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メルセデスF1 W07 Hybrid ニコ・ロズベルグチャンピオンマシン【ミニカー#24】

1/43のミニカーを実車のように撮影し、実車の現役時代を紹介するこのコーナー、今回はメルセデスが2016年のF1に参戦するために開発したメルセデスF1 W07 Hybridを取り上げていきたいと思います。

メルセデスF1 W07 Hybridの外観チェック

まずはメルセデスF1 W07 Hybridの外観をチェックしてみます。

※写真をクリックすると拡大します

ハミルトンの牙城を崩したニコ・ロズベルグのチャンピオンマシン

メルセデスF1 W07 Hybridは、ニコ・ロズベルグ選手がF1チャンピオンを獲得したマシンです。

前年まで2年連続、通算3回のF1チャンピオンのチームメイト、ルイス・ハミルトン選手を相手に、最終戦まで激しいチャンピオン争いが繰り広げられた激闘の末の結果でした。

2020年現在もF1界No.1の強さを誇るルイス・ハミルトン選手が、デビューから唯一チームメイトに負けたのがこの2016年のニコ・ロズベルグ選手でした。

ニコ・ロズベルグ選手はチャンピオン獲得から5日後に引退を発表し、メルセデスF1 W07 Hybridはニコ・ロズベルグ選手チャンピオン獲得マシンであるとともに、最後のF1マシンとなりました。

メルセデスF1 W07 Hybridを実車のように撮る!

それではメルセデスF1 W07 Hybridを撮影していきます。

もちろんテーマはいつものように、『実車のように撮る!』です。

メルセデスのマシンはポールポジションが一番似合います。

シルバーはメルセデス伝統のカラーですが、ミニカーを撮影するとその粗さが目立ってしまい、明瞭度やテクスチャを下げて対処しましたがどうでしょう。

3強の一角であるレッドブルのRB12とともに。

ニコ・ロズベルグ選手は、父親のケケ・ロズベルグ氏がチャンピオンを獲得した時のカーナンバー6を自身のカーナンバーとして選択し、ニコもそのカーナンバー6でチャンピオンになりました。

2020年にウィリアムズからのデビューが決まっているラティフィ選手がそのカーナンバー6を引き継ぎます。

リヤウイングのエンドプレートには日本の企業『EPSON』のスポンサーロゴが目立っています。

この場所だと10億円近く払っているでしょうね。

蛇足だよ

F1ブーム世代の私にとって『EPSON』はナカジマレーシングをサポートしてもらいたいのですが、国内レースのサポートは年々縮小傾向になります。

左が2018年、右が2019年のナカジマレーシングのスーパーGTマシン。EPSONのロゴが大幅に小さくなっているのがわかります。

以上、メルセデスF1 W07 Hybridを実車のように撮影してみました。

今回登場したミニカー

今回撮影に登場したミニカーを紹介します。

【ixo】メルセデスF1 W07 Hybrid

2019年に発売された、デアゴスティーニF1マシンコレクションの65号です。

【ixo製】レッドブルRB12

メルセデスF1 W07 Hybridと同様デアゴスティーニF1マシンコレクションで、こちらは72号です。

最後に

メルセデスF1 W07 Hybridは21戦中19勝で勝利し、1988年にマクラーレンホンダが記録した年間最多勝を29年ぶりに更新し、ポールポジションも20回獲得した歴史的マシンでした。

ニコ・ロズベルグ選手はチームメイトのルイス・ハミルトン選手と死闘を繰り広げ念願のチャンピオンを獲得しましたが、精神的に疲れ果て前述のとおりその5日後に引退を表明しました。

F1世界王者になるためには、ドライビング技術だけでなく本当にタフな精神力が必要なんですね。

最後に近年のF1マシンのホイールベースについて。

上の写真、左が今回の2016年型マシンメルセデスF1 W07 Hybrid、右が1996年型フェラーリF310です。

本来は俯瞰で撮影した方がわかりやすいのですが、この角度からでもいかに最近のF1マシンがロングホイールベースになっているのかがわかります。

これはレース中の給油が廃止され燃料タンクが大きくなったのもあるのですが、それ以上の理由としてボディの面積を広くしてダンフォースを稼ぐと言う効果を狙っているみたいなんですよね。

テレビで見ると大きな違いを感じられませんが、ミニカーで見るとその違いに驚かされます。

ミニカーにはそんな楽しみ方もあるんです。

以上、今回はメルセデスF1 W07 Hybridを実車のように撮影し、実車の現役時代を振り返ってみました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。