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FISCOリニューアル直前!2003年全日本GT選手権第2戦を写真で振り返る

先日部屋を掃除していたらネガフィルムが出てきた。そのフィルムの内容は当時のレースやレースクイーンの写真のようだった。

しかし反転しているネガフィルムではいつのレースの写真なのかさっぱりわからない。そこでフィルムスキャナーを使ってデジタル化してみると、それらの写真は2003年に撮影したレース写真だった。

「懐かしいなあ・・・」

モータースポーツ撮影は初心者同然で下手クソな写真ばかりだが、写っているのは懐かしいマシンばかり。

たしかに先日鈴鹿サーキットで行われたスーパーGT第3戦では、鈴鹿60周年記念として2003年当時のGTマシンがレジェンドマシンとして紹介されていたものね。

そして2003年といえば富士スピードウェイがリニューアル工事を行い今の姿になる直前ということで、あの懐かしいFISCOの姿も写真に収まっていた。

ということで今回は、2003年の全日本GT選手権第2戦で撮影した写真で、当時を振り返ってみよう。

懐かしの『FISCO』

富士スピードウェイはF1を開催するために、2003年を最後にリニューアルすることになる。

ということはこの年が旧コース最後の年で、『FISCO』と呼ばれたのも2003年が最後だった。

ちなみにFISCOとはFuji International Speedway Co.の略称ね。

その後リニューアルして『FSW』という名称を掲げたこともあったが、結局浸透しなかった。

話が逸れたが、そんな旧富士スピードウェイの最晩年の様子がスタートシーンの写真から伺える。

コースとグランドスタンドを隔てる金網はボロボロで時代を感じる。

また当時はこのスタンドの最前列からヘアピンに繋がっていたんだよね。

いやー懐かしい。

2018年スーパーGT第5戦にて

こちらが改修後の富士スピードウェイをほぼ同じ場所から撮影した写真だが、頑丈なフェンスでしっかりとガードされている。

またヘアピンに抜けるトンネルはスタンド最前列からグランドスタンド裏に移設がなされた。

そしてこちらの写真は、100Rを抜けてヘアピンへ向かうマシンたち。

100Rは現在ガードレールの近くにフェンスがありコース近くまで観客が立ち入れるが、当時はフェンスがあって立ち入れなかったようだ。

そしてヘアピンの内側が荒地になっている。

構図が少し違うがこちらが現在のヘアピン。内側は駐車場に整備された。

こちらが当時のピット風景。

プラットフォームにはフェンスがなくピットウォールもボロボロでガレージは雑然としている。

またこの写真はレース中のピット作業の風景だが、当時は規制が緩かったのか今より人の数が多い。

現在は世界でも最高レベルに整備されファミリーでも気軽に楽しめる富士スピードウェイだが、たかだか20年ほど前までは少し危険な香りのする無骨な漢の施設だったのかもしれない。

懐かしの名車たち

冒頭でも書いたとおり、モータースポーツにおいて20年という歳月はひと昔前という表現がなされ、それらのマシンたちはレジェンドマシンと言われる。

ということで、当時私が撮影した懐かしいマシンを見ていこう。

ちなみにこの頃の撮影技術は今とは比べ物にならないくらいに酷い(今も上手いとは言えないが)ので、その辺はどうかご容赦を・・・。

まずはこのレースで優勝を遂げたニスモの22号車。

そう、当時ニスモは2台体制でこちらは現在と同様にモチュールニスモGT-Rと呼ばれていた。

当時はR34スカイラインGT-Rがベースで、今でもこのマシンのファンは多く私もそのひとりだ。

いやーカッコいいねえ!

そしてこちらがザナビィニスモGT-Rと呼ばれたニスモの23号車。本山哲選手とミハエル・クルム選手が駆り、この2003年シーズンのチャンピオンを獲得したマシンだ。

そして撮影した場所は・・・おそらくAコーナー(現在のコカコーラコーナー)に向かう短いストレートだと思うのだが、詳しい方コメント欄で教えてください。

でもGT-Rといったらこのチームインパルのカルソニックスカイラインだろう。

シンプルなカルソニックブルーのカラーリングに白抜きの『caisonic』のロゴは現在も変わらず、当時も絶大な人気を誇っていたマシンだ。

カルソニックは2018年にマニエッティマレリを買収しマレリに社名を変更したため、本来ならばマレリのロゴにしたいはずだが、マレリの配慮により同ブランド名を使い続けている。

日本のGTにおいてカルソニックブランドは当時も今も一スポンサーの枠を超えた存在なのだ。

毎年変わらぬカラーリングのカルソニックチームインパルに対し、長年レイブリックのタイトルスポンサーながらも毎年カラーリングを変更していたのがチームクニミツ。しかし印象的なカーナンバー100は現在も変わらない。

そんなチームクニミツが走らせる旧NSXの当時の特徴といえばルーフ状のエアダクト、通称ちょんまげ。

このちょんまげはリヤハッチガーニッシュといい、全日本GT選手権のホモロゲーション取得のため市販のNSX-R(NA2)にオプション設定されたもの。

市販のリヤハッチガーニッシュはダミーで性能的効果はないが、このGTマシンではバンバンに空気をエンジンに送り込んでいるはず。

装着された当時は賛否あったが、個人的にはF1マシンのインダクションポッドのようで嫌いではない。

そしてこちらがナカジマレーシングのNSX。

今のようにテールエンダーではなく、当時のナカジマレーシングは上位チームだったのだが、その頃のカラーリングがこのモービルカラーだった。

純白に『Mobil1』のロゴがじつにカッコいい!

しかしこの年を最後にモービルはタイトルスポンサーを降り、翌年からはエプソンがタイトルスポンサーを務めることになった。

こちらのNSXはARTA。

現在は企業のイメージカラーであるオレンジベースのカラーリングだが、当時はレッド×ホワイトで、ちょっと時代を感じるね。

こちらはサード。当時のトヨタ勢は4代目のA80系スープラで参戦していた。

現代と同じくデンソーがタイトルスポンサーを務めているがコベルコのロゴはまだない。

それにしても漢字が多く、当時としてもかなりクラシック然としたカラーリングだっただろう。

そして一際大きな感じで『大塚家具』!

この頃はまだ、その後お家騒動がやってくることを知らない・・・。

全日本GT選手権では1996年に、チーム郷が2台のマクラーレンF1 GTRをGT500クラスにエントリーしてシリーズを席巻しタイトルを獲得。

その後トヨタ・日産・ホンダから足枷が入り(?)チーム郷はシリーズを撤退した(チーム郷は2019年にGT300クラスで復活)が、マクラーレンF1 GTRは多くの性能調整を与えられながらも2003年シーズンも現役で、一ツ山レーシングがGT500クラスにエントリーさせていた。

大柄でCカーのような低く構えた車体が印象的なマシンだった。

1970年代にスーパーカーブームの中心的マシンだったランボルギーニのカウンタック?

と、思いきや・・・このマシン、名称がミラージュGT-1といい、イギリスのカスタムメーカーがカウンタックをオマージュして製造したレプリカマシン。

全日本GT選手権初登場は2000年で、スリランカのレーシングドライバーのスティーブ・ヤング選手がチームスリランカとして第2-3戦にGT500クラスにエントリーしており、この2003年にチームレイジュン(懐かしい!)が同マシンをGT300にクラス変更して復活させた。

しかし同年の第5戦で大クラッシュをしてマシンは大破し退役。なのでこの写真結構貴重かも・・・。

最後はRE雨宮が走らせていたFDのRX-7。

1995年から唯一のロータリーエンジンで参戦していた当時の名物マシンだったが、2010年を最後に惜しまれつつも撤退。

甲高いロータリーサウンドは今でも私の耳に残っている・・・。

最後に

今回は富士スピードウェイが大幅リニューアルする直前の、2003年全日本GT選手権第2戦で撮影した写真をもとに当時を振り返ってみた。

わずか20年ほど前の写真だが、富士スピードウェイの旧コースやレジェンドマシンたちを見るとモータースポーツファンにとっては懐かしく思えたのではないかと思う。

そのほかにも2003年に撮影したF1やフォーミュラニッポンの写真も発掘できたので、またの機会に掲載していこうと思う。ぜひ興味のある方はご覧いただきたい。

また最新のモータースポーツ現地観戦記事も多く書いているので、そちらの方もよかったら下記のリンクからどうぞ。

https://motorsport-photography.net/category/watching-motor-sports/

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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奥が深いモータースポーツ撮影の世界
MOTORSPORT撮影術

モータースポーツ撮影歴18年。腕に覚えは全く無いが、知識だけは豊富なワタクシぴぴが、レース撮影について偉そうに解説します。




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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。