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スーパーGT GT500タイヤメーカー別使用チームの推移【2005-2023】

日本でもっとも人気のあるモータースポーツといえばスーパーGT。

そのスーパーGTの魅力のひとつに、他のカテゴリーでは見られなくなったタイヤ戦争があります。

F1をはじめとした世界の多くのモータースポーツは、タイヤのワンメイク化が進んでいますが、スーパーGTでは現在ブリヂストン、ヨコハマ、ダンロップ、ミシュランの4つのタイヤメーカーが参入し、レース毎に思考を凝らしたタイヤを持ち込みます。

それにより各サーキットやコーナーによりマシンの特性が大きく変わり、抜きつ抜かれつのバトルが行われ、私たちファンにとってはそれが実に面白いんですよね。

さて、そんなスーパーGTのタイヤですが、トムスやチームインパル、ナカジマレーシングのように同じタイヤメーカーを長年使い続けるチームもあれば、ニスモやサードのように銘柄をチェンジしたチームもあります。

そこで今回は、スーパーGTがはじまった2005年から2021年までの、タイヤメーカー別使用チームの推移を見ていきたいと思います。

では、2005年から順に各チームのタイヤ銘柄の推移を見ていきましょう!

2005年のタイヤメーカー別使用チーム

JGTC時代はBSを使用していたナカジマだがスーパーGT元年からDLにスイッチ
写真提供:Mさん
ブリヂストン

ニスモ(2台) ハセミ ルマン ARTA インパル 童夢 トムス(2台) セルモ サード クニミツ

ヨコハマ

つちや JLOC

ダンロップ

一ツ山(2台) ナカジマ クラフト(2台)

スーパーGTに名称を変えた2005年のGT500クラス参戦は15チーム19台で、供給するタイヤメーカーはブリヂストン、ヨコハマ、ダンロップの3メーカー。

各タイヤメーカーの供給チームの内訳は、ブリヂストンが10チーム(12台)、ヨコハマが2チーム、ダンロップが3チーム(5台)でした。

ナカジマレーシングは全日本GT選手権時代はブリヂストンを履き数々の栄冠を手にしてきましたが、スーパーGT元年にダンロップにスイッチし、以後長年にわたり使用し続けることとなります。

2006年のタイヤメーカー別使用チーム

YHユーザーとしてスーパーGTに参戦を開始したKONDOレーシング
写真提供:Mさん
ブリヂストン

ニスモ(2台) ハセミ ルマン ARTA インパル 童夢 トムス セルモ サード クニミツ

ヨコハマ

つちや KONDO

ダンロップ

ナカジマ クラフト

2006年はブリヂストン勢の供給は変わらず10チームですが、トムスが2台体制から1台体制になり、台数は12台から11台に減りました。

ヨコハマ勢はJLOCがGT300へクラス変更しましたが、KONDOレーシングが新たに加わり、2チームのまま。

ダンロップ勢は一ツ山レーシングが撤退し、クラフトが2台体制から1台体制になったため、3チーム5台供給から2チーム2台供給へ変更になりました。

2007年のタイヤメーカー別使用チーム

この年からスーパーGTに参戦したリアルはBSと契約を結ぶ
写真提供:Mさん
ブリヂストン

ニスモ(2台) ハセミ ルマン ARTA インパル 童夢 トムス セルモ サード クニミツ リアル

ヨコハマ

つちや KONDO

ダンロップ

ナカジマ クラフト

2007年はリアルレーシングが参戦を開始しブリヂストンと契約したため、11チーム12台体制に。

ヨコハマ勢とダンロップ勢は2006年シーズンから変わらず、ともに2台体制です。

2008年のタイヤメーカー別使用チーム

サードはこの年からDLユーザーになる
写真提供:Mさん
ブリヂストン

ニスモ(2台) ハセミ ルマン ARTA インパル 童夢 トムス セルモ クニミツ リアル クラフト

ヨコハマ

つちや KONDO

ダンロップ

ナカジマ サード

2008年はサードがブリヂストンからダンロップに変更し、入れ替わりでクラフトがダンロップからブリヂストンにチェンジしています。

2009年のタイヤメーカー別使用チーム

この年からMIがハセミと契約しスーパーGTに参入
写真提供:Mさん
ブリヂストン

ニスモ ルマン ARTA インパル 童夢 トムス セルモ クニミツ リアル クラフト

ヨコハマ

KONDO ノバ

ダンロップ

ナカジマ サード

ミシュラン

ハセミ

2009年は新たなタイヤ供給メーカーとしてミシュランが加入(全日本GT選手権の2004年以来)し、この年から4メーカーとになります。

ブリヂストン勢はニスモが1台体制になり、ハセミモータースポーツが離脱したため、10チーム10台体制になりました。

そのブリヂストン勢を離脱したハセミモータースポーツは新加入のミシュランと契約します。

ヨコハマ勢はつちやエンジニアリングが離脱し、この年参戦を開始したノバエンジニアリングが加入。

ダンロップ勢は変わらず、この年もナカジマレーシングとサードの2チーム体制です。

2010年のタイヤメーカー別使用チーム

ブリヂストン

ルマン ARTA インパル 童夢 トムス セルモ クニミツ リアル クラフト

ヨコハマ

KONDO

ダンロップ

ナカジマ サード

ミシュラン

ニスモ

2010年はニスモがブリヂストン勢を離脱して9チーム体制になります。

そのニスモはミシュランにスイッチ。ハセミモータースポーツがGT300にクラス変更したため、ミシュランはニスモの1台体制を継続。

ヨコハマ勢はノバエンジニアリングが1年で撤退し、KONDOレーシングの1台での参戦になります。

ダンロップ勢は変わらずナカジマレーシングとサードの2台供給を継続します。

次のページでは、2011年から2016年のタイヤメーカー別使用チームの推移を紹介します!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。