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【観戦記】2025年スーパーGT富士公式テスト② レーシングマシンは尻がイイ!?2025年GTマシンのリヤデザイン比較!

今回は2025年スーパーGT富士テスト観戦記の続きです。

今回は尻に注目。私、お尻が好きなんです・・・。

尻が好きなんてGoogle様に叱られそうなタイトルですが、あくまでレーシングマシンのリヤデザインのこと。人間ならば尻よりも胸が好きです(完全に怒られる!)。

富士スピードウェイ最大の尻撮影ポイントは、GRスープラコーナー外側で、ここから最終コーナーに向かうマシンのバックショットを撮っていきます。

2025年のスーパーGTでNo.1の美尻はどのマシンなのか?

レースとともにあるフェラーリらしい筋肉質な296のヒップ

フェラーリ296のリヤデザインは、レースとともに繁栄したフェラーリらしく、サラブレッドのような筋肉質な造形です。

速く走るために必要のないものは取り払われ、装着された部品や配置にはすべて意味があるはず。

装飾はレーシングマシンにとって意味をなすものではなく、機能美こそがすべてであると教えてくれているようです。

排熱用のメッシュが無塗装で配置される様は、まさにレーシングマシンのそれ。他のGTマシンとは一線を画す特異なデザインです。

背中からのヒップラインが美しいウラカン

フェラーリのライバルであるランボルギーニのウラカンは、角張っていてボリューム感があるデザインが特徴。

洗練されたフェラーリに対してランボルギーニのGT3マシンは、随所に装飾が加えられていて、会社の成り立ちの違いがよくわかります。

ウラカンのリヤデザインは、ルーフからリヤにかけての流れるような造形と、そこに配置されるルーバーが美しい。

モータースポーツ界では『速いマシンは美しい』という名言がありますが、ランボルギーニのマシンは美しいが遅かった。

しかし昨年それを払拭し、新たな境地に入ります。

強烈なディフューザーデザインが特徴的なAMG GTの尻

一昔前のF1マシンを思い起こす、ド派手なリヤディフューザーを装着しているのは、メルセデスのAMG GT。

ロングノーズが特徴のマシンですが、リヤも強烈なインパクトで私たちファンを魅了します。

カッコいいけど、もちろん見た目重視で取り付けているのではない。

AMG GTといえばコーナーリングマシンですが、その秘密はこのディフューザー。ここから下面の空気を吸い出して強烈なダウンフォースを発生させているのですね。

2023年に2代目のC192が発売された市販車のAMG GTですが、スーパーGTではまだ旧型が大活躍で、今年からアップガレージもこのマシンにスイッチ。

でも、そろそろ新型もみたい。FIA-GT3マシンを開発しているのでしょうか。

上向く尻が色っぽいGRスープラ

GRスープラのリヤはキュッと上がっていて非常に色っぽい。

埼玉トヨペットが製造するワンオフのGT300マシンは、さすがトヨタディーラーだけあり、市販車の魅力がしっかりと再現できており、さらにレーシングマシンらしくリヤフェンダーの力強い張り出しもイイですね。

ただ、制約の多いGT500クラスではその魅力をしっかり再現できていません。

クラシカルなZの尻

こちらはZ NISMO GT500、フェアレディZです。

そんなZのリヤデザインはクラシカルな印象で、アラフィフ世代の私的には青春時代のスポーツカーの定番的デザインです。

近年のコテコテ装飾されたリヤもイイのですが、安心感のあるこんなお尻も好きです。

GT300クラスのフェアレディZもやっぱり安心感のある古き良きお尻です。

ということで、Zは和尻・・・Zは海外で人気のクルマ?

ならば、海外で人気を博した浮絵美人のお尻ということで・・・。

シビックタイプRの特徴3本出しがない!ノーマルシビック風のボテ尻

次はシビックタイプR。

市販車のデザインをよく再現できていますが、何かが足りなく迫力がない・・・。

そう、特徴的なセンター出しの3本出しテールパイプがない。

まあ、レギュレーションでがんじがらめのGT500マシンなので、再現ができないのでしょうが、これじゃタイプRではなく、フツーのシビックじゃん。

ワイドフェンダーに多少の迫力はあるものの、リヤビューは4ドアセダン・・・。

垂れ下がったおばさんのボテ尻だね。

誰もがGT-Rとわかるアイコン的な尻

丸目のリヤコンビネーションランプはGT-Rの証。クルマ好きじゃなくてもわかるGT-Rのアイコンです。

ボリューミーなリヤは、セダンという羊の皮を被ったスカイラインの派生車種が由来だから。でも登場から年月が経ち、少し古さが感じられるようになってきました。

そろそろR36型の登場を期待したいところ。

GT500クラスで勝ちまくるGT-Rの登場が待たれます。

スマートでエレガントなヴァンテージのヒップ

スーパーGTに昨年4年ぶりに復活したイギリスの高級スポーツカーブランド、アストンマーティンのヴァンテージ。

そのリヤスタイルはスマートでエレガントな英国紳士のような、上質な雰囲気があります。

中央部が盛り上がったトランクの形状と、それに合わせた切長のテールライトが特に美しいですね。

肥大化したぽっちゃりお尻のLC500

レクサスLC500といえばスマートで洗練されたイメージですが、aprが開発したこちらのLCはというと・・・ボテーっとしてない??

GT300規定(旧JAF-GT規定)のため開発がある程度自由に行えるので、羽根を付けたり穴を開けたり。トランクの上面も相当低いし、もう市販車の雰囲気が台無し。

でも、個人的には少しずつ変化するGT300規定のマシンは大好き。

日本のコンストラクターの火を消さないよう、今後も頑張って欲しいんですよね。

鍛え抜かれたBRZの尻

日本のコンストラクターといえば、スバリストの雄、R&DスポーツのBRZも。

このマシンの張り出したリヤディフューザーを見ると、短いリヤオーバーハングで懸命にダウンフォースを稼ごうとしている様子が伺い知れます。

異母兄弟とは鍛え方が違うGR86の尻

こちらGR86は先に紹介したLC500と同じaprの作品。

市販車のGR86とBRZは兄弟車でボディの金型は同じなのですが、スーパーGTマシンでは製造元が違うため、形状の違いを見比べるのが面白いですね。

足腰しっかりRC Fの尻

こちらはFIA-GT3規定のマシン、レクサスRC Fのリヤ。

車幅を大胆に使った大柄なリヤディフューザーで迫力ありますね。

長距離ランナー911は抜群のプロポーションで安産型のヒップ

最後は今年4年ぶりにスーパーGTに復帰したポルシェ911。

911といえばエンジンをリヤに搭載するRRレイアウトが特徴で、ヒップラインが特に印象的な車両ですが、残念ながら後ろからの写真を撮ることができませんでした。

一番特徴のあるマシンだけに無念・・・。

911といえばサイドにガバッと張り出した丸みを帯びたリヤフェンダーが特徴。そしてルーフ幅の狭いルーフが後方までなだらかにスラントしていて、スーパーGT随一のプロポーションです。

そして近年のポルシェの市販車と同様に、このFIA-GT3車両も横一文字の細いリヤコンビネーションランプが装着され、シャープな印象を受けます。

やっぱり911はケツが最高に素敵ですね。

ということで、2025年のスーパーGTマシンのお尻を見ていたら午前中の走行が終了したので、今回は以上とします。

次のページでは昼休みを利用して富士スピードウェイのある場所に行ってみた様子を書いていますので、興味のある方は下のバナーからお付き合いください。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。