2019 スーパーGT 第5戦 富士スピードウェイ 観戦記 vol.2 〜 灼熱の800km 〜

モータースポーツ中毒者のぴぴと申します。

2019年8月に富士スピードウェイで行われ、チームルマンが絶妙のピットインで勝負を決めたスーパーGT第5戦の観戦記を、前回に続いて書いていきます。

ちなみにvol.1はこちらから

2019 スーパーGT 第5戦 富士スピードウェイ 観戦記 vol.1 〜 灼熱の800km 〜

2019年8月16日

イベント広場へ

ヘアピンコーナーで撮影した後、まだイベント広場を見ていないのを思い出し、遅い昼食がてらグランドスタンド裏のイベントブースを見て回ることにする。

まずは地元レクサスブースから。

テントの中には2016年のスーパーGTチャンピオンマシン、サードRC Fが展示してある。

こちらは2020年よりトヨタのスーパーGT GT500参戦車両になる、GRスープラ スーパーGTコンセプトと、

元となるGRスープラ。

タイヤハウスのムックリ感が可愛らしい!?

現行スーパーGT参戦車両レクサスLCの市販バージョンだが、なんのためのモザイク模様なのかは不明。

次はホンダブース。

ゴールデンウィークのスーパーGTでも展示してあった無塗装の開発車両かな?

いや、開発車両はドイツに旅立った・・・。

こちらもゴールデンウィークにもあったS660のナカジマレーシングカラー。

今度は日産ブース。

2016年仕様?のニスモGT-R。

7月のスーパーフォーミュラの時も展示してあった2016年仕様のトヨタTS050。

インタープロトシリーズのマシンも展示。

マシン名はその名もずばり『kuruma』。

インタープロトシリーズと同時開催の競女カップのマシンはKeePerトムスカラー。

日陰になったグランドスタンドで暑さをしのぐ

富士のランチは正直イマイチだが、今回の焼きそばは当たりだった

富士スピードウェイはご存知標高が600m近いため吹く風は心地よく、15時をまわった頃にはグランドスタンドの屋根が1階席にも日陰を作るため、ここで遅い昼食を摂りながら観戦する。

ここは快適だ!

各コーナーではイマイチ把握できないレース展開を、ピエール北川さんの実況とモニタースクリーンで確認する。

また、グランドスタンド最終コーナー側では100R立ち上がりからヘアピンコーナー、300R入り口までも一望できる・・・ん!?

するとピエール北川さんが、

「あー!ZENTの立川選手が100Rでクラッシュ!」

と叫ぶ。

グランドスタンドから望遠レンズを使い確認すると、マシントラブルで100Rを真っ直ぐ行ってバリアにめり込んでいた。

一瞬20年程前、旧コース時代の道上龍選手のクラッシュが脳裏に浮かんだが、立川祐路選手の身体は問題無いらしく一安心した。

しばらくセーフティーカー先導でのレースが行われ、数周後に再スタートが切られた。

トラブルは続く。

今度は私の目の前でGT500のKONDOレーシングが白煙を上げストップ。

場所はピットロード入り口。

急いでヤン・マーデンボロー選手がマシンから降り、消火作業。

そしてコントロールタワー下にいるファイアーマンに向かって、

「早く来い!」

とジェスチャーで伝える。

ファイアーマンは消防車に乗り込みしばし待機する。

そしてコントロールタワーからセーフティーカー導入が発表された後、なんとピットレーンを逆走しピット入り口にいるKONDOレーシングの元へ。

と、その時チームルマンがピットインし、細いピットレーンで消防車とする違う!

あわや正面衝突!

そのシーンを見ていた私は

「危ないっ!」

と声を上げてしまった。

ピットロードを逆走した消防車

スーパーGTはセーフティーカー導入中のピットインを禁止しており、レース中このピットストップのタイミングが審議されたが、各ポストでのセーフティーカーサインがまだ出されていなかったため、このピットストップはお咎め無しになり、結局チームルマンは他のチームに対し約1周のマージンを得ることになり結果優勝を手にした。

消防車はコントロールタワーからのセーフティーカー導入を確認し逆走、チームルマンはマーシャルポストからのセーフティーカーサインが出ていないのを確認しピットインと共にルールは守っているのだろうが、セーフティーカー導入中も燃料給油のため止む無くピットインするチームもあるので、コースの逆走だけはすべきでないと思うのだが・・・。

これからDTMとの交流戦も控え、世界に打って出るスーパーGTだが、この辺りのルールは明確にしてもらいたいと思う。

ただこの逆走事件、私も含めた一部のツイッターでは話題となっていたが、チームルマンのドライバーもインタビューでは語ることがなかったし、J SPORTSでも映像が放映されることが無かったため、大きな話題にはならなかった。

こんな一連の出来事を、1時間半以上グランドスタンドから観戦した。

夕日に輝くマシンを撮りにGRスープラコーナーへ

時刻が17時をまわったため、晴天で夕日に輝くマシンを撮影しようと、レクサスコーナーから名称が変わったGRスープラへ。

こんな感じだが、いかがだろう?

今回の強い西日でドライバーは眩しいだろうが、私たちファンはドライバーの表情がうかがえる。

ピットガレージでは明るく振る舞うジェンソン・バトン選手だが、ドライビング中は当然超マジな表情。

トップ快走中の山下健太選手も2連勝目前で超真剣ドライブ。

元F1ドライバーのカーティケンヤン選手はこの表情。

追い上げる松田次生選手はこんな感じ。

暗くなってきたため、超スローシャッターで流し撮りをしてみる。

日中は日差しが強くNDフィルターのND8を使用してもF値が上がり超スローシャッターを使えなかったが、日が落ち暗くなると、シャッタースピードを極端に下げることができる。

写真では明るく見えるが実際には相当に暗く、夜の撮影はバックのマシンのヘッドライトや街灯が流れて気持ちがいい。

最後はアフターファイヤーをあげるマシン。

撮影に集中していると、突然マシンがスローダウン。

「おいおい、セーフティーカーか?」

と思ったが・・・ 時間制を導入しレースフィニッシュだった。

ということでゴールシーンを見誤り、チームルマンのフィニッシュ後のスローダウンラップを撮影できなかった。

最後に

今回はチームルマンがピット作戦が見事に的中し、前戦タイにつづき2連勝という結果だった。

ただ前戦タイの優勝もあり、ウェイトハンデに加え燃料リストリクターで第3ステージまで絞られていたにもかかわらずレースペースでも良く、ピット作戦だけで優勝できたわけではない。

伝統あるチームルマンが今年強いチームに様変わりし、2019年のスーパーGTチャンピオン最右翼へ躍り出たレースだった。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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奥が深いモータースポーツ撮影の世界
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モータースポーツ撮影歴18年。腕に覚えは全く無いが、知識だけは豊富なワタクシぴぴが、レース撮影について偉そうに解説します。




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モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。 一眼レフデビューは2001年頃、CANON EOS7(フィルム機)。腕に覚えは全くないが、年数だけはそこそこ長い。 【一眼レフ遍歴】 CANON EOS 7 → CANON EOS kiss N → CANON EOS 60D → CANON EOS 7D MarkⅡ → CANON EOS 5D MarkⅣ & SONY α7R Ⅲ 【所有カメラ】 CANON EOS 5D MarkⅣ SONY α7R Ⅲ SONYサイバーショット DSC-RX1R 【所有レンズ】 CANON EF100mm-400mm f/4.5-5.6L IS Ⅱ USM CANON EF70-200mm f/2.8L IS Ⅱ USM CANON EF24mm-70mm f/4L IS USM CANON EF50mm f/1.2L USM CANON EF85mm f/1.4L IS USM SONY FE24-105mm F4 G OSS