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2020年スーパーGT第5戦【観戦記】vol.1

2020年10月、遅れに遅れた今年最初のモータースポーツ現地観戦は、富士スピードウェイで行われるスーパーGT第5戦。

ということで、今回から数回に分けてその現地観戦の模様を、多くの写真とともに書いていきたいと思います。

文中のすべての写真はクリックすると大きく表示されます。

10ヶ月以上ぶりの富士スピードウェイ

昨年までシーズン中は毎月訪れていた富士スピードウェイ。

今年も例年同様ワールドチェカパスを購入し、さあ観戦するぞ、と思っていた矢先の新型コロナウイルスによる国内レース日程の大幅変更や無観客開催で、私のレース観戦も大幅に遅れ、10月の3日目、本日が初観戦となる。

8時20分、富士スピードウェイに到着し、ゲート前で新型コロナウイルス対策の検温。

係員に、今日は何人来るの?

と聞くと、

1万人で、売り切れてます!

なるほど、例年の富士スピードウェイ開催のレースでは5万人ほどの観客が入場するが、今回はその1/5ということで、道中も渋滞知らず。

そして難なくヘアピン先のP5に駐車する。

クルマを降りるとエキゾーストノートが聴こえる。

そう、すでにFIA-F4開幕戦の予選が始まっているようだ。

ということで、電動折り畳み自転車に乗り、まずはダンロップコーナーへ。

ダンロップコーナーでフリー走行を撮影

ダンロップコーナーは、富士スピードウェイでも一二を争う人気撮影スポットだけに、来場制限でしかも土曜日にもかかわらず、すでに多くのアマチュアカメラマンでごった返しているが、たまたまベストポジションが空いている。

程なくしてFIA-F4の予選が終わり、ピエール北川アナのカウントダウンとともにスーパーGTのフリー走行がはじまる。

さあ、11ヶ月ぶりの流し撮り撮影だ!

まずは今シーズンの目玉であるGRスープラのGT500マシン。

昨年まではレクサスブランドでLC500を走らせていたGT500のトヨタ勢だが、今年からトヨタブランドになり、マシンはGRスープラになった。

テレビや雑誌では見ていたが、はじめて実車を見た感想は・・・キャビン小さっ!!

しかもLC500に比べると生粋のスポーツカーらしく空力も非常に良さそうだ。

ノーズ真ん中のエアインテークが市販車とは異なり、少々気にはなるのだが、格好いいねぇ!

ホンダ勢のNSXは、今年からエンジンの搭載位置がリヤミッドからフロントになったがはたして・・・。

何も違和感なし!

昨年のマシンと比べてみると、排気管の位置やボンネットのダクトは当然変更されているが、全体的なフォルムはまるで変化がなく、市販車との相違は気にならないほどよくデザインされている。

まあ、少々の変化があった方が、観ている我々としては楽しめるのだが・・・。

日産勢は・・・

新シャシーとなっても変化なし・・・。

多くの日本のモータースポーツファン同様、私もGT-Rが大変好きなマシンだが、そろそろ変化が欲しいところ。

先日新型フェアレディZのデザインが発表されたが、スーパーGTへの投入も見たいところ。

2022年から投入とのうわさもあるが、はたして!?

ダンロップコーナー出口で撮影した後は、少し歩いてバックストレートエンドのからダンロップコーナー入り口へ向かうマシンを、超スローシャッターで流し撮りする。

カーボンブレーキが赤くなるポイントなのだが・・・あまり確認できない。

いつもは超望遠の400mm〜560mmで撮影するが、レンズを付け替え中望遠の85mmで流してみる。

ちょっと距離が足りないかな。

GRスープラコーナーでフリー走行を撮影

2時間近く行うフリー走行なので、今度は場所を移動してGRスープラコーナーへ。

このGRスープラコーナー、以前はレクサスコーナーでその前はネッツコーナーと呼ばれており、頻繁に名前が変わるのはいかがなものか?

富士スピードウェイはコーナー名をネーミングライツとして販売したり、自社のブランドや販売チャンネルを宣伝するための名前として使っている。

  • Aコーナー・・・コカコーラコーナー
  • 100R・・・トヨペット100R
  • ヘアピン・・・アドバンコーナー
  • Bコーナー・・・ダンロップコーナー
  • 15コーナー・・・GRスープラコーナー
  • 最終コーナー・・・パナソニックコーナー

しかし世界で名を馳せるサーキットを考えてみると、シルバーストンのマゴッツ べケッツ チャペルやスパフランコルシャンのオールージュ ラディオン、鈴鹿サーキットの130Rなど、古くから名前を変えずに残っており、そこで起きた名場面がコーナー名とともに記憶されている。

が、富士スピードウェイはコーナー名を切り売りしており、そこは残念なポイントだと思うのだが、みなさんはどのようにお考えだろうか。

とまあ話がそれたが、気を取り直してGRスープラコーナーで撮っていこう。

まずは定番の土手の上からコーナー立ち上がりを狙う。

次に土手の中腹、フェンスがかからないギリギリから。

最後はGRスープラコーナーから最終のパナソニックコーナーへ向かう短いストレートを流す。

以上、2時間近いセッションを心ゆくまで流し撮りした。

2012年から本格的にモータースポーツ撮影をはじめて以来、11ヶ月も流し撮りをしなかった期間はなかったが、まずまずの撮影ができたと個人的には満足している。

上手な方から見たらヘタクソ!と思うかもしれないが、そこは思っとくだけにしておいていただきたい!

エアショー

フリー走行が終わると駐車場へ行き、自車でランチを摂っていると・・・空から乾いたエンジン音が!

あっ!

そう、富士スピードウェイのスーパーGTでは定番となっているエアパイロットの室屋義秀選手によるパフォーマンスがはじまった。

いつも楽しみにしているイベントで、今回はグランドスタンドから観戦をする予定だったが、時間を見誤った・・・。

うーん、明日こそは!!

今回はここまでにします。

次のページでは、グランドスタンド裏のイベントスペースと予選の模様を書いていきます。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。