1987年に初開催して以来、日本F1のメッカとして長く歴史を刻んできた鈴鹿でのF1ですが、2020年と2021年は新型コロナウイルスの影響で開催が中止されました。
そんな鈴鹿サーキットに今年、F1が戻ってきました!
待ちに待ったF1。そして今年は8年ぶりに日本人ドライバーが参戦!
そう、前年の2021年にF1デビューした角田裕毅選手初の母国凱旋レースです。
もちろん私は迷わずチケットを購入し、3年ぶりとなるF1観戦(撮影)を堪能し、角田裕毅選手を応援してきました。
ということで今回から数回に渡り2022年F1日本グランプリの観戦記を書いていきたいと思います。
第1回目はファンゾーンの様子をお伝えします。
では、いってみましょう!
ザックリ見出し
サーキットへの道中も演出たっぷり!3年ぶり開催で気合いが入る鈴鹿サーキット
今年の日本グランプリは土曜日から観戦します。
3年ぶりということで興奮してまったく眠れず、静岡市の自宅を出発したのが深夜1時。おかげで渋滞無しで予約していたサーキット入口ゲート近くのP10駐車場に到着したのが4時。車中で仮眠をして8時過ぎに鈴鹿サーキットのゲートへ向かいます。
ゲートに近づくと足元にグリッド位置を示す枠のようなペイントと年代が描かれています。
グリッドの文字は1962からあるので、おそらく今年鈴鹿サーキットが開業60周年を記念して描かれたのでしょう。
とりあえず私がはじめて日本グランプリを観戦した年のグリッドを・・・。
さあ、メインゲートをくぐって3年ぶりの鈴鹿サーキットに入場します。
いやー、テンション上がりますね!
エントランスにはご覧のとおりF1ドライバー20人のパネルが設置されています。
そして中央には『60 ROAD to NEW FUTURE(60周年 新しい未来への道)』の文字。記念すべきこの年に鈴鹿サーキットでF1を観ることができて幸せっす!
パネルの横でお気に入りのドライバーと一緒に写真を撮ろうと列ができていましたが、人気はやっぱり角田裕毅選手とマックス・フェルスタッペン選手。
また今季限りで引退を決めた日本人F1ファンから絶大な人気を誇るセバスチャン・ベッテル選手も、今回が鈴鹿ラストランということで多くの方が写真に収めていましたね。
エントランスの先のこの高台から眺める景色が好きです。
3年ぶりのF1、満喫するぞー!
こんなウォールアートも設置してありました。
レッドブルのリヤウイングに『HONDA』のロゴが確認できるので、このマシンは2021年型のレッドブルRB16Bだね、なんて気軽に写真を撮りましたが、家に帰り画像を編集していると・・・この絵、何か変だぞ!?
画像を拡大してみると、なんと無数の写真からできていたんだ!いやー、ビックリしました!!
さあ、さらにサーキットへと足を進めていきましょう。
サーキットへの道中にはフラッグやのぼり旗が掲げらていて、さらに興奮が増していきます。
そして今回が初の母国レースとなる角田裕毅選手の生い立ちを紹介。
やっぱり日本人ドライバーが出場すると、応援にも熱が入りますね!
場内に響き渡るホンダRA272のエンジン音
さあ、サーキットエリアの入場口に到着しました。
「3年ぶりですね。ただいま、鈴鹿」
思わず心の中でつぶやいていました。
グランドスタンドの裏側には、今年参戦する20人のF1ドライバーの顔写真が掲げられています。こんな演出も気分を盛り上げてくれますね。
テンションが上がりまくりながらGPスクエアを歩いていると・・・
「ぐわーーーっん、ぐわーーーっん!」
と、ものすごい爆音が場内に響き渡りました。
このクラシックな金属音的なエンジン音・・・間違いない、あいつだ、と思い音を辿ってホンダブースに。
やっぱりコイツか。
そう、音の正体は1966年メキシコグランプリでホンダに初優勝をもたらした、ホンダRA272の暖気音でした。
1.5Lという小排気量マシンですが、やっぱりエンジン音は完全にF1水準ですね。
その横には2018年のスーパーGT GT500クラスを制したチームクニミツのホンダNSX-GTやグランプリバイクなどが展示してあり、各マシンごとに暖気をしながら10時15分から行われるHRC40周年記念デモランに備えているようです。
レッドブルRB16B『ありがとうホンダ』に初対面!
そんなホンダブースでNo.1の人気を集めていたのがこのマシン。
2021年トルコグランプリに登場したレッドブルRB16Bの特別カラーバージョン、通称『ありがとうホンダ』です。
この週前半は名古屋駅のコンコースに展示してあり、週末に鈴鹿サーキットに運ばれてきたようです。
日本グランプリの後には渋谷でも展示されており、もしやミッキーマウスと同じくドンガラも含めて2台以上存在するのでは!?
いや、このマシンは1台限り。
まあ考えてみればパワーユニットを供給するホンダが所有するマシン。ドンガラなんて考えられませんね。
極端に細いノーズ。
広角で撮ったからなのかとも思ったのですが、家に帰って同マシンのミニカーを確認するとやっぱり極細。
こんなノーズでクラッシュテストに合格するんですね。
こちらが『ありがとうホンダ』と呼ばれる所以になった日本語の文字で、リヤウイング裏側にも大きく描かれています。
じつはこのカラーリング、本来は2021年の日本グランプリで披露する予定でしたが・・・コロナ禍のため残念ながら中止に。
そう、このマシンがこの日本グランプリ開催期間中にこの場にいることは深い意味合いがあるんです。
角田裕毅のデビューマシンを間近で舐め回す
そして2021年日本グランプリが中止になって残念に思っていたのはこちらも同じ。
はい、角田裕毅選手のデビューマシン、アルファタウリAT02です。
このマシンは頑張って流行りの細ノーズ化を実現しようと努力しましたが、先ほどのレッドブルRB16Bのような極端な形状にはなり得ず・・・。
カメラマンエリアビブス引換所でビブスゲット
ホンダブースを後にした私は、カメラマンエリアビブス引換券所でビブスをいただきます。
はい、こちらです。
全カメラマンエリアに入場できるチケットを購入しましたが、今年はグリーンでした。
ここでビブスを着て思いました。
「あっ!アルファタウリのチームウェアが見えない・・・」
角田裕毅選手を応援しようと13,000円もの大金を注ぎ込んで購入したアルファタウリのチームポロシャツですが、ビブスを着ると見えなかったのです。
来年から対策考えます・・・。
出勤するドライバーを一目見ようとファンが殺到
GPスクエアの脇にはパドックエリアに向かう道路があり、出勤するドライバーやチームスタッフを一目見ようと多くのファンが待機します。
そこをF1関係者が通過するするとファンが手を振り、乗車中のスタッフやドライバーがホーンやジェスチャーで返してくれるとファンは大騒ぎ。
こんな光景を見てF1関係者は日本のファンを大切に感じてくれるのでしょう。
ラスト鈴鹿ベッテルに敬意を表する巨大ボードが設置
GPスクエアのほぼ中央には巨大なベッテル選手のボードが設置されていました。
彼は今季でF1を引退するため、今回が最後の鈴鹿。
温和な性格で日本人F1ファンに愛されているベッテル選手(彼自身も日本が大好きだと公言しています)ですが、今年は特にアストンマーティンのチームウェアを着た彼を応援するファンが多かったです。
フェラーリワイン?いやフェッラーリワインです・・・
おっ!フェラーリのブース?と思い、立ち寄ってみるとなんだか様子がおかしい・・・。フェラーリロゴのワインやシャンパンを売っているようです。
じつはこれ、F1チームのフェラーリとはまったく資本関係がないフェッラーリというイタリアに本拠を置くワイナリーです。
2021年からF1表彰台のシャンパンファイトで使われているシャンパンを取り扱っているブランドとしてもある程度知名度がありますが、おそらくF1チームのフェラーリのワインだと思って購入した方も多いはず・・・。
F1マシンの生首(フロントセクションのみ)が設置されフロントタイヤの交換作業が体験できる『ピットストップチャレンジ』は、まだ営業前のようです。
2019年はレッドブルのブースにありましたが、仕様が変わりマシンもフェラーリになったようです。
今回はここまで。次回は土曜日の午前中に行われたドライバーズステージの様子を書いていきますので、興味のある方は下のバナーからご覧ください。
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