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フェラーリSF15-T セバスチャン・ベッテルフェラーリデビューマシン【ミニカー#36】

1/43のミニカーを実車のように撮影し、実車の現役時代を紹介するこのコーナー、今回はフェラーリが2015年のF1に参戦するために開発したフェラーリSF15-Tを取り上げていきたいと思います。

マシンデータと成績

まずはフェラーリSF15-Tの主要諸元をチェックしてみます。

年式2015年
カテゴリーF1
チームフェラーリ
マシン名SF15-T
デザイナーシモーネ・レスタ
エンジンフェラーリ

つづいてフェラーリSF15-Tのシーズン成績を見てみましょう。

コンストラクターベッテルライコネン
シーズン順位2位3位4位
シーズンポイント428P278P150P
優勝3勝3勝0勝
ポールポジション1回1回0回
ファステストラップ3回1回2回

前年からパワーユニットが大きく改善しメルセデスのライバルへ

前年の2014年からF1は1.6L V6エンジンに電気モーターを搭載したパワーユニット時代に突入しましたが、フェラーリの2014年型マシンであるSF14 Tはそのパワーユニットの完成度でライバルのメルセデスパワーユニット勢に大きく水をあけられました。

そこでこのSF15-Tではパワーユニットの改善に大きなリソースを費やし、パワーアップと信頼性向上をし、前年は優勝はおろか1度の表彰台しか記録できなかったフェラーリはこの年3勝をあげコンストラクターズ選手権で4位から2位になりました。

ドライバーはフェルナンド・アロンソ選手に代わりレッドブルからセバスチャン・ベッテル選手を招き入れ、キミ・ライコネン選手との仲良しコンビでシーズンを戦いました。

フェラーリSF15-Tを実車のように撮る!

それでは1/43のフェラーリSF15-Tを撮影していきます。

もちろんテーマはいつものように、『実車のように撮る!』です。

ピットガレージで出番を待つフェラーリSF15-T。

カーナンバー5はこの年よりフェラーリに加入したセバスチャン・ベッテル選手のマシンです。

この年のマシンはロングノーズとショートノーズに別れましたが、フェラーリSF15-Tはロングノーズを採用しました。

そしてフロントサスペンションは珍しいプルロットですね。

年々長くなるホイールベース・・・。

リヤウイングはもう少し幅が広い方がカッコいいと思うのだが。

次はスターティンググリッドで撮影します。

エンジンカウルにはマルボロを連想させるマークが・・・これタバコ広告じゃないの??

エンジンカウルやサイドポンツーン前端、ノーズサイドなど、様々なところにウィングや清流フィンが取り付けられています。

2009年で細かなフィンの取り付けが禁止されたのになぜ?

SF15-Tの長いノーズ先端にはイタリア国旗(トリコローレ)がアクセントとして描かれています。

サイドポンツーン下が大きくえぐられたデザインは当時のトレンドですね。

以上、1/43のフェラーリSF15-Tを実車のように撮影してみました。

今回登場したミニカー

今回撮影に登場したミニカーを紹介します。

【IXO製】フェラーリSF15-T

デアゴスティーニのF1マシンコレクション9号、ixo製です。

【ミニチャンプス製】ウィリアムズFW42

ミニチャンプスの通常モデルでレジン製です。

最後に

この年のベルギーグランプリでフェラーリはF1参戦900戦目を迎えました。

同レースでF1開催が927戦目にあたり、フェラーリはほぼすべてのレースに出走していたことになり、まさにF1そのものと言っても過言ではありません。

しかし近年はメルセデスがF1を席巻し、このレースでもメルセデスが1-2フィニッシュを達成しました。

だが私は思います・・・フェラーリはたまに勝つからこそファンはその勝利に酔いしれ歓喜すると。

今後も『主役の2番手』のポジションで、F1を盛り上げていってもらいたいと思います。

以上、今回は1/43のフェラーリSF15-Tを実車のように撮影し、実車の現役時代を振り返ってみました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。