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セルモの歴代GT500マシン ドライバー タイトルスポンサー タイヤ 成績一覧(1995-2024)

2013年

38号車
写真提供:Mさん
  • ドライバー:立川祐路/平手晃平
  • マシン:SC430
  • タイトルスポンサー:ZENT
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:1位
  • チームズランキング:1位

2013年のセルモのドライバーラインナップは3年連続で同じ。チーム在籍15年目の立川祐路選手とチーム3年目の平手晃平選手です。

2006年から長きにわたりレクサス勢のマシンとして使用してきたSC430もこの年が最後。2013年シーズンのセルモのマシンは、ZENTらしい真っ赤なカラーリングが施されています。

成績は第2戦の富士で2位に入るも、その後はウエイトハンデ(現サクセスウエイト)の影響で3戦連続で入賞を逃します。

その後ライバル勢もウエイトに苦しめられた第6戦富士でシーズン初優勝を決めると、第7戦オートポリスで連続表彰台(2位)に入り、最終戦でも3位表彰台を獲得。終盤3戦ですべて表彰台を獲得する活躍を見せ、逆転でシリーズチャンピオンに輝きました。

2005年の80型スープラ最終年(一部チームは翌年も使用)に続き、SC430最終年でもチャンピオンを獲得する偉業を達成しました。

2014年

1号車
出典:https://toyotagazooracing.com/archive/ms/jp/gt/2014-team-driver.html
  • ドライバー:立川祐路/平手晃平
  • マシン:RC F
  • タイトルスポンサー:ZENT
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:8位
  • チームズランキング:7位

DTMと車両規定を統一しマシンが大きく様変わりした2014年シーズン、レクサス勢は新型車のレクサスRC Fを投入。

前年チャンピオンのセルモはカーナンバー1を付けての参戦でした。

ドライバーコンビは、チーム在籍16年目の立川祐路選手と4年目の平手晃平選手。

連覇を狙うセルモは第2戦富士で2位表彰台を獲得すると、第4戦SUGOでシーズン初勝利を記録します。しかしその他のレースでは入賞圏外に終わり、浮き沈みの多いシーズンで結果はドライバーズランキング8位。厳しい成績に終わりました。

2015年

38号車
2015年スーパーGT第2戦にて
  • ドライバー:立川祐路/石浦宏明
  • マシン:RC F
  • タイトルスポンサー:ZENT
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:4位
  • チームズランキング:5位

平手晃平選手が古巣のサードに移籍し、入れ替わる形で石浦宏明選手がサードから加入した2015年シーズン。

前年は安定感に欠けたシーズンでしたが、この年は3度の表彰台と6度の入賞を記録。優勝こそできませんでしたが、安定したシーズンを送りドライバーズランキング4位に上昇しました。

2016年

38号車
2016年スーパーGT第2戦にて
  • ドライバー:立川祐路/石浦宏明
  • マシン:RC F
  • タイトルスポンサー:ZENT
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:6位
  • チームズランキング:6位

2016年も立川祐路選手と石浦宏明選手のコンビ。立川選手はチーム在籍18年目になります。

RC F最終年となる2016年シーズンのセルモはレッドベースのカラーリングでしたが、イエローのラインでやや印象が変わりました。

成績は第4戦のSUGOで3位表彰台を獲得すると、第6戦鈴鹿で2年ぶりの勝利を記録しますが、終盤3戦で失速してシリーズランキングは前年を下回る6位という結果でした。

2017年

38号車
2017年スーパーGT第2戦にて
  • ドライバー:立川祐路/石浦宏明
  • マシン:LC500
  • タイトルスポンサー:ZENT
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:4位
  • チームズランキング:4位

レクサス勢はこの2017年シーズンからLC500を投入。この年のカラーリングは鮮やかなメタリックレッドを採用し、非常に目立っていました。

LC500はシーズン当初から他のメーカーを圧倒するパフォーマンスを見せ、なんと開幕4連勝を記録。セルモも第2戦の富士で優勝します。その後も第5戦の2度目の富士と最終戦のもてぎで3位表彰台を獲得。結局前年の6位から2ランクアップし、第4位でシーズンを終えました。

シーズン終了を以て2010年から8年間監督を務めた高木虎之介さんが勇退しています。

2018年

38号車
2018年スーパーGT第2戦にて
  • ドライバー:立川祐路/石浦宏明
  • マシン:LC500
  • タイトルスポンサー:ZENT
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:4位
  • チームズランキング:4位

セルモは2018年も立川祐路選手と石浦宏明選手のドライバーラインナップ。石浦選手はチーム在籍4年目、そして立川選手はこの年驚異のチーム在籍20周年を迎えました。同一ドライバーの最長在籍記録はスーパーGTはもちろんのこと、世界のモータースポーツカテゴリーの中でも最長だと思われます。

そんな立川選手にとって記念すべき2018年シーズンは、残念ながら勝利を上げることはできませんでしたが、ベテランコンビの安定はさすが。全8戦すべてのレースで入賞してシリーズランキングは前年と同じ4位でした。

ちなみにブリヂストンのモータースポーツ部長を歴任し、その後フェラーリF1チームにも在籍した浜島裕英さんが、2018年シーズンの総監督を勤めています。

次のページでは2019年以降のセルモを紹介します

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。