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JGTCトムススープラ(2002)激レア!?セルモではなくトムスのタイトルスポンサーだったZENT【ミニカー#65】

1/43のミニカーを実車のように撮影し、実車の現役時代を紹介するこのコーナー、今回はトムスの2002年全日本GT選手権参戦マシン、トムススープラ37号車を取り上げます。

マシンデータと戦績

まずは2002年トムススープラ37号車の主要諸元をチェック。

年式2002年
カテゴリー全日本GT選手権
チームトムス
マシン名スープラ
エンジントヨタ

つづいて2002年トムススープラ37号車の戦績を見てみる。

チーム※黒澤琢弥モンティン野田英樹
シーズン順位5位11位12位
シーズンポイント65P38P38P0P
優勝0回0回0回0回
ポールポジション0回0回0回0回
ファステストラップ1回1回1回0回

※チームの項は36号車と37号車の合算

2002年トムススープラ37号車のミニカーを実車のように撮る!

それでは1/43の2002年トムススープラ37号車を撮影していこうと思う。

もちろんテーマはいつものように、『実車のように撮る!』。

2020年から90スープラをベースに参戦するトヨタ勢だが、2002年当時は懐かしい80スープラを仕様していた。

ちなみにこの2002年で市販車の80スープラは生産を終了したのだが、スーパーGTに名を変えた2005年までこのマシンは使用された。

ZENTロゴの下にはミシュランのロゴが入る。

そう、現在ミシュランといえばニスモのイメージが強いが、2002年はトムスの2台とHKSのCLKにタイヤを供給していた。

現在のスーパーGTでZENTといえばセルモのマシンのメインスポンサーとして知られているが、2001年から2003年はトムス37号車のメインスポンサーを勤めていた。

セルモと組むのはスーパーGTになった2005年以降。

現在のスーパーGT GT500クラスは、クラス1規定のもとでスペースフレームを駆使し市販車に似せたマシンだが、当時はまだ市販車を改良してマシンを製作していた。

ダミーグリッドにマシンを移動する。

奥に見えるのはライバルのニスモGT-R・・・と言いたいところだが、2007年のニスモZ。

デカいカーナンバーが時代を感じる・・・。

この年も現在同様2台体制で参戦したトムスだったが、36号車・37号車ともに優勝はなく、チャンピオンは同じスープラを使用するエッソカラーのチームルマンが獲得した。

以上、1/43の2002年トムススープラ37号車を実車のように撮影してみた。

今回登場したミニカー

今回撮影に登場したミニカーを紹介する。

【エブロ製】2002年トムススープラ37号車

2020年に静岡市葵区にあるエブロの直営店エブロギャラリーで、セール価格の2,000円で購入した。

【エブロ製】2007年ニスモZ

エブロギャラリーで22号車・23号車のセットを4,000円のセール価格で購入した。

【エブロ製】1998年インパルGT-R

同じくエブロギャラリーでセール品を3,000円で購入した。

【エブロ製】1997年無限童夢NSX

こちらもエブロギャラリーでセール品を3,000円で購入した。

最後に

今回取り上げた2002年のトムスの面スポンサーは、愛知県を中心に展開するパチンコチェーンのZENT(善都)。

ZENTはモータースポーツへのサポートに積極的な企業として知られ、1991年の終盤にベルトラン・ガショーのパーソナルスポンサーになったのがはじまりで、ガショーがその年の最終戦でF1チームのラルースからスポット参戦したことに伴い、チームスポンサーになった。

今回取り上げたトムスには2001年から2003年まで、全日本GT選手権GT500クラスに出場するトムス37号車のメインスポンサーを務め、スーパーGTに名称変更した2005年からは現在に至るまでGT500クラスに参戦するセルモのメインスポンサーとしてチームをサポートしている。

またGT300クラスには2010年と2011年にチームSAMURAIに、2012年と2013年は一ツ山レーシングのスポンサーになり、パチンコ企業ZENTの社長や専務がドライバーとして参戦した実績もある。

2020年ZENTセルモスープラ
2020年スーパーGT第5戦にて

ちなみに2020年、スーパーGTにスープラが復活したが、そのセルモスープラのカラーリングは左右非対称のレッドとシルバーに塗り分けられているのだが、今回取り上げたマシンカラーをモチーフにしていると言われている。

以上、今回は1/43の2002年トムススープラ37号車を実車のように撮影し、実車の現役時代を振り返ってみた。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。