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2021年型F1マシンでもっともセンスがあるカラーリングは?ベストカラーリングランキング!

2021年のF1もまもなく開幕ということで、先日のバーレーン合同テストを前にすべての2021年マシンが出揃った。

今年は昨年のマシンを踏襲しているため大きなマシンデザインの変更はないが、アストンマーティンやアルピーヌが名称変更とともに全身のチームからガラリとイメージを変えたチームや、その他のチームもカラーリング変更が多くみられる。

そこで今回はF1観戦31年の私が、超独断と偏見で今年のF1マシンのカラーリングをランキング形式で審査?したいと思う。

どうぞ、軽〜い気持ちでご覧いただき、ご意見は下にあるコメント欄で”優しく”書いていただきたい・・・。

では、第10位から行ってみよう!

【第10位】ハースVF-21

第10位(最下位)は新興チームのハース。

ハースの2021年マシンVF-21は前年からカラーリングが大きく変わり、ロシアカラーになったが、これは、新加入したニキータ・マゼピンの父親が経営するロシアのウラルカリがタイトルスポンサーになったからだ。

しかしこのロシアカラーが問題になった。

理由はロシアが過去にオリンピックにおいてドーピングを行なったために、主要国際大会への参加を禁止されており、ロシアの国旗掲揚が許されてないため、このハースのロシアカラーがそれに抵触しているのでは、ということらしい。

だがそれよりも、このベタで単純なカラーや塗り分けが80年代を連想させて、斬新でもクラシックでもない、ただのダサいカラーに見えてしまうのは私だけではないはず。

【第9位】ウィリアムズFW43B

第9位はどこのF4チームだ!と思えるような酷いカラーリングの今年の名門ウィリアムズ。

ロスマンズカラーやマルティニカラーなどハイセンスな時代もあっただけに、成績とともにカラーリングも落ちるところまで落ちたな、といった感じ。

そして何よりもスポンサーロゴがほとんどなく、財政面がとっても心配だ。

その数少ないスポンサーの中で、一番大きなロゴはバージボードに描かれたPONOSの文字。これはゲーム『にゃんこ大作戦』で有名な日本の企業。

来年はそのにゃんこがマシンに描かれ、ついにF1マシン初の痛車が誕生するかもしれない!?

【第8位】アルファロメオC41

アルファロメオC41は昨年のC39からレッドとホワイトが逆転した(ノーズ部分除く)カラーリングにしてきた・・・が、芸術の国イタリアのチームとしては残念なほどに特に目を引くデザインではない・・・。

書くことは何もない・・・ライコネンに頑張ってほしい、ただそれだけだ。

【第7位】マクラーレンMCL35M

マクラーレンは2017年からオレンジを基調としたカラーリングを復活させ、2018年からは1968年から1971年までと同じパパイヤオレンジになっており、今年のマシンもそれを踏襲している。

オレンジと水色の塗り分けは個人的には少し違和感があるのだが、色相環を見てみると相性が良いらしい・・・。

今年はガルフが大口のスポンサーになって、昨年までのマクラーレンよりも薄い水色ベースに濃いオレンジのガルフカラーになるのでは、と噂されていたが、そのガルフのロゴはエンジンカウルに小さく入るのみで、マシン全体を覆うまでには至らなかった。

もしガルフカラーになっていたら?

今年のマクラーレンがこんなガルフカラーだったら
2018年スーパーGT第5戦にて

こんなガルフカラーだったら、もちろん今回の順位付けではトップ3は間違いなかっただろう。

【第6位】メルセデスF1 W12 EQ Performance

メルセデスは2010年のコンストラクターとしてのF1復帰以来、1950年代に参戦していた時と同様にシルバーを基調としたカラーリングを施していたが、2020年5月にアメリカで起きた黒人男性を白人警官が死に至らしめた事件に端を発する抗議運動を受けてシルバー部分をブラックに変更した。

今年も昨年同様にブラック塗装が施されているが、エンジンカウルにあった無数のスリーポインテッドスターが廃され、シャークフィンの部分にはAMGの文字が入りグレーで塗装されている。

個人的には昨年のブラック塗装が今まででもっとも好きだっただけに、このグレー塗装は如何なものかと思う。

ブラック系は熱を吸収しやすいため、グレー塗装は熱対策なのかな?

【第5位】レッドブルRB16B

レッドブルのマシンカラーリングはマッド塗装を今年も踏襲する。

このマッド塗装、2016年に初めて登場した時には非常にカッコよく感じたが、6年目ともなると少し飽きてきたのでこの順位に落ち着いた。

ただ昨年までタイトルスポンサーだったアストンマーティンがレッドブルから退いたため、リヤウイングに『HONDA』が復活したことは私たち日本人にとって嬉しいポイントだね。

【第4位】アルピーヌA521

ルノーからアルピーヌブランドに変更した初代F1マシンアルピーヌA521は、ルノーの企業イメージカラーであるイエローから、アルピーヌのブルーにガラリと変わった。

そのブルーは(おそらく)マッド塗装ながらもメタリックになっていて非常に派手な印象で、カウル後端にはトリコロールがあしらわれており、ルノー時代よりもよりフランス色が色濃くなっている。

経営的に厳しいルノーだが、このイメージ戦略が功を奏し、多くの市販車が売れることで株主にもF1を続けてよかったと思わせ、今後の継続参戦の起爆剤となってもらいたい。

【第3位】フェラーリSF21

トップ3の一角に滑り込んだのはフェラーリSF21。

2019年から流行りのマッド塗装に変身した名門フェラーリは、当初に明るいレッドのカラーがオレンジ色に見えると比喩されたが、2019年からはやや濃いレッドになり2020年もそれを踏襲した。

そして今年のSF21は、全体的には前年のSF1000と同じ色だが、マシン後端部は前年の参戦1000グランプリ目にあたるトスカーナグランプリで見せた参戦当初の真紅のカラーを取り入れており、私的には2色のレッドカラーが渋味を増してイイ感じに思える。

だが、エンジンカウルのミッションウィノウのロゴが、ブラックから蛍光のグリーンに変わったとこだけがいただけない・・・。

【第2位】アルファタウリAT02

第2位はアルファタウリAT02とした。

昨年トロロッソからアルファタウリに名称を変更し、それに伴いマシンをソリッドのホワイトベースに濃紺をあしらったカラーリングに大きく変わり、シンプルながらもアパレルブランドらしいシックなデザインが多くのファンに好感を持たれ、FIAからはベストカラーリング賞を受賞した。

今年もそのカラーリングコンセプトは踏襲されるが、ノーズを中心に濃紺の面積が拡大しており、これもまた素晴らしいカラーリングだ。

そしてリヤウイングは、昨年までのAlphaTauriのロゴからHONDAに変更になり、我々日本のF1ファンにとっても好感が持てる。

【第1位】アストンマーティンAMR21

私が独断と超偏見で選んだ、2021年ベストカラーリングF1マシンは、アストンマーティンAMR21だ。

レーシングポイントからアストンマーティンになり、昨年までのピンクのBWTカラーから、アストンマーティンの企業カラーであるグリーンに大きく様変わりした。

2020年にスーパーGT GT300クラスに参戦したD’Stationのアストンマーティン
2020年スーパーGT最終戦にて

そのグリーンはスーパーGTなどに参戦するマシンとは異なり、少し青みがかったメタリックグリーンで、企業イメージどおりの高級感があるカラーリングだ。

直前のバーレーンテストではトラブル続きでまともに走る姿が見られなかったが、F1界では久々に復活したグリーンカラーのF1マシンがベッテルのドライブで上位を席巻する姿を見てみたい。

まとめ

私が超独断と偏見で選んだ、2021年F1マシンのカラーリングランキングは以下のとおり。

順位チームマシン型式
10ハースVF-21
9ウィリアムズFW43B
8アルファロメオC41
7マクラーレンMCL35M
6メルセデスF1 W12 EQ Performance
5レッドブルRB16B
4アルピーヌA521
3フェラーリSF21
2アルファタウリAT02
1アストンマーティンAMR21

これがシーズンのはじまる前に思った純粋な順位だが、カラーリングの好き嫌いは十人十色なので、「ウィリアムズの今年のマシンはセンスあるよ!」とか「ハースのカラーリングいいねえ!」など、さまざまな意見があるだろう。

そんな方はぜひ下のコメント欄から”優しく”意見をお聞かせいただきたい。

今週末から2021年シーズンが開幕するが、『速いマシンはカッコよく見えてくる』という格言もあるとおり、成績次第では私の気持ちも大幅に変わるかもしれない・・・。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。