
イベントSUZUKA Sound of ENGINE 2018
ヘアピンカーブへアプローチするマシンも撮影できる
カメラCanon EOS 5D MarkⅣ
レンズCanon EF100-400mm f/4L IS Ⅱ USM
焦点距離400mm
シャッタースピード1/50
絞り値f/6.3
ISO125
撮影日2018年11月17日
イベントSUZUKA Sound of ENGINE 2018

M・N席からの撮影(スプーンカーブ)

近日アップ予定

グランドスタンド裏からの移動時間:約30分

R席からの撮影(最終コーナー)

常設のR席から、シケインを立ち上がり最終コーナーを走るマシンを撮影します。

グランドスタンド裏からの移動時間:約5分

R席からシケインを立ち上がるマシンを望む
カメラCanon EOS 7D MarkⅡ
レンズCanon EF100-400mm f/4L IS Ⅱ USM
焦点距離400mm(換算640mm)
シャッタースピード1/640
絞り値f/6.3
ISO1000
撮影日2016年6月12日
イベント2016スーパー耐久シリーズ第3戦

激感エリア最終コーナーからの撮影

最後は激感エリア最終コーナー内側からの撮影です。

この場所は、ビッグイベント時パドックパスが無くては入場することができず、スペースも非常に狭いため20人ほどで一杯になってしまいます。

しかしマシンと同じ高さから、コーナーの弧をなぞって撮影できるため流し撮りに向いている場所だと思います。

グランドスタンド裏からの移動時間:約10分(パドックトンネル経由)

第2コーナーの劇感エリアより焦点距離は長くなるが、コサイン収差が生まれにくく流し撮りには向いている
カメラCanon EOS 5D MarkⅣ
レンズCanon EF100-400mm f/4L IS Ⅱ USM
焦点距離400mm
シャッタースピード1/125
絞り値f/6.3
ISO125
撮影日2018年11月17日
イベントSUZUKA Sound of ENGINE 2018
スタンドをバックにSS1/10で流し撮り
カメラCanon EOS 5D MarkⅣ
レンズCanon EF100-400mm f/4L IS Ⅱ USM
焦点距離100mm
シャッタースピード1/10
絞り値f/22
ISO100
撮影日2018年11月17日
イベントSUZUKA Sound of ENGINE 2018
シケインの立ち上がりはマシンの下部が隠れてしまう
カメラCanon EOS 5D MarkⅣ
レンズCanon EF100-400mm f/4L IS Ⅱ USM
焦点距離100mm
シャッタースピード1/250
絞り値f/5.6
ISO320
撮影日2018年11月17日
イベントSUZUKA Sound of ENGINE 2018
背後にはダンロップコーナーを通過するマシン しかし撮影は難しい
カメラCanon EOS 5D MarkⅣ
レンズCanon EF100-400mm f/4L IS Ⅱ USM
焦点距離400mm
シャッタースピード1/250
絞り値f/6.3
ISO500
撮影日2018年11月17日
イベントSUZUKA Sound of ENGINE 2018

最後に

今回は鈴鹿サーキット撮影攻略と題し、各コーナーからの撮影した写真をトリミング無しで掲載してみました。

撮影の腕や構図についてはご容赦いただきたいのですが、焦点距離による画角など今後鈴鹿サーキットに撮影に行く際、持っていくレンズの参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。