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【祝ハースF1が富士を走る!】ほぼ最新F1マシンの富士スピードウェイラップタイム予測

トヨタF1復帰!?と、記事が躍るほど、最近トヨタがF1に近づいています。特に小松の親分率いるハースにグイグイと。

ハースにTGR-Eの風洞を使わせたり、トヨタドライバーとしてWECに参戦する平川亮選手をリザーブドライバーとして採用したり。

今回富士を走るハースVF-23
2023年F1日本GPにて

で、ついにトヨタが所有する富士スピードウェイにハースのマシンを持って来させて、旧型車テストをやっちゃいます。

なーんだ旧型車なのか、って思いました? いや、2023年型のほぼ最新型です。

ところでなぜ最新型マシンでテストをしないのかというと、今回の富士のようなプライベートテストは2年落ちのマシンしか使用できないようレギュレーションで規定されているから。

まあ、F1は2022年にレギュレーションがガラチェンして以来、大きな変更が無いため、今回走行するマシンはほぼほぼ最新型と変わらない性能。

富士スピードウェイが日本グランプリを開催したのは2008年が最後で、あれ以来のF1マシンのホンキの富士を走るほぼ最新のF1マシンが、どんなタイムを叩き出すのか、楽しみで楽しみで。

待てないので予測します。ラップタイムを。

で、2007年は予選も決勝も雨だったので参考にならないため、週末完全ドライで行われた2008年のポールポジションタイムはというと、当時新人だったマクラーレンのルイス・ハミルトン選手が記録した1分18秒404。ファステストラップはフェラーリのフェリペ・マッサ選手の1分18秒426です。
※当時の予選Q3はスタート時の燃料を搭載してのアタック コースレコードは予選Q2の1分17秒287(フェリペ・マッサ)

2008年F1ラップレコード
  • ポールポジション:1分18秒404(L.ハミルトン)
  • ファステスト:1分18秒426(F.マッサ)

あれ、意外に遅い?

そう、先日行われたスーパーフォーミュラ第7戦で坪井翔選手が出したポールポジションタイムは1分22秒940。さらにスーパーフォーミュラの富士でのコースレコードは、2020年に野尻智紀選手が出した1分19秒972と、17年前のF1と近年のスーパーフォーミュラのタイムは意外に近いんです。

それでは今回富士で走行するハースのラップタイムを予測してみましょう。

富士スピードウェイは2008年からコースレイアウトがほぼ変更ありません。

同じく2008年から変更がないコースはというと、ベルギーグランプリの舞台であるスパ・フランコルシャン、カナダグランプリのジル・ヴィルヌーヴサーキット、ハンガリーグランプリのハンガロリンク、イタリアグランプリのモンツァサーキット、サンパウログランプリ(2008年当時はブラジルGP)のインテルラゴスサーキット、モナコグランプリのモンテカルロ市街地コースなど。

ただ、カナダグランプリは2023年の予選が雨、モンツァサーキットは2008年が雨のため比較ができないので、スパ・フランコルシャン、ハンガロリンク、インテルラゴスサーキット、モンテカルロ市街地コースの4つのサーキットをもとに、2008年と今回のハースのマシンが現役だった2023年のポールポジションタイムとフェステストラップタイプを比べてみます。

2008年→2023年

スパ・フランコルシャン(2008年→2023年)

  • ポールポジション:1分47秒338 → 1分46秒168(98.9%)
  • ファステスト:1分47秒930 → 1分47秒305(99.4%)

ハンガロリンク(2008年→2023年)

  • ポールポジション:1分20秒889 → 1分16秒609(92.2%)
  • ファステスト:1分21秒195 → 1分20秒504(99.1%)

インテルラゴスサーキット(2008年→2023年)

  • ポールポジション:1分12秒368 → 1分10秒727(97.7%)
  • ファステスト:1分13秒736 → 1分12秒486(98.3%)

モンテカルロ市街地コース(2008年→2023年)

  • ポールポジション:1分15秒787 → 1分11秒365(94.1%)
  • ファステスト:1分16秒689 → 1分15秒650(98.6%)

これらの4つのグランプリのポールポジションとファステストの平均上昇率は97.2%。うーん、意外にもラップタイムの上昇が少ないですね。企画倒れ・・・かも。

強引に続けます・・・。

おそらく今回のテストでは予選を想定した一発のタイムは行わないはずなので、2008年のファステストラップ1分18秒426を参考にしてみます。

1分18秒426(2008年) × 97.2% = 1分16秒230

ただ旧型マシンのプライベートテストではコントロールタイヤを履くので2秒ほど落ちそう。

そしてマシンはレッドブルやマクラーレンなどのトップマシンではなく、2023年はコンストラクター最下位のハースなので1秒以上落ちる。

真夏ということで路面温度が高いのもラップタイムにはかなり影響するだろう。

さらに今回のドライバーはグランプリドライバーではなく、リザーブの平川亮選手とF1マシンに初めて乗る坪井翔選手。

ということで、1分20秒台を切れば御の字か。

ということで、今回のラップタイムは、スーパーフォーミュラの富士でのレコードタイム1分19秒972をギリギリ切る1分19秒800、と予想するが、果たして・・・。

富士ラップタイム予想

1分19秒800

まあ、ほぼ最新のF1マシンが富士スピードウェイを走行とこ、国内最強の坪井翔選手がドライブするとこが今回の見どころなので、ラップタイムは二の次ということで・・・(企画倒れ)。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。