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40年ぶりに『日本平動物園』へ行ったらおひとり様でも十分に楽しめた!

動物は見ると癒されるし人並みに関心はあるが、子供のいない私にとって動物園に行こうという気持ちは今まで思ったことがなかった。

しかし昨年キヤノンEOS R5を購入し、新たに装備された動物AFを使ってみたくなり、40年ぶりに静岡県最大の動物園である日本平動物園へ撮影に行ってきた。

日本平動物園とは?

日本平動物園は静岡市駿河区にある静岡市所有の動物園。

1965年に静岡市80周年を記念して構想が発表され1969年に開園した静岡県最大の動物園で、2005年に二本の足で直立するレッサーパンダの風太が話題になったが、当園がその生誕の動物園になる。

開園から44年目の2013年に全面リニューアルをしてグランドオープンをしている。

私は40年ほど前の幼少期以来の入園になるので、リニューアルした日本平動物園ははじめてで、どのように変化したか非常に楽しみだ。

出来事
1965年静岡市政80周年記念事業として動物園建設構想を発表
1969年日本平動物園開園 ベンガルトラ・ヒョウ・ピューマ・ボウシテナガザル・マサイキリンの飼育開始
1970年アジアゾウ来園
1974年アメリカオシ・ハイイロキツネザルの繁殖に国内ではじめて成功する
1975年資料館完成 国内で初めてキンカジュー・アカガシラエボシドリの繁殖に成功
1976年国内で初めてミーアキャット・シロガオオマキザル・パラグアイカイマンの繁殖に成功
1977年国内で初めてオグロワラビー・アオエリヤケイの繁殖に成功
1980年レッサーパンダ飼育開始
1981年国内で初めてキンバトの繁殖に成功
1982年国内で初めてマサイキリンの人工保育に成功
1983年熱帯鳥類館、夜行性動物館が完成
1985年国内で初めてベンガルヤマネコ・ルーセットオオコウモリの繁殖に成功
1988年国内で初めてツチブタ・ヒイロニシキヘビの繁殖に成功
1992年国内で初めてオオハナインコの繁殖に成功
1994年パプアニューギニアからブチクスクス来園
1997年入園者1300万人達成
2002年国内で初めてサイチョウの繁殖に成功
2003年レッサーパンダ「風太」誕生
2010年「猛獣館299」オープン
2013年全面改修しリニューアルグランドオープン
日本平動物園の歴史

日本平動物園のメインはレッサーパンダ

昨年からのコロナ禍で、おひとりさまが世間でもある程度容認されるようになったため、昨年購入したキヤノンEOS R5に搭載される動物AFを試しに動物園に行きたいと思っていたが、週末や祭日では混雑からコロナが怖い。

ということで、たまの平日休みを利用して、日本平動物園に訪れてみた。

メインゲートをくぐって、まずはじめに目に飛び込んできたのがマスコットキャラクターのレッパーくんとこの建物。

そう、ここは前述した『風太くん』で人気者になったレッサーパンダがいる場所。

あれっ?

私の40年前の記憶を呼び起こすと、たしかここはフラミンゴが居たはず。

そうか、2013年の全面リニューアルで、日本平動物園のメインキャラは、フラミンゴからレッサーパンダに移行したのね。

中に入ってみると、

さっそく愛嬌ある顔をしたレッサーパンダが来場者を虜にしている。

たしかに綺麗なフラミンゴよりも日本人は可愛らしい動物の方が好きだよね。

レッサーパンダは当初パンダという名前だったが、ジャイアントパンダが発見されてからは小さい方のパンダという意味でレッサーが付いたとされている。

何度も言うが、この笹を食べる姿がなんとも可愛らしい。

サル目ヒト科!?

中型のサル類が公開されている場所は、檻の目が細かくなかなかサルにピントが合従せず、マニュアルフォーカスで対応するも、当然檻に近づけないためうまく消せない。

サル類のヒトも公開されていたが、別に珍しい動物ではないため、動物園で扱わなくても良い気がするが・・・。

オラウータン舎ではメスが手ぬぐいを頭にかけている!

厩務員がイタズラで頭の上に乗っけているのでは、と思ったが、その手ぬぐいが少しズレるとあらためて自らの手で掛け直しており、人間のサル真似をしているようだ。

そして下に引いてある毛布も、自ら折りたたんで敷き直している。

コイツらほぼヒトだな・・・。

猛獣館299でホッキョクグマの迫力に圧倒される

次は、大型猛獣が居る猛獣館299という建物に入る。

ちなみに299とは肉球から・・・って、もう少し名前のセンスなんとかならんのか。

入館するとホッキョクグマの水浴びに仰天する!

この下からのアングルで、何度も繰り返しサービスをするホッキョクグマ!

これを、ザッブーンザッブーンとやっており、2時間後再度訪れた際もまだやっていた。

この体力でブン殴られたらひとたまりもない・・・な。

少しだけ休憩中の彼を見つけたのですかさずカメラを向けると視線をもらったが、頬はこけかなり疲れが見える表情。

だがこの後も来場者にサービスをつづけるのであった。

ちなみにもう一頭のホッキョクグマは、身体は使わずに可愛さで勝負しているようだった。

トラは狭い檻に入れられて少々元気がない様子で、目の前にある生肉も眺めているだけだった。

そしてトラの展示場の横には、

メスライオンがあくびをしてる。

完全に平和ボケだな・・・。

次の部屋には、突然オスライオン様が、勇ましいタテガミをたくわえてで現れた!

ちょっとこいつやばい顔だなあ、と私の直感で思ったのだが、このオスライオンの前で小さなお子さんを抱っこしたお母さんが、

「写真撮るよー」

ってニコニコしながら大きな声をあげてライオンに背を向けながらキャピキャピしてるのを見て、滑稽で仕方がなかった。

ライオンとの距離50cmで背を向けるヒト・・・、

「あんた完全に喰われてるよ」

コロナ禍でも平和な日本に、少しほっこりした猛獣館だった。

追記
ちなみにこのオスライオンのギルだが、ちょうど1ヶ月前にメスライオンのマッチの顎部を噛み、監視員の対処も虚しく20分間そのマッチを放さずに死亡させてしまったとのこと。どおりで彼の眼がもの悲しく見えたのか・・・。
日本平動物園のブログより

動物園で人気のデカいヤツら

猛獣館の次は、動物園では定番のゾウさん。

幼稚園児の団体さんがいる中、レンズを向けるのは少々気が引けたが、この動物を撮影しなくては動物園に来た意味がない。

いやはや、この世のものとは思えないまん丸い図体が、優雅に歩く姿はなかなか迫力がある。

となりにはキリンさんで、この前で園児が記念写真しており、その隅でおっさんは恥ずかしながらの撮影だった・・・。

その他、大型動物ではサイが印象に残った。

こんな不恰好な動物がホントに自然にいるのだろうかと不思議に思う・・・。

顔かそれともツノが重いのか、ずっと地面に口を擦り付けながら歩いている。

こいつは頭を上げることがあるのだろうか・・・。

不思議な格好の動物といえば、サイの隣にこんなヤツがいた。

なぜこんな塗り分けになったのか、なぜこんな間抜けな顔になったのか・・・。

レストランで昼食

正午を過ぎお腹が空いてきたので園内にあるレストランに入る。

レストラン内は天井が高くコロナ対策も充実していたので、ある程度安心できる。

メニューはライスにシロクマが模られたカレーライスをはじめ、ラーメンやかつ丼など、子供が好きなメニューがずらりとかなり充実していた。

ブログ的にシロクマカレーを注文しようとも考えたが、さすがにおじさんがそれを食べる姿はかなりシュールなため、カツカレーと唐揚げを発注。

子供向の甘口味付けでおじさんでも美味しくいただいたが、周りはほぼ小さなお子さんがいる家族連れで、あのおじさんひとりなの?と思われたのか、何人かのお父さんが不思議にこちらを見ていて少々恥ずかしかった。

大きなレンズを持って動物を撮影しているときは園内でも多少馴染めていたが、やはりレンズを置くとこうなるよね・・・。

やっぱりカピパラは温泉に入る

昼食を終え目の前のふれあい動物園というエリアに行くと、『本日は温泉♨︎』!?

へっ?なにこの光景!?カピパラ?

絵になるなあ〜。

彼らは一列に並び、微動だに動かずに目を遅めて気持ち良さそうに温泉を堪能している。

こんな光景は漫画などでは見たことがあるが、カピパラは本当に温泉が好きなんだね。

温泉を知り尽くしたジジイのような堂々とした入りっぷり・・・。

見ている私も、つい裸になって一緒に入りたくなってしまった。

ペンギン歩くの下手すぎ!

陸地にいる時のペンギンは、本当に歩くのが下手だった。

これだけ頻繁に歩くのに、なぜに進化の過程で上手に歩くようにならなかったのか、不思議に感じる。

突っかかりながら、ギリギリで歩行して、

水に足を掬われる・・・。

だが、水中に入ると魚のごとくすごいスピードで回遊するそのギャップが萌えるのか。

ペンギンの両方の姿を楽しめるこの施設は見応えがある。

フライングドームにはかつての主役フラミンゴ

国内最大級の鳥かごであるフライングドームは、現在鳥インフルエンザ対策のため非公開だった。

しかしゲージの外からでも多くの鳥が確認できる。

ペリカンや、

かつて日本平動物園の主役だったフラミンゴ、

そして・・・間抜けヅラしたお前はダレだ??

最後に

ということで、今回は40年ぶりに日本平動物園に行ってみた。

レッサーパンダやペンギン、カピパラに癒され、オラウータンの優秀さに感心し、ホッキョクグマやライオンの迫力に圧倒され、家族連ればかりの中ひとりで撮影するのにはかなり違和感があったが、その目を気にしなければおじさんでも十分に楽しめる場所だった。

小さなお子さんがいる家族はもちろんのことだが、コロナ禍の平日ならば驚くほど空いているので、おひとり様もお勧めしたい。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。