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レッドブルRB12 フェルスタッペン初優勝!F1初のマッド塗装マシン【ミニカー#19】

1/43のミニカーを実車のように撮影し、実車の現役時代を紹介するこのコーナー、今回はレッドブルレーシングが2016年のF1参戦用に開発したレッドブルRB12を取り上げていきたいと思います。

レッドブルRB12の外観チェック

まずはレッドブルRB12の外観をチェックしてみます。

F1初採用のマッド塗装が斬新!

レッドブルRB12は、2019年現在レッドブルのエースドライバーであるマックス・フェルスタッペン選手が、シーズン途中にトロロッソからエースチームであるレッドブルに移籍し、レッドブルデビューレースとなるスペイングランプリでF1初優勝を遂げたマシンです。

このマシンの最大の特徴は、ボディがテカテカのクリア塗装ではなく、いわゆるマッド塗装になっています。

翌年以降もマッド塗装がレッドブルマシン(F1以外のカテゴリーでも)の特徴ですが、このRB12が元祖ですね。

このマッド塗装は、他のチームのマシンとは明らかに差別化が図られており、その非常に斬新なカラーリングのRB12を初めて見た多くのF1ファンは驚き、好意的に受け止めました。

2016年時点ではスタイリングのためにマッド塗装にしたと考えられていましたが、2019年にフェラーリが同様のマッド塗装を採用し、重量がわずかに抑えられる利点があると説明しました。

ただしフェラーリのマッド塗装採用は二番煎じ感が否めなく、少し間抜けにすら感じてしまったのは、私だけではないはずです。

レッドブルRB12を実車のように撮る!

それではレッドブルRB12を撮影していきます。

もちろんテーマはいつものように、『実車のように撮る!』です。

後ろにこの年最強のメルセデスW07 Hybridを従えてポールポジションの位置に着くレッドブルRB12。

RB12の実際のポールポジションは、開幕戦のオーストラリアグランプリでダニエル・リカルド選手が獲得した1回のみでした。

RB11では『INFINITI』のイメージカラーであるパープルがかった紺色でしたが、このRB12からは本来のレッドブルカラーである紺色に戻されています(ミニカーの色については後述)。

レッドブルのルノー批判でエンジンのバッヂネームがタグホイヤーに変更されたのが原因で、同じルノー日産グループのブランドである『INFINITI』がスポンサーから撤退したのでしょう。

マシンに書かれた『RED BULL』のロゴは、RB11以前のように白く縁取りされなくなりました。

うわっ!レンズに埃が付着していた影響で、盛大に写り込んでしまっている!

ミニカー撮影ではF値を思いっきり絞るため、フラッシュの角度によりこのような失敗に陥ることがあります。

最後は2016年シーズンを戦ったライバルのメルセデスW07 Hybridとともに。

以上、レッドブルRB12を実車のように?撮影してみました。

今回登場したミニカー

今回撮影に登場したミニカーを紹介します。

【ixo製】レッドブルRB12

2019年に発売されたディアゴスティーニのF1マシンコレクション72号です。

【ixo製】メルセデスW07 Hybrid

レッドブルと同様、2019年に発売されたディアゴスティーニのF1マシンコレクションで、こちらのモデルは65号です。

最後に

近年のF1マシンは年々ロングホイールベース化が進んでいます。

近くにあった1996年のフェラーリF310と比べてみたのが上の画像ですが、全F1チーム中一番ホイールベースが短いレッドブルRB12でも、これだけの差があるんですよね。

ロングホイールベース化の背景には、レース中の燃料給油が廃止され燃料搭載量が増大したのももちろんですが、ボディの表面積を増加させることによりダウンフォースを稼ぐという理由もあるようなのです。

2016年以降もさらにロングホイールベース化が進み、それに2017年からはトレッドもワイド化され、F1マシンは肥大化しているのです。

まあ大きくなればなるほどF1マシンが見た目にも凄みが増して、個人的には賛成なのですが、追い抜きは大変になるのでしょうね。

最後にデアゴスティーニのこのミニカーについてひとこと言わせてください!

色が全然違うんだよー!!

上の写真がミニカーの本来の色ですが、パープルがかったブルーで全く違うんですよ。

このように今回の全ての写真はLightroomでせっせと色変更しましたが、この色の違いには本当に驚きました。

このモデルを購入される方はお気をつけてくださいね。

以上、今回はレッドブルRB12を実車のように撮影し、実車の現役時代を振り返ってみました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。