人気記事:『ミニカーで振り返るF1マシン』シリーズ

【観戦記】2022年スーパーGT富士公式テストPart2 顔面整形でタイプS顔に変身したホンダNSX-GT

今回も2022年スーパーGT富士公式テストの観戦記・・・というか撮影記かな?

今季よりモータースポーツ撮影用レンズとして導入した、キヤノンRF100-500mm F4.5-7.1L IS USMとエクステンダーRF1.4xの組み合わせで撮影した今シーズンのスーパーGTマシンを掲載していこうと思う。

前回は日産Z GT500を特集したが、今回はそのライバルであるホンダNSX-GT。

では、いってみよー!

ちなみに撮影ポイントはダンロップコーナー、300R、ヘアピンコーナーです。

ホンダNSX-GT顔面整形でタイプS顔に

昨年8月に発表された市販車のタイプSに合わせ、今季からスーパーGTマシンもタイプS仕様に顔面整形がなされているホンダNSX-GT。

2022年仕様
2021年仕様
2021年スーパーGT最終戦にて

上が2022年のタイプS仕様で下が2021年最終戦仕様だが、フロントバンパーの意匠が大きく変更されているのがわかる。

個人的にはより洗練されさらにカッコよくなったと思うのだが、みなさんはどのように感じるだろうか?

ただ市販車のタイプS仕様は限定30台で既に完売。

では何で宣伝するの?

自動車メーカーにとってスポーツカーは採算ど返しで企業のブランドイメージを構築するもので、スーパーGTマシンはその象徴たる存在。

GRスープラならばまだしも、3000万円もするNSXタイプSを販売するために走らせているわけではない。

実際にホンダは過去に販売されていないHSV-010 GTで参戦していたこともあったしね。

と、まあ少し話が逸れたが、それでは2022年シーズンの各チームのNSX-GTを見ていこう。

チームクニミツNSX-GTを撮る!

まずは昨年惜しくも最終戦でチャンピオンを逃したチームクニミツ。

その100番のマシンをダンロップコーナーでシャッタースピード1/30で捉えた。

こちらもシャッタースピード1/30。

後ろのGR86?がおもいっきりブレているのに、クニミツのマシンの左ヘッドライトはしっかり止まっているぜ(自己満全開)!

最後はフルコースイエローの練習(?)でマシンが一気にコース上に出てきたシーンをヘアピンコーナー観覧席から捉えた。

クニミツのマシンが他のマシンを先導しているような感じで、なんか映画のオープニングみたいじゃない?

チームクニミツは先日代表の高橋国光さんがご逝去され、悲しみの中でのテストとなり、ピットガレージには氏の写真が飾られていたという。

今季はぜひともチャンピオンに返り咲き、国さんに良い報告をしてもらいたいと願っている。

リアルレーシングNSX-GTを撮る!

続いてはリアルレーシングをまずはダンロップコーナーから。

アステモカラーも2年目となり、メタリックレッドながらも落ち着いたカラーリングがすっかり板についてきた感じがする。

エクステンダー1.4を装着して700mmの焦点距離(使用レンズは後述)ならば、トリミングをしなくてもダンロップコーナーを通過するマシンを大きく捉えることができる。

ただシャッタースピード1/200だとスピード感が出せない。

ということで300Rを250km/hのスピードで通過するマシンをシャッタースピード1/30で撮影。

背景が流れてより速さが強調されるぜ。

はい、こちらもシャッタースピード1/30。

マシン側面だと流し撮りモードが十分に機能して成功率が上がる。

ちなみにみなさんは、流し撮りモードって使ってます?

側面の時だけ?

正面付近は?

それともまったく使ってない?

私は常に流し撮りモード使っています。

リアルレーシングは今季松下信治選手が加入。

ホンダの支援を受け、F1直下のFIA-F2で長年戦ってきた日本人の中でもトップクラスのレーシングドライバーである松下選手だが、昨年はホンダを離れ日産陣営のチームインパルで参戦した。

しかし今季は晴れてホンダ復帰ということで、個人的には彼の走りに大注目している。

ARTA NSX-GTを撮る!

次はARTAのGT500マシン。

ダンロップコーナーにてシャッタースピード1/30で捉えた。

いや、正確に書くとダンロップコーナーの観覧席から11コーナーに侵入するマシンを撮影。

はい、こちらがダンロップコーナーを旋回するマシン。こちらもシャッタースピード1/30で撮影。

高速から一気に減速する場所だが、オートフォーカスが認識しやすいカラーリングなのか、いや流し撮りなので私が追いかけやすいのか、ARTAの成功率は他のマシンよりも高い。

ダンロップコーナーを抜けて、11コーナーへ向かうわずかな区間を一気に加速するマシンを、上の2枚と同じくSS1/30で撮影。

かなり攻めていたが、左ヘッドライトがしっかりと止まっている。

最後は300Rで同じくSS1/30で撮影。

上記3枚は焦点距離700mmのテレ端(一部少々のトリミングあり)だが、こちらは480mm。

昨年はGT500チームで唯一年間2勝をあげたARTAは、今季も野尻智紀選手と福住仁嶺選手のコンビを継続。

今シーズンは2007年以来のチャンピオンを狙う。

ナカジマレーシングNSX-GTを撮る!

NSX-GTの4台目はナカジマレーシング。

シャッタースピードは1/200だが、エンブレムからヘッドライトにかけてバッチリとピンが来ている。

ただキヤノンRF100-500mm F4.5-7.1L IS USMの開放F値はテレ端F7.1と暗く、これにエクステンダーRF1.4xを装着しているので開放F値はF11と非常に暗いため、700mmでも後方の縁石のボケは甘い。

まあ、200万円近くする明るい単焦点超望遠レンズは買えないので仕方がないか・・・。

変わってこちらは300Rで1/30のシャッタースピードで流し撮り。

ちょっとピントが合っていないのはご愛嬌です・・・。

全日本GT選手権時代はトップチームだったナカジマレーシングだが、2005年スーパーGT発足と同時にダンロップタイヤに変更し低迷が続いており悔しいシーズンが続いている。

何度も書いているが私たちF1ブーム世代にとって中嶋悟監督率いるナカジマレーシングは特別な存在。

ダンロップタイヤでなければ(失礼!)と、何度思ったことか・・・。

2019年、ハンコックタイヤのワンメイクで行われたスーパーGT×DTM特別交流戦では優勝を果たしチーム力の高さを証明しただけに、ブリヂストンに変更をしてくれたなら、と何度も思ったが、今季もマシンにダンロップのロゴが掲げられているのが個人的には非常に残念(何度もスミマセン)だ。

ダンロップタイヤを履く無限だけには勝ってもらいたい・・・。

チーム無限NSX-GTを・・・撮れませんでした

出典:無限公式サイト

ホンダNSX-GTの最後はチーム無限・・・と思ってlightroom classic CCをあらためて見返すも・・・無い。

あれ、走ってなかった?と思い、私が撮影した3月26日午前中のタイムシートを確認すると、しっかりと23周走っている・・・。

テストのみのスペシャルカラーを撮りたかったのに〜。

今回の撮影機材

今回のスーパーGT富士公式テストで使用した撮影機材を紹介する。

カメラキヤノンEOS R5
レンズキヤノンRF100-500mm F4.5-7.1L IS USM
エクステンダーRF1.4x
一脚SIRUI P-326
撮影機材

前回も書いたが、昨シーズン終了後に今季のモータースポーツ撮影用レンズとして購入したキヤノンRF100-500mm F4.5-7.1L IS USMを今回のテストで初めて投入した。

結果は購入して大正解!

そしてエクステンダー×1.4と組み合わせてもオートフォーカスは問題なく駆動し、画質低下もない。

ということで今回は以上。

次回は昨年のGT500チャンピオンマシン、トヨタGRスープラの写真を掲載していくので、興味のある方はご覧ください。

面倒ですがポチッとお願いします

自動車レースランキング

関連記事

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

146人の購読者に加わりましょう
よかったらSNSでシェアお願いします!



サーキットでの興奮をあなたに伝えたい
MOTORSPORT観戦記

サーキットは非日常を味わえる特別な空間です。そんな素晴らしいモータースポーツの世界を、ひとりでも多くの方に伝えたい・・・。そんな思いでMOTORSPORT観戦記と題し、記事に認めました。




コメントを残す

ABOUT US
大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。