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ウィリアムズFW11B ホンダエンジン初のWタイトルマシン【ミニカー#15】

200台を超す私のミニカーコレクションの中から1台をピックアップし、実車のように撮影し実車の現役当時を紹介するこのコーナー、今回は1987年のウィリアムズのマシン、FW11Bを取り上げたいと思います。

ウィリアムズFW11Bの全容をチェック

まずはウィリアムズFW 11Bの全容を見てみたいと思います。

私にとってはこれぞF1マシン!と思わせてくれるフォルムです。

ダブルタイトル獲得マシン

1983年の最終戦からホンダエンジンを搭載したウィリアムズは、年々強さを増し、1986年に初のコンストラクターズタイトルを手に入れました。

POWERED by HONDAが誇らしい

そして1987年仕様のFW11Bは、ライバルのマクラーレンとフェラーリに対し圧倒的な強さを発揮し、ネルソン・ピケ選手が自身3度目、ホンダエンジンとしては初めてのドライバーズタイトルを獲得したマシンです。

イタリアグランプリではアクティブサスペンションを導入し、ネルソン・ピケ選手がアクティブサスペンション搭載車として初の優勝をあげました。

しかし、ネルソン・ピケ選手とナイジェル・マンセル選手は口も聞かないほど仲が悪く、ホンダエンジンもウィリアムズの運営方法に不満があり、結局ネルソン・ピケ選手とホンダエンジンがこの年限りでチームを去ることになりました。

ウィリアムズFW11Bを実車のように撮る!

それではウィリアムズFW11Bを撮影していきましょう。

もちろんテーマはいつものように、『実車のように撮る!』です。

黄色・青・白のボディカラーが実にカッコよく大好きなカラーリングです。

箱型のどデカいリヤウイングで1000馬力超のホンダターボパワーを地面に押さえつけます。

当時はまだフラットボトム規制の中、リヤディフューザーでのグランドエフェクト効果を活かせていなかったため、リヤウイングに頼っていたのがわかります。

ホンダエンジン搭載のロータスとともに。

幅広のノーズが前時代的で、近代F1と過去の融合といったところがこのマシンが好きな所以です。

1987年のシーズンを戦ったロータス99T・フェラーリF1-87とともに。

以上、ウィリアムズFW11Bを撮影してみました。

今回登場したミニカー

今回撮影に登場したミニカーを紹介します。

【ixo製】ウィリアムズFW11B

デアゴスティーニF1マシンコレクション17号、ixo製です。

【マテル製】フェラーリF1-87

フェラーリF1-87は、アシェットで販売されていたフェラーリF1コレクションのvol.47で、マテル製です。

2013年に発売されたモデルで、新品で探すのは難しいかもしれません。

【ixo製】ロータス99T

ウィリアムズFW11Bと同じく、デアゴスティーニF1マシンコレクションのixo製ですが、定期購読の特典でいただいたものです。

ミニカーコレクションの第1弾で特集しましたので、よかったらご覧ください。

ウィリアムズとホンダのその後

1987年にダブルタイトルを獲得したウィリアムズでしたが、1988年にホンダエンジンとチャンピオンのネルソン・ピケ選手を失い、NAのジャッドエンジンを搭載します。

その後1989年よりルノーエンジンを獲得し、そのルノーとともに90年代は最強のチームとして、F1を席巻するのでした。

ホンダエンジンは翌年の1988年にマクラーレンとタッグを組み、16戦15勝といういまだに破られない勝率を誇りました。

マクラーレンとホンダは1992年までともに戦い、ホンダはその年で第2期のF1活動を終了しました。

ホンダエンジンのドライバーズとコンストラクターズのダブルタイトルは、1987年から1991年まで5年連続して続くのですが、このウィリアムズFW11Bは、そのホンダ最強伝説が始まった記念すべきマシンだったのです。

以上、今回はウィリアムズFW11Bを特集しミニカーをホンモノ?のように撮影してみました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。