2017年も残すところあと数時間となりましたが、今回は私の2017年モータースポーツ撮影を振り返って見たいと思います。
ちょうど1年前、メインカメラをEOS7D MarkⅡからEOS5D MarkⅣに代替えし、数年ぶりに富士スピードウェイの『WORLD CHEKA PADDOCK PASS(富士スピードウェイでの主力レースであるスーパーGT2回・スーパーフォーミュラ・スーパー耐久・WECの全5戦のパドックパスを34,500円の割引料金で販売されるもの)』も購入し、準備万端で例年以上に気合が入っていた。
経験年数と機材だけは一人前、腕は一向に上がらず… 今年こそは!!
それでは私が訪れたサーキット撮影全8戦!を、以下のとおり時系列で振り返りたいと思います。
ザックリ見出し
3月12日
富士スピードウェイ50周年イベント FUJI WONDERLAND FES!(富士スピードウェイ)
富士スピードウェイが開業から50周年を迎え、メモリアルイベントが開催された。
イベントはグループCカーのデモ走行や、GCやJAFGPで走行したレーシングカー、フォーミュラカー、ツーリングカーのデモ走行が行われた。
そしてこのイベント最大のトピックは、1976年・77年に開催されたF1選手権イン・ジャパンを再現した模擬レースだった。
会場では当時さながらの実況放送で、まるでタイムスリップをしたかのように思えた。
私の撮影場所が当時はまだ無かった最終セクションのレクサスコーナーであったのは、ただ一つ心残りだった…。
マリオアンドレッティ選手のロータス77
フェラーリの12気筒は当時から最高の音を奏でる ニキラウダ選手のフェラーリ312T2
1976年チャンピオンジェームスハント選手のマクラーレンM23
1977年にデビューウィンを飾ったウルフWR1
私がモータースポーツを知った頃のF3000マシン 私はローノーズが好きです
詳しくはこちら
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富士スピードウェイ50周年記念イベント FUJI WONDERLAND FES!
5月4日
スーパーGT(富士スピードウェイ)
例年ゴールデンウィークに富士スピードウェイで開催されるスーパーGTは、多くの観客が詰めかける。
私も毎年訪れるが、今年は特に多かった。
決勝の観客動員数を調べて見たら、以下のとおり多かったです。
2017年 58,000人
2016年 50,100人
2015年 58,000人
2014年 57,200人
※ 参考 2017年日本GP 68,000人 2017年スーパーGT鈴鹿1000km 45,000人
この勢いだと数年後には日本最大のモータースポーツイベントは当レースになるか!?
レースは開幕戦に続き、LEXUS LC500が表彰台を独占、圧倒的な強さを見せつけられた。
今回は前日車検より撮影 翌日優勝することになるZENT LC500
レッドブルカラーのキーパーLC500 格好良さは今年No.1でしょう!?
前座のFIA-F4に女性ドライバーが参戦していました 私も男、すぐに応援したくなります
この頃はまだまだLC500と差があったNISMO GT-R シリーズ後半あんなに詰めてくるとは!
富士で一番人気はこのチームであろう 静岡県は星野監督の地元なのです
雑誌の撮影か何かでレクサスドライバーが集結
めちゃめちゃイカツイAMG 街で見かけたら道を譲りましょう
2018年ゴールデンウィークのスーパーGTはこちら
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2018 スーパーGT 第2戦 富士スピードウェイ 観戦記 vol.1 予選編
2018 スーパーGT 第2戦 富士スピードウェイ 観戦記 vol.2 決勝編
6月11日
スーパー耐久(鈴鹿サーキット)
私の知り合いの方がオーナー兼ドライバーとしてスーパー耐久に参戦している。
その方から鈴鹿サーキット戦や富士スピードウェイ戦の前にお電話をいただき、クレデンシャルパスをご用意していただいている。
本当に感謝してもしきれないほどありがたい事だ。
ピット内での観戦は、チームの一員と勘違いしてしまうほどの臨場感を与えてくれる。
グリッドウォークで一世代前の名ドライバーに遭遇!
今回は念願の劇感エリアでも撮影しました。
和製マンセル登場
道上さんもWTCCの合間を縫って参戦
劇感エリアに移動
7月9日
スーパーフォーミュラ(富士スピードウェイ)
今年のスーパーフォーミュラのトピックは、何と言っても2016年GP2チャンピオンであるピエール・ガスリーだった。
昨年のストフェル・バンドーンにつづき2年連続のGP2チャンピオンの参戦に、スーパーフォーミュラのレベルの高さが世界に認められた事も日本人として嬉しく感じた。
無限のレッドブルカラーも最高にカッコよかった。
紅一点三浦愛選手 今回はサインをいただきました
今やF1ドライバーのピエールガスリー選手 このレースから後半戦にかけ調子を上げていきました
小林可夢偉選手は今回も勝てず 応援してます!!
8月6日
スーパーGT(富士スピードウェイ)
近年低迷が続いたホンダ勢だが、この日はそれが嘘のようにタイミングモニターのトップに名を連ねる。
そしてARTA NSX-GTが4年ぶりの優勝。
GT300もBMW M6のARTAが独走し、ARTAはお祭り騒ぎでした。
私は暑さから逃がれるためにビールをガブ飲みしピットビル屋上にて爆睡したため、撮影枚数は少なめ。
移動用の電動自転車のタイヤがバーストし、散々な1日でした。
2018年は真夏の500マイル(800km)レースとなるとの事、完走できるか私の体力が心配だ。
気分が乗らないと、撮った写真に影響がでますね。
今回優勝したARTA NSX-GT
60kgのウェイトハンディも3位に入ったZENT LC500
GT300もARTAが優勝 それにしてもこのM6はデカい
9月3日
スーパー耐久(富士スピードウェイ)
この日もクレデンシャルパスをご用意いただき、グリッドウォークを楽しみピット内でスタートを見守る。
チームスタッフとともにタイミングモニター・テレビモニターをチェックする。
するとミッショントラブルのため緊急ピットイン。
メカニックがミッション交換の大きな仕事を終えると、ピット内は拍手。
私も拍手… 気分だけはチームの一員だ。
その後は撮りたい願望が我慢できず、ダンロップコーナーへ移動し普通の観客に戻っていった。
今回は1/10秒前後のスローシャッターに挑戦してます。
グリッドウォークを堪能中
今回は超スローシャッターに挑戦 1/10秒
1/8秒 ブレも少なく上手く撮れました
同じく1/8秒
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10月15日
世界耐久選手権WEC(富士スピードウェイ)
WECは1年のうちで私が一番楽しみにしている。
その歴史やドライバーのレベル、流入するお金はフォーミュラ1が究極ではあるが、ことマシンの格好良さはLMPカーがNo.1だと私は思う。
サーキットでの楽しみの一つ、音についても両者は対比する。
F1がレギュレーションの詳細まで細かく決められ、ワンメイクエンジンかと勘違いするほど同じ音で走り去る中、WECのLMP1-HでトヨタのV6 2.4L ガソリンツインターボ+モーターに対し、ポルシェはV4 2.0L ガソリンシングルターボ+モーターという形式で、発する音も随分違いがある。
昨年まではアウディのV6 4L ディーゼルターボ+モーターという変態エンジンの音も最高でした。
今年はポルシェがLMP1-Hからの撤退を発表し、最後のトヨタvsポルシェを楽しんできました。
決勝日は終始雨模様 Lightroomのかすみ除去機能が大活躍
トヨタは地元でホントに強いです 今回も優勝し6戦5勝!
このフォードGTホントにデカいんです 幅は軽く2メートル越え しかもLMGTクラスにも関わらずプロトタイプみたいな見た目
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11月19日
SUZUKA Sound of ENGINE(鈴鹿サーキット)
このイベントは、歴史的価値を絶やすことなく維持し続けるために、自動車そしてモータースポーツが持つ貴重な歴史にスポットを当て、自動車への興味喚起の機会とモータースポーツへの憧れを持ってもらうことを目的としている。
一昔前までのレースカーは、通常1レースを走りきるまでのマージンしか持たずに製作されていた。
そんなマシンを動態保存(動く状態で保存すること)していくためには、膨大な費用がかかる。
しかし今回メインのマスターズヒストリーフォーミュラ1の模擬レースでは、70年代80年代のマシンをスライドさせながらエンジンをブン回して走ってるんです。
このマシンサイドポンツーンがほぼありません ブサイクなティレル012
ニコロズベルグ選手の父親ケケロズベルグが駆り1982年のチャンピオンとなったウィリアムズFW08
ホンダにつづき日本で二番目にF1にエントリーしたマキ 走行は1975年に戦ったマキF101C
大富豪でレース好き貴族アレキサンダーヘスケス卿が設立したチーム ヘスケス308B
インディのトップチームペンスキーが手がけたF1マシン ペンスキーPC4
チーム名がフランクウィリアムズレーシングカーズだった頃のウィリアムズFW04 1990年の日本グランプリを沸かせたロベルトモレノが乗ってます
1974年のF1を戦ったロータス76
ツインシャシーの幻のF1マシンロータス88B
1983年にナイジェルマンセル選手が乗ったロータス92
このメカメカしさがたまらなく良かったティレル001
ネルソンピケが初のワールドチャンピオンに輝いたマシン ブラバムBT49C
アルファロメオ179C この日はエンジン不調か後ろのF3000マシンにあおられていました
マクラーレンM26
名車マクラーレンM23 この日はオーナー自らドライブしデグナーカーブでクラッシュさせました
1967年製 クーパーマセラティT86
ヨッヘンリント選手がチャンピオンになったロータス72C
1977年デビューウィンを飾ったウルフWR1
1976年F1インジャパンに参戦した伝説のマシン コジマKE007
右京さん目が怖い 神風右京再来の様子
長谷見さんは後ろの星野さんとランデブー
ロータリーは甲高いいい音色を奏でていました
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SUZUKA Sound of ENGINE 2017 観戦記
最後に
今年一年を振り返ってみましたが、一向に上がらない腕前と毎度のレクサスコーナーで同じアングルばかりに、あらためて驚いております。
でも最後のSUZUKA Sound of ENGINEの絵は、結構気に入っています。
鈴鹿サーキットはマシンとの距離が近く、しかも様々な角度から撮影ができ、お気に入りのサーキットです。
今回あらためて編集し、来年はもっと上手くなりたい、と思いました。
来年の開幕が待ち遠しくてなりません。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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