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スーパーGT KONDOレーシングGT-R(2016)近藤真彦監督の奇策で年間2勝したマシン【ミニカー#66】

1/43のミニカーを実車のように撮影し、実車の現役時代を紹介するこのコーナー、今回はKONDOレーシングが2016年のスーパーGTに参戦したマシン、KONDOレーシングGT-Rを取り上げていきたいと思います。

マシンデータと戦績

まずはKONDOレーシングGT-R(2016)の主要諸元をチェック。

年式2016年
カテゴリースーパーGT
チームKONDOレーシング
マシン名フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R(R35)
エンジン日産(NR20A)

つづいてKONDOレーシングGT-R(2016)の戦績を見てみる。

チーム佐々木大樹
柳田真孝
シーズン順位7位7位
シーズンポイント57P43P
優勝2回2回
ポールポジション0回0回
ファステストラップ2回2回

タイヤ無交換作戦で年間2勝!

2016年のKONDOレーシングGT-R(実車)

KONDOレーシングはジャニーズ事務所の大御所芸能人である近藤真彦さんが立ち上げたレーシングチームで、2006年から日本で一番の人気レースカテゴリーであるスーパーGTに参戦しているチーム。

スーパーGTでは中堅チームで、近藤真彦監督の奇襲戦術により、参戦初年度から一貫して使用し続けるヨコハマタイヤの性能を発揮したタイヤ無交換作戦を見事に的中させて勝利をあげることがあり、今回の2016年マシンも第4戦のスポーツランドSUGOと、第3戦のツインリングもてぎ(代替戦)で年間2勝を達成し、その両戦ともタイヤ無交換作戦での勝利である。

2016年はチーム創設以来はじめて複数回の勝利をあげ、全GT500チーム中でも最多勝利を記録したものの、その他のレースで上位入賞をすることができずに、シーズン順位は7位に終わったが、2009年以来となるチーム最高位だった。

KONDOレーシングGT-R(2016)のミニカーを実車のように撮る!

それでは1/43のKONDOレーシングGT-R(2016)を撮影していこうと思う。

もちろんテーマはいつものように、『実車のように撮る!』。

カーナンバーは24を使用。

このナンバーは日産と強いパイプがあるKONDOレーシングが、日産のエースナンバー23の次の番号ということで選んだとのこと。

2016年のマシン名がフォーラムエンジニアリングADVAN GT-Rと、ヨコハマタイヤのブランド名ADVANのロゴがフロントに大きく描かれる。

KONDOレーシングはヨコハマと強いパイプで繋がっているチームだ。

左が2018年型GT-R(ニスモ)で、右が2016年型(KONDOレーシング)。

クラス1車両2014年から3年ごとにマシンが刷新され、左のニスモは2017年から2019年まで使用されたマシンで、右のKONDOレーシングは2014年から2016年まで使用されたマシンだが、グリルやボンネット、エアボックスなど細かいところに違いが見られる。

奥の黄色いマシンは2008年のハセミモータースポーツのGT-Rだが、特に近年のマシンはドア下の形状が複雑で大きく違うのがわかる。

リヤ廻りの造形もしかりで、同じR35 GT-Rがベースだが、8年の歳月でレギュレーションが大きく変化したことがうかがえる。

KONDOレーシングGT-R(2016)をダミーグリッドに移動。

奥に見えるのは2017年型のトムス37号車。

前年までパチンコメーカーのD’stationがメインスポンサーであったが、この2016年からは派遣会社のフォーラムエンジニアリングがメインスポンサーになり、マシンのカラーリングが鮮やかなブルーとホワイトに一新された。

そのフォーラムエンジニアリングとの提携は2018年までつづき、2019年からは自動車販売やリース業を営むリアライズコーポレーションがメインスポンサーになっている。

タイヤはスーパーGTのデビューから一貫してヨコハマタイヤを使用している。

ドア下の複雑な空力処理や排気管の造形、ボンネットのエアインテークや牽引フック、ワイパーのなどの細かいパーツまで、エッチングパーツも駆使してリアルに再現しており、さすが日本を代表するミニカーメーカーのエブロと感心させられる出来栄え。

マシンのルーフは鮮やかなメタリックブルーで塗装されていることを、ミニカーではじめて知った。

以上、1/43のKONDOレーシングGT-R(2016)を実車のように撮影してみた。

今回登場したミニカー

最後は今回撮影に登場したミニカーを紹介する。

【エブロ製】KONDOレーシングGT-R(2016)

エブロ製で2020年10月に静岡市にあるエブロ直営店、エブロギャラリーで購入した。

【エブロ製】トムスLC500(2017)

エブロ製で2019年12月にエブロギャラリーで購入した。

【エブロ製】ニスモGT-R(2018)

KONDOレーシングGT-RやトムスLC500(2017)と同じくエブロ製で、2019年5月にエブロギャラリーで購入した。

以上、今回は1/43のKONDOレーシングGT-R(2016)を実車のように撮影し、実車の現役時代を振り返ってみた。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。