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【有名鉄道撮影地巡り】冬の富士山をバックに特急ふじさん号を撮る!(御殿場線 御殿場-足柄)

いつものように早朝ランニングに出かけると本日は雲ひとつない晴天。我が静岡市からも富士山がよく見えます。やっぱり富士山は雪を蓄えた冬場が一番雄大に見えます。

よし、今日は富士山をバックに鉄道を撮ろう。

富士山バックの鉄道撮影スポットは数多くありますが、その中で今回行こうと決めたのが御殿場線。

富士山から飛び出してくるように列車がやってくるのですが、以前訪れた時は夏だったため肝心の富士に雪がない!

今回はこの地でリベンジ。1日3本しか来ない特急ふじさん号を狙います。

本日の撮影地

それでは本日の撮影地、富士山バックに特急ふじさん号を撮影できる御殿場線のスポットを紹介します。

鉄道で現地入りする場合、最寄駅は御殿場線の御殿場駅になります。

駅から北東方向に歩き1.8km22分ほど、狩屋踏切のすぐ脇が撮影地です。

線路を挟んだすぐそばにはパレットごてんばという公共のグラウンドがあるため、それを目当てにするとよいでしょう。

パレットごてんばには広い駐車場がありますが、グラウンド使用者のための駐車場なので、クルマではなく公共交通機関を使って現地する方が無難だと思います。

撮影場所はご覧のとおり公道からの撮影になります。

クルマ通りの多くない道ですが、交通の妨げにならぬよう三脚は白線の内側に収まるように。もちろん田んぼの中にも三脚の脚が入らないように気をつけましょう。

富士山バックの撮影は盛大に雪が積もる冬が最適

こちらは一昨年の7月に撮影した特急ふじさん号の写真。夏らしい青々とした草木が良いのですが、線路側の雑草の背が高く列車を覆ってしまっています。

さらに肝心の富士山に雪がなくちょっと残念!

そして本日2月下旬の現地がこちら。

現地の方に聞いたところによると数日前に御殿場市街にも雪が積もったらしく、富士山の雪の状態は万全。いや、ちょっと多すぎなくらい??

線路側の雑草もしっかり枯れていて列車が覆われることも無さそう(見えている雑草は線路の向こう側)。

空気もカラッと澄んでいて、やっぱり富士山バックの撮影は冬場が絵になりますね。

下りふじさん号や普通列車で画角を調整

それでは本命の上り(新宿行き)特急ふじさん号を前に、他の列車で画角を調整していきます。

まずは下りの特急ふじさん号。一昨年の7月に撮ったのとほぼ同じ画角。悪くはありませんが、富士山を真ん中に置き、列車よりも富士山が主題になっている感があります。

ちなみにこの列車がこの先の御殿場駅で折り返し、上りの特急ふじさん号として数十分後にやってきます。いい写真撮らせてね!

こちらはもっと望遠側(135mm)に振ってみましたが、さらに富士山が強調され列車は副題になってしまいました。

また前回7月に撮影した時は早朝8時台の撮影だったため列車の前面が順光でしたが、今回は12時台で前面が陰ってしまっています。

ということで陽が当たっている列車の側面を強調すべく、少し線路から離れてみます。さらに標準レンズ(RF24-105mm F4L IS USM)に替えて、富士山を左に寄せてみたところ・・・

よし、良い感じ!

今回はこの画角でいってみましょう!

富士山をバックに上り特急ふじさん号を撮る!

待つこと十数分。遠くから踏切の音が聞こえます。すかさず隣にいた撮り鉄さんが「よし、来るぞー」と叫びました。

我々三脚を構えたカメラマンが居並んでいることに何か特別な列車が来ると気づいたのでしょう。周囲を見ると、10人ほどの方が線路にスマートフォンを向けています。

狩屋踏切の警報音も鳴り響き、まもなく本日の主役が登場します。

明るいメタリックブルーの車体が見えてきました。幸いなことに線路の側道にも人やクルマがおらず、絶好のタイミングです。

背景の富士山と特急ふじさん号の両方が主題なので、遠く離れた富士山にもピントを合わせるためにF8.0まで絞りシャッタースピードを1/1250まで遅くしましたが、この列車のスピードならば大丈夫でしょう。

さあ、連写スタートだっ!行けー、我がEOS R5!!

雪がどっさりと積もった富士山に輝くライトブルーの車体・・・完璧だ・・・(いつもの自己満です、許してください)。

今回の撮影機材

最後に今回の撮影で使用したカメラ機材を紹介します。

今回のカメラ機材
  • カメラ:キヤノンEOS R5・リコーGRⅢ
  • レンズ:キヤノンRF24-105 F4L IS USM・キヤノンRF100-500mm F4.5-7.1L IS USM

カメラはいつもと同じキヤノンの万能機、EOS R5です。

メカシャッター秒間12コマの連写スピードは申し分なく、この区間の列車スピードならば問題なく理想の位置に列車が来ます。

またEOS R5は有効画素数が4500万画素もあるので、かなり心強い。

今回のメインの写真はトリミングしていませんが、EOS R5ならばこのように大きく切り取っても問題ありません。

レンズは当初キヤノンキヤノンRF100-500mm F4.5-7.1L IS USMを使用しましたが、100mm以下の焦点距離が必要だったためメインの写真ではキヤノンRF24-105 F4L IS USMに付け替えました。

いずれのレンズも新しいRFレンズなので描写性能、オートフォーカススピードともにまったく問題ありませんでした。

また列車撮影以外ではリコーGRⅢで撮影しました。2023年1月のアップデートにて採用されたイメージコントロールのネガフィルム調を使ってみましたが、なかなか懐かしい雰囲気が出ていていい感じでしょ?

最後に

今回は御殿場線の狩屋踏切脇の撮影スポットで、雪を蓄えた富士山をバックに特急ふじさん号を撮影してみました。

この場所で撮影するのは2度目ですが、以前は夏真っ盛りの7月。今回は逆に冬真っ盛りの2月ということで富士山の表情が一変して、かなり良い写真が撮れたと個人的には満足しています。

ただ12時台だったため前面に陽が回らなかったのが少々の心残りです。

またチャンスがあれば冬の8時台に特急ふじさん号の1番列車を撮影してみたいと思います。

ということで今回は以上。他にも有名鉄道撮影地を紹介する記事をたくさん書いているので、興味のある方は下記のリンクからご覧ください。

https://motorsport-photography.net/category/railway/

では、最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。