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【朗報】2022年カーナンバー1が8年ぶりに復活!

2022年はF1にカーナンバー1が帰ってくる。

2021年シーズン最終アブダビグランプリで、劇的な逆転勝利を収めたマックス・フェルスタッペンは、

「自分にその(カーナンバー1を付ける)権利があるのならば、間違いなく行使する」

タイトル獲得後に語った。

「自分にカーナンバー1をつけられるチャンスが今後もあるかわからないからね。これはチャンピオンのみに許された最高の栄誉だと思っている。間違いなくカーナンバーを1に変えるよ」

と付け加えた。

F1をはじめ、モータースポーツの多くのカテゴリーでは前年のドライバーズチャンピオンがカーナンバー1を付ける。

しかしF1はドライバー固有カーナンバー制になった2014年以降、前年のドライバーズチャンピオンはカーナンバー1だけではなく、自身の固有カーナンバーの選択も可能になった。

2014年以降の、前年ドライバーズチャンピオンのカーナンバーは以下のとおり。

前年チャンピオンカーナンバー
2014S.ベッテル1
2015L.ハミルトン44
2016L.ハミルトン44
2017N.ロズベルグ引退
2018L.ハミルトン44
2019L.ハミルトン44
2020L.ハミルトン44
2021L.ハミルトン44
2022M.フェルスタッペン1

2013年のドライバーズチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは、自身の固有カーナンバーであるカーナンバー5ではなく、カーナンバー1を付けて2014年シーズンを戦った。

しかし翌2014年ドライバーズチャンピオンのルイス・ハミルトンは、自身の固有カーナンバーであるカーナンバー44を付けて参戦し、その後の6回のドライバーズタイトル獲得後も、同じくカーナンバー44を使い続けている。

また2016年ドライバーズチャンピオンのニコ・ロズベルグは、タイトル獲得後に引退したため、2017年は参戦していない。

そのため、今回のマックス・フェルスタッペンの発表は、2014年のセバスチャン・ベッテル以来、8年ぶりにカーナンバー1がF1に戻ってくることになる。

ドライバー固有カーナンバー制導入以来、ハミルトンの44、フェルスタッペンの33、ベッテルの5など、長くF1に参戦するドライバーは数字を見ただけで我々ファンはどのドライバーかわかるほどになった。

毎年変わる可能性があるチーム固有カーナンバー制やコンストラクターズ順位制などと比べると、そんなドライバーとカーナンバーを結びつけるドライバー固有カーナンバー制が私は好きだ。

ただ、カーナンバー1だけは特別。

ディフェンディングチャンピオンが誰なのかを証明する唯一のものが、カーナンバー1なのだ。

もちろんハミルトンのこだわりも、それはそれで尊重したい。

だが、ワールドチャンピオンにはカーナンバー1をつけてもらいたい。

来年のF1にそれが復活することが嬉しくてならない。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。