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セルモの歴代GT500マシン ドライバー タイトルスポンサー タイヤ 成績一覧(1995-2024)

2019年

38号車
2019年スーパーGT第5戦にて
  • ドライバー:立川祐路/石浦宏明
  • マシン:LC500
  • タイトルスポンサー:ZENT
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:4位
  • チームズランキング:4位

2019年シーズンもセルモは立川祐路選手と石浦宏明選手のコンビ。ちなみに石浦選手はこの年の2月にセルモの取締役に就任しています。そして総監督には立川祐路選手が着任。ドライバー2人がチームの主要ポストにも着きました。

そんなセルモの2019年の成績は3年連続のランキング4位。得意の第2戦富士で2年ぶりの勝利を記録しましたが、その他のレースでは表彰台に上がることができず、同じレクサス勢のチームルマンとトムス37号車に大きくポイント差を広げられたシーズンでした。

そしてこの年を最後に3年間使用したLC500での参戦は終了しました。

2020年

38号車
2020年スーパーGT第5戦にて
  • ドライバー:立川祐路/石浦宏明
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:ZENT
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:10位
  • チームズランキング:9位

コロナ禍でシーズン開幕が7月にずれ込んだ2020年シーズン。トヨタ勢はGRスープラにマシンをチェンジします。

そんなGRスープラ元年のセルモは、実質80型スープラ最終年にチャンピオンを獲得した2005年シーズンを彷彿させるレッドとシルバーの左右非対称のカラーリング(2005年はレッドとシルバーが逆)に変身しました。

コロナの影響でこの年はセルモ、そして立川祐路選手が得意な富士スピードウェイで4回も開催されましたが成績は振るわず、第4戦もてぎ戦が唯一の表彰台(2位)となり、ドライバーズランキングは10位に終わりました。

2021年

38号車
2021年スーパーGT最終戦にて
  • ドライバー:立川祐路/石浦宏明
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:ZENT
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:12位
  • チームズランキング:12位

セルモのドライバーラインナップは2021年もチーム在籍23年目の立川祐路選手と7年目の石浦宏明選手で変わらず。

成績は第6戦オートポリスでの2位が最高位で、その他のレースでは表彰台を獲得できず、ランキング12位とこの年も前年に引き続き低調でした。

2022年

38号車
2022年スーパーGT富士公式テストにて
  • ドライバー:立川祐路/石浦宏明
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:ZENT
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:13位
  • チームズランキング:14位

2022年もドライバーは立川祐路選手と石浦宏明選手のコンビ。

この年のセルモはさらに成績を落とし、表彰台すらも獲得できない状態に。2度のリタイヤも響きドライバーズランキングは13位に低迷してしまいました。

2020年のGRスープラ投入以来一度も勝利を経験していない名門セルモ。厳しい戦いが続きます。

2023年

38号車
出典:https://cerumo.co.jp/
  • ドライバー:立川祐路/石浦宏明
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:ZENT
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:13位
  • チームズランキング:12位

セルモのドライバーラインナップは2023年も立川祐路選手と石浦宏明選手のコンビ。立川祐路選手は2023年でチーム在籍25周年。なんと四半世紀をセルモから参戦しています。

その立川祐路選手はシーズン中にこの年を最後に引退を発表。このシーズンが最終年となります。

タイトルスポンサーのZENTは2005年から19年目。タイヤは1995年のGT参戦以来、一貫してブリヂストンを履き続けています。

近年は低迷が続くセルモですが、2019年以来の勝利を上げることができるのか、ファンは古豪復活を期待していますが、この年も低迷。

最高位5位と2年連続して表彰台すら上がることができず、立川祐路選手はこの年を以てレーシングドライバーを引退しました。

2024年

38号車
2024年スーパーGT富士公式テストにて
  • ドライバー:石浦宏明/大湯都史樹
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:KeePer
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:
  • チームズランキング:

2024年のセルモは前年引退した立川祐路選手が監督に就任し、ホンダからトヨタに移籍した大湯都史樹選手が加入。チーム在籍10年目となる石浦宏明選手とコンビを組みます。

そしてタイトルスポンサーは長年勤めたZENTに替わりコーティングで有名なKeePerになり、マシンのカラーリングはレッドからブルーに大きく様変わりしました。

まとめ

今回はスーパーGTに参戦するトヨタ系GT500チーム、セルモの参戦の歴史を辿ってみましたが、まとめると以下の通りです。

ドライバーマシンタイトル
スポンサー
タイヤドライバー
順位
チーム
順位
1995E.コマススープラBS19位12位
1996E.コマス
光貞秀俊→
竹内浩典
スープラカストロールBS3位2位
1997竹内浩典
金石勝智
スープラカストロールBS10位1位
1998竹内浩典
野田英樹
スープラFKマッシモBS11位9位
1999木下隆之
近藤真彦
スープラcdmaOneBS18位11位
1999竹内浩典
立川祐路
スープラFKマッシモBS14位8位
2000木下隆之
近藤真彦
スープラcdmaOneBS15位11位
2000竹内浩典
立川祐路
スープラKマッシモBS5位5位
2001片山右京
近藤真彦
スープラゼンリンBS24位3位
2001竹内浩典
立川祐路
スープラauBS1位3位
2002竹内浩典
立川祐路
スープラauBS3位4位
2002片山右京→
下田隼成
近藤真彦
スープラBS21位4位
2003竹内浩典
立川祐路
スープラauBS9位7位
2004立川祐路
荒聖治
スープラauBS5位6位
2005立川祐路
高木虎之介
スープラZENTBS1位4位
2006立川祐路
高木虎之介
SC430ZENTBS5位7位
2007立川祐路
高木虎之介
SC430ZENTBS7位7位
2008立川祐路
R.ライアン
SC430ZENTBS2位2位
2009立川祐路
R.ライアン
SC430ZENTBS10位9位
2010立川祐路
R.ライアン
SC430ZENTBS9位9位
2011立川祐路
平手晃平
SC430ZENTBS6位6位
2012立川祐路
平手晃平
SC430ZENTBS2位2位
2013立川祐路
平手晃平
SC430ZENTBS1位1位
2014立川祐路
平手晃平
RC FZENTBS8位7位
2015立川祐路
石浦宏明
RC FZENTBS4位5位
2016立川祐路
石浦宏明
RC FZENTBS6位6位
2017立川祐路
石浦宏明
LC500ZENTBS4位4位
2018立川祐路
石浦宏明
LC500ZENTBS4位4位
2019立川祐路
石浦宏明
LC500ZENTBS4位4位
2020立川祐路
石浦宏明
GRスープラZENTBS10位9位
2021立川祐路
石浦宏明
GRスープラZENTBS12位12位
2022立川祐路
石浦宏明
GRスープラZENTBS13位14位
2023立川祐路
石浦宏明
GRスープラZENTBS13位12位
2024石浦宏明
大湯都史樹
GRスープラKeePerBS

セルモは立川祐路選手(チーム在籍25年)や石浦宏明選手(2024年現在チーム在籍10年)、竹内浩典選手(チーム在籍8年)など、他のチームに比べるとドライバーが長く在籍し、タイトルスポンサーは2005年以来ZENTがサポート(2023年で終了)。

タイヤも1995年の参戦以来一貫してブリヂストンを履いており、今回振り返ってみてあらためてチーム体制が安定しているなあと思いました。

そんなセルモはドライバーズタイトルを3度獲得しており、これはトヨタ勢の中ではトムスに次ぐ2番目の成績で、これも安定したチーム体制の賜物だと考えられます。

2020年のGRスープラ導入以来は厳しいシーズンが続いているセルモですが、スーパーGTの中でも特に人気の高い同チームが、ふたたび上位で戦うことを多くのファンは待ち望んでいます。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

GT500チームの歴史

スーパーGT GT500クラスに参戦する他のチームの歴史についても書いていますので、興味のある方はどうぞ!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。