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【有名鉄道撮影地巡り】CMでも有名!大井川第二橋梁で白煙をあげる蒸気機関車を撮影してみた【大井川本線 青部-崎平】

今回は大井川本線の終点に近い大井川第二橋梁で、機関車トーマス号、そしてSL C10を撮影してみた。

当地はSLの有名撮影スポットとして知られており、この日も多くの撮り鉄さんたちで賑わっていた。

またここは、SLとクルマが並走できる場所としてダイハツキャストのCM撮影が行われたこともあり、この日も自身の愛車をSLと並走させていた若者もいた。

今回の撮影スポット

今回の撮影スポット、大井川本線の大井川第二橋梁へのアクセス方法を、クルマと鉄道に分けて紹介してみよう。

クルマでのアクセス方法

クルマでは新東名高速道路の島田金谷インターチェンジをおり、そこから国道473号線を大井川に沿って北上。

途中国道362号線に入り、青崎橋を渡ったらすぐに鈍角に右折した場所が撮影地となる。

ただ周囲に駐車場などは無いため、クルマでのアクセスは避けた方がいいかもしれない。

鉄道でのアクセス方法

鉄道でのアクセス方法は、大井川本線の崎平駅から、線路沿いの道を金谷方面に戻り、徒歩で5分ほどで到着する。

蒸気機関車をはじめとして古い車両を必死で動態保存する大井川鐵道に寄付する気持ちも込めて、ぜひ大井川鐵道に乗って現地入りしてもらいたいと思う。

ベテラン撮り鉄氏にベストアングルを聞く

今回の私の中でのサブメイン、トーマス号がやってくるまで1時間ほどあるのだが、辺りを見回すとすでに何人かの撮り鉄さんが三脚と立てて待ち構えている。

その中で誰かに声を掛けて聞いてみようと思い、辺りを見回すと・・・高価なニコンのカメラ(D850か?)にこれまた高価そうな超望遠レンズを装着した、いかにも鉄道を撮り慣れた風のベテランの方に目が止まった。

あの方ならば間違いない、聞いてみよう。

私「一番有名なアングルはどこでしょう?」

ベテラン撮り鉄さん「SLがメイン?それとも風景も入れる?」

私「今回はSLメインで撮りたいと思ってます」

ベテラン撮り鉄さん「ならばそこの茶畑がいいよ」

ベテラン撮り鉄さんにお礼を言い、その場所に行ってみる。

なるほど、大井川第二橋梁を渡るSLを正面から撮れるいい場所だ。

トーマス号がやってきた!

数十分後、SLの汽笛が聞こえてきた。本日のサブメインであるきかんしゃトーマス号がまもなくやってくる。

ショポシュポと、次第に蒸気の音が大きくなり、姿は見えなくとも徐々にトーマス号が近づいてくるのが分かる。

「うわっ、出たっ!!」

そのインパクトのある顔面がバーンと現れ、この異様な存在感に四十後半のおじさんは思わず声を上げてしまった。

小さな子供の中には、トーマス号を目のあたりにして泣き叫ぶ子もいると聞くが、正直納得である。

そして引きつけて・・・、

ココだっ!!

ギャラリーが多いと蒸気をモクモクとやってくれるが、本日は少し足りなかったが、やはりトーマス号の正面写真はインパクトがある。

私はブログに載せることを目的としているので、収まりの良い横構図が基本だが、もう一枚縦構図にトリミングしたものも載せておこう。

うん、やっぱりSLの正面写真は縦構図が良いようだ。

じつはこの日、現地へ向かう途中に雨が降ってきて残念に思っていたが、到着すると雨は止み、トーマス号が来る直前に雲が切れ太陽が顔を出してくれた。

鉄道写真は晴れの日の順光がもっとも良い。

古い電車も動態保存する大井川鐵道

お次は金谷行きの普通列車がやってくるので、後追いになるが撮ってみよう。

うん、なかなかに味があっていい感じだ。

この車両を普通列車と書いたが、関西の方にとっては違和感があったかもしれない。

そう、この列車は元近鉄の大阪線や吉野線で特急として活躍した16000系。

ご存知の方も多いと思うが、大井川鐵道はSLの保存運転と同様、さまざまな古い電車を動態保存の意味も込めてほぼそのままのカラーリングで運行しているのだ。

元近鉄の16000系の他には、元南海の急行用車両21000系や、元東急7200形も現役で運行している。

私の中では近鉄の16000系が当たり、東急7200形はハズレだと思っているが、今回は当たりが来た。

蒸気機関車C11が登場!

四十後半のおじさんにとって、きかんしゃトーマスが地上波で放送されていた時代は幼少期はとっくに過ぎ去っており、はっきり行って馴染みがない。

おじさんは真っ黒な車体のTHE蒸気機関車が見たいのだ。

しかし大井川鐵道の目玉はトーマス号で、そのトーマスに比べると元祖蒸気機関車は運休が多い。

だが本日はトーマス号と蒸気機関車C11の二本立てということで、トーマス号の1時間後にC11がやってくる。

そして、汽笛を山々にこだまさせ、蒸気機関車C11 190号機が現れた!

時速は40km/hほどか。ゆっくりとそして力強く、そのいにしえの車体がこちらに向かってくる。

ココだっ!

黒光りする見るからに重々しい図体を、呼吸するかのように息を切らして必死で脈動する姿を目のあたりにした時、蒸気機関車に生命を感じた・・・。

ダイハツキャストのCMで有名

今回の撮影地である大井川第二橋梁は、かつてダイハツキャストのCMが収録された場所で、そのおかげもあり一躍有名になった。

こちらがそのCM。

ということで、CMを再現してみた。

超望遠で大井川第二橋梁からのカットから、

茶畑の農道をキャストが走るシーン。

この写真は上を走る国道362号線から撮影したが農道は見えない。

さらに高い位置からのカットなので、おそらくクレーンを使ったのだろう。

そして線路に近づき、

一番有名なSLとの並走シーンがこのアングル。

CMではこの細い農道をかなりのスピードで走行していたため、かなり危ない気もするが・・・まあ大井川鐵道の協力で撮影していたのだろう。

ぜひこの地を訪れた際には、この場所もご覧いただきたい。

最後に

今回は大井川第二橋梁で、蒸気機関車のC11 190号機とトーマス号を撮影してみたが、ただひとつ満足できなかったのが蒸気機関車の煙の量。

C11とトーマス号ともに少々控えめで、色はSL写真によくある黒煙ではなく白煙だったのが残念だった。

じつは2週間前にもロケハンと称してこの場所を訪れたのだが、その時はご覧のとおり黒煙をモクモクと上げて走行していたのが印象的だった。

これは石炭を燃焼させる量の関係なのか、それとも湿度で変化するものなのか。知っている方がいたらぜひともコメント欄にて教えてもらいたい。

まあ煙の量は運に任せるとして・・・この場所はかなり迫力あるSLが撮影できるため、訪れたことのない撮り鉄さんにはぜひともオススメしたい。

関連記事

大井川鐵道でもっとも有名な撮影地である、大井川第一橋梁を渡るきかんしゃトーマスの記事も書いているので、よかったらこちらもご覧ください。

ということで今回は以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。