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キヤノンEOS R・ニコンZ6・ソニーα7Ⅲ 3モデルのスペックを徹底比較!

はじめに

前回もお伝えしましたが、Canonが満を持してフルサイズミラーレスカメラ『EOS R』を発売し、カメラ三大メーカーが揃ってフルサイズミラーレス市場に参入しました。

SONY・Nikonは高画素機とスタンダード機の2種類をラインナップさせましたが、Canonはその中間の画素数1種類のみを発売し、価格帯はNikon・SONYのスタンダード機とほぼ同等です。

そこで今回は、3社のフルサイズミラーレスカメラの同価格帯モデル『EOS R』『Z6』『α7Ⅲ』のスペックを比較していきたいと思います。

実勢価格

まずはじめに各モデルの実勢価格を比べてみましょう。

メーカー Canon Nikon SONY
モデル EOS R Z6 α7Ⅲ
実勢価格 237,500円
(9月9日現在 Canonオンラインストア)
245,430円
(9月9日現在 価格.com最安値)
209,700円
(9月9日現在 価格.com最安値)

EOS Rはまだ価格.comでのデータがなかったので、Canonオンラインストアでの価格を採用しましたが、今後価格.comに載れば、20万円前後の価格になると予想され、三種の中で最安値になる可能性が高いと思います。

ただ価格は機能に対してなので、この後その仕様をじっくり比べてみましょう。

サイズ・重量

メーカー Canon Nikon SONY
モデル EOS R Z6 α7Ⅲ
サイズ  135.8×98.3×84.4 mm  134×100.5x67.5 mm  126.9x95.6x73.7 mm
重量 580 g 585 g 565 g

サイズ的はα7Ⅲが一番コンパクトで、最後発のEOS Rはかなり厚みがありますので、グリップがしっかりしているのではと思います。

重量的はα7Ⅲが最軽量でZ6が一番重いのですが、その差20gと持った感じはほとんど気にならないのではないでしょうか。

有効画素数

メーカー Canon Nikon SONY
モデル EOS R Z6 α7Ⅲ
有効画素数 3030万画素 2450万画素 2420万画素

Z6・α7Ⅲは高画素タイプの上級機がありますが、EOS Rはこの1種類のみの設定で、ライバルメーカーのスタンダード機と高画素機の中間の画素数で勝負してきました。

果たしてCanonは近い将来、ライバルメーカーに対抗し更なる高画素機を発売してくるのでしょうか。

 

秒間連続撮影枚数 / シャッタースピード

メーカー Canon Nikon SONY
モデル EOS R Z6 α7Ⅲ
秒間連続撮影枚数 8コマ 5.5コマ 10コマ
シャッタースピード 1/8000〜30秒 1/8000〜30秒 1/8000〜30秒

連続撮影枚数は、Z6が秒間5.5コマと少し物足りない感じがしますが、ミラーレス機で動体撮影を行うユーザーは少ないと思うので気にならない方も多いでしょう。

記録メディア

メーカー Canon Nikon SONY
モデル EOS R Z6 α7Ⅲ
記録メディア SDカード
SDHCカード
SDXCカード
 XQDカード SDカード
SDHCカード
SDXCカード
メモリースティックPRO Duo

EOS R・α7Ⅲは一般的に普及し価格もリーズナブルなSDカードを使用しますが、Z6のXQDカードは気になりますね。

性能を追求しての採用だと考えますが、XQDカード本体の価格や読み込み用のハードなどの出費も考えなければなりません。

モニター / ファインダー

メーカー Canon Nikon SONY
モデル EOS R Z6 α7Ⅲ
モニターサイズ/ドット数 3.15インチ
210万ドット
3.2インチ
210万ドット
3インチ
92.16万ドット
可変モニター バリアングル チルト チルト
ファインダー形式 有機ELカラー電子ビューファインダー Quad-VGA OLED XGA OLED Tru-Finder
ファインダーサイズ/ドット数 0.5インチ/369万ドット 0.5インチ/369万ドット 0.5インチ/236万ドット

進化のスピードが速いモニターやEVFに関しては発売日の新しい機種の方が良く、EOS R・Z6が数値上はα7Ⅲを大きく引き離しております。

またEOS Rは従来の液晶ファインダーではなく有機ELを採用しており、まだ覗いたことはありませんが、より発色の良い絵を見られるのでしょうか。

その他

メーカー Canon Nikon SONY
モデル EOS R Z6 α7Ⅲ
5軸手ぶれ補正   ○  ○ 
測光範囲 -6〜18EV -4〜17EV -3〜20EV

特筆すべきはEOS Rに5軸手ぶれ補正を搭載しなかったことです。

金額を抑えて価格的訴求効果を狙ったためなのか、それともフルサイズミラーレス用RFマウントのレンズはこれまでの一眼レフ用EFマウント同様、ボディ内手ぶれ補正ではなくレンズ内手ぶれ補正で展開していくのか、今後の展開に注視したいところですね。

あとEOS Rの目玉として、測光範囲が-6からと、人の目で見えないくらいの暗所でもオートフォーカスが機能してくれるそうで、ぜひ試してみたいものです。

まとめ

以上、三大カメラメーカーのフルサイズミラーレス機が出揃ったので、スペックを比較してみました。

価格ではEOS R・α7Ⅲ、サイズや重量ではα7Ⅲ、画素数ではEOS R、ファインダーやモニターはEOS R・Z6、5軸手ぶれ補正搭載モデルはZ6・α7Ⅲ、暗所ではEOS Rと三社三様の特性となっています。

ただこれはあくまで数値上の比較、今後EOS R・Z6がユーザーに渡り実際に触れてみて撮ってみて、初めてそのカメラとしての真価が問われるものと思います。

量販店に並んだ時、ワタクシぴぴもあらためて触れてみて、皆さんにお伝えしたいと思います。

メーカー Canon Nikon SONY
モデル EOS R Z6 α7Ⅲ
実勢価格 237,500円
(9月9日現在 Canonオンラインストア)
245,430円
(9月9日現在 価格.com最安値)
209,700円
(9月9日現在 価格.com最安値)
サイズ 135.8×98.3×84.4 mm 134×100.5x67.5 mm 126.9x95.6x73.7 mm
重量 580 g 585 g 565 g
有効画素数 3030 万画素 2450 万画素 2420 万画素
ローパスフィルター
秒間連続撮影枚数 8コマ 5.5コマ 10コマ
シャッタースピード 1/8000~30 秒 1/8000~30 秒 1/8000~30 秒
記録メディア SDカード
SDHCカード
SDXCカード
XQDカード SDカード
SDHCカード
SDXCカード
メモリースティックPRO Duo
モニターサイズ/ドット数 3.15インチ
210万ドット
3.2インチ
210万ドット
3インチ
92.16万ドット
可変モニター バリアングル チルト チルト
ファインダー形式 有機ELカラー電子ビューファインダー Quad-VGA OLED XGA OLED Tru-Finder
 ファインダーサイズ/ドット数 0.5インチ/369万ドット 0.5インチ/369万ドット 0.5インチ/236万ドット
5軸手ぶれ補正  
測光範囲 -6〜18EV -4〜17EV -3〜20EV

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

ぴぴ
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2件のコメント

ぴぴさんこんばんは!

素晴らしい比較表ですね。
流石です。 本日、量販店へ行ってみたら、NikonもCanonも予約日の告知看板とカタログが
おいてありました。
早く試してみたいところです。

FDからEFにマウントが入れ替わったように、いずれRFマウントに変わっていくのでしょうね。

ところで、今週末から全国展開でタッチ&トライのイベントが開催されます!

私は品川で触れてこようと思います!

https://cweb.canon.jp/eos/special/eos-r/seminar/

マイクさん、いつもコメントありがとうございます。

やはりマウントは変更されて行くのでしょうね。
モータースポーツ撮影好きの私としては、今回軽量になった600mm/400mm ⅢもEOS R同様非常に気になるところですが、しばらくは様子見です。

マイクさん、EOS R触ってくるんですね!
都会の方が羨ましいデス…。

感想お待ちしています!

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ABOUT US
大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。