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【有名鉄道撮影地巡り】湖に浮かぶ駅と真っ赤なトラス橋 奥大井湖上駅を望むスポットで撮る!【井川線 接岨峡温泉-奥大井湖上】

湖に浮かぶ島、そしてそこを渡る鉄道トラス橋と駅。

鉄道好きならずとも、冒頭の写真を見たことがある方も多いだろう。

ここはどこなのだろう、と思い調べてみると、この駅は我が静岡県中部にある奥大井湖上駅らしい。

こんな写真私も撮ってみたいと思い立ち、この撮影スポットに向かってみることにした。

今回の撮影地

今回の撮影地は、静岡県榛原郡本川根町になる。

それではクルマと鉄道に分けて、現地までの道のりを見ていこう。

クルマでのアクセス

クルマでは新東名高速道路の島田金谷インターチェンジを下り、大井川を上流に北上して、長島ダムを越えた先になり、インターチェンジから1時間10分ほどで到着する。

付近には約20台ほどが停められる駐車場があり、そこから少々歩いて現地に向かう。

鉄道でのアクセス

鉄道では、東海道本線の金谷駅で大井川鐵道の大井川本線に乗り換える。

そして終点の千頭駅から同じく大井川鐵道の井川線に乗り換え、奥大井湖上駅で下車。

駅からは40-50分ほど歩くと撮影スポットに到着する。

大井川鐵道井川線とは

奥大井湖上駅は大井川鐵道の駅。

ならば蒸気機関車も停車するの?

いや、蒸気機関車は新金谷駅と千頭駅の大井川本線で走行しており、奥大井湖上駅は千頭駅から井川駅を結ぶ井川線の途中駅だ。

千頭駅に行ったことがある方ならばご存知だと思うが、相当の山間部に位置している。井川線はその千頭駅からさらに上に伸びる路線で、当地は南アルプスの一部になる。

井川線の沿線には民家が非常に少ないのに、なぜこんな場所に鉄道が敷かれているのか?

観光客を誘致するため?

もちろんそれもあるが、それは近年の話し。この路線の本当の目的は中部電力のダムの維持のために敷設された。

近年では大井川鐵道の頑張りにより、多くの観光客が訪れている当路線であるが、それでも毎年2億円以上の赤字を出している。

しかしその赤字は、中部電力によって補填されているのだ。

この路線の最大の特徴といえば、日本でも数少ないアプト式を採用していること。

長島ダム建設にあたり、井川線の旧川根市代駅と旧川根長島駅が水没することから、建設省がその区間を新たなルートで付け替え1990年に供用された。

完成したその新線の一部は急勾配のため、その区間には全国的にも珍しいアプト式のラック式鉄道が採用され、井川線の特徴のひとつとなっている。

アプト区間を下る列車に遭遇!

奥大井湖上駅の撮影スポットに向かう途中、長島ダムの上野を通過したため、記念にと思い、ダム上から撮影をしていると・・・へっ?

汽笛の音が聴こえる!

見ると、長島ダム駅で機関車の連結作業が行われていた。

そう、ここからは前述した最大勾配90‰で、アプト式電気機関車のED90形が連結されて運行される。

そして機関車の連結作業が完了し、列車が動き出す。

井川線は1時間に1本しか列車が通らないため、本当に偶然の遭遇。

ラッキー!

すかさずカメラを向ける。

スゴい!こんな勾配の鉄道区間は見たことがない!

偶然にもアプト区間を発見し、そこに列車まで・・・。

さあ、本日の本命、奥大井湖上駅が見える撮影スポットに向かう。

展望台から湖に浮かぶ駅と真っ赤なトラス橋 奥大井湖上駅を望む!

奥大井湖上駅は長島ダムのダム湖にある駅のため、長島ダムを過ぎたら目的の撮影スポットまではほど近い。

登り坂を駆け上がると、道路脇からあの有名な場所が見えた。

クルマを止め、

トンネルの脇の湖岸道路を歩いていくと、

目的地に到着。すでに先約が居るようだ。

早々に三脚を設置して、来る時を待つ。

彼方から鉄道の音が聴こえてくる。

だんだん音が大きくなり、そして音が変わった!

・・・ここだっ!

綺麗なエメラルドグリーンの湖に映える、真っ赤なスルートラス橋と、沿線住民から『エンジン』と呼ばれる小さな客車列車・・・絵になるぜ!

そして奥大井湖上駅を出発した列車は、逆光の彼方に消えていった・・・。

おまけ

神秘的なスポットで心ゆくまで撮影した私は、余韻に浸りながらゆっくりと機材を片付けクルマに戻る。

そして荒れた道を慎重にクルマを走らせて、長島ダム駅を脇を通過すると・・・へっ??

こんなにも時間が経過したのにも関わらず、先ほど撮影した列車がまだこんなところに居たのだ。

そう、井川線の最高時速は30km/hと超低速なのだ。

すぐに長島ダム見学用の駐車場にクルマを止める。

列車はアプト式電気機関車のED90形を連結し駅を出発。

そして90‰の急勾配を登っていくのであった。

ラッキーはまだまだ続く。

今度は大井川の側道を下り、SLの見える丘公園の看板が見えたため、時刻を確認するとちょうどトーマス号が来る頃。

すかさず持っていた超望遠レンズを設置すると、程なくしてあの水色の車体が汽笛を轟かせながらやってきた。

別に狙っていたわけではないのに、1日に1往復しかないトーマスまで・・・。本当に幸運な日であった。

今回の撮影機材

今回の撮影で使用したカメラ機材を紹介する。

カメラキヤノンEOS R5
レンズキヤノンRF24-105 F4L IS USM
キヤノンEF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM
三脚不明
撮影機材

最後に

今回は奥大井湖上駅を望むスポットで神秘的な写真を撮ることができ、大満足の1日だった。

ただ、紅葉の終わった12月に訪れたため、山々の色合いが少しだけ寂しく、また、この日は風も吹いていたので、湖が波立っていたこともやや残念だった。

次回は新緑の春や紅葉の秋の湖面が穏やかな日に訪れてみたい。

記事を最後まで見てくれた方にも、ぜひ一度、この素晴らしい景色をあなたの目で見ていただきたい。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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奥が深いモータースポーツ撮影の世界
MOTORSPORT撮影術

モータースポーツ撮影歴18年。腕に覚えは全く無いが、知識だけは豊富なワタクシぴぴが、レース撮影について偉そうに解説します。




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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。