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F1撮影初心者必見!F1日本GP撮影用カメラ機材リスト

前回はF1日本グランプリの持ち物リストを挙げてみましたが、今回はカメラマンエリアチケットを購入した方向けにおすすめのカメラ機材をリストアップしてみようと思います。

モータースポーツ撮影は究極の動体撮影とも言われていますが、その中でもモータースポーツのピラミットの頂点に位置するF1はスピード領域が一番速く、撮影は困難を極めます。

なのでカメラ機材は非常に重要なんです。

充実したカメラ機材を揃えることでストレスフリーで撮影に専念できますので、ぜひ今回挙げる機材を持ち込み、一生に残る写真を撮ってくださいね!

では、いってみましょう!

カメラボディ

一眼レフ機や近年発売のミラーレス機で、シャッタースピードを自由に変更できてファインダー付き画像の遅延が少ない中級機以上のモデル

絶対に忘れてはならないのがカメラボディ。まあ、これを忘れることは無いとは思いますが・・・。

カメラの種類はレンズ付きのいわゆるコンデジでも撮れないことは無いのですが、焦点距離が足りなかったりF1のスピードにファインダーや背面の液晶がついて行けないため、うまく撮ることができません。

一生の記念になるかもしれない写真を撮るには、一眼レフ機や近年発売のミラーレス機で、シャッタースピードを自由に変更できて、ミラーレスならばファインダー付きで画像の遅延が少ない中級機以上のモデルを選ぶといいでしょう。

またファンゾーンにもシャッターチャンスが多くあるので、F1マシンの撮影用とは別にもう1台標準レンズが装着されたカメラ(こちらはコンデジでもいいですね)を持っていくとさらに重宝します。

交換レンズ

最低でもテレ端400mm 理想は700mmの超望遠ズーム(ヘアピンプラスは200mmでOK)

交換用のレンスも忘れてはなりません。

鈴鹿サーキットはF1が開催される他のサーキットと比べると観客席からコースまでの距離は近いと言われていますが、それでもFIAグレード1を取得しているので、やっぱりランオフエリアはたっぷりと設けられています。

さらに各カメラマンエリアはスタンドの上段にあるため、コースまでの距離はむちゃくちゃ遠いです。

特に私が2019年に撮影したB2席のカメラマンエリアや2018年に撮影したD席のカメラマンエリアからだと換算560mmでも足りず、トリミングで対応しました。

なので今回は換算700mm(500mm+1.4テレコン)で挑みます。

ちなみに幸運にもヘアピンプラスを購入できた方は200mmのレンズでも問題ありません。

各カメラマンエリアからの撮影サンプルについては下記の記事で詳しく書いていますので、よかったら参考にしてください。

一脚

慣れが必要だが超スローシャッターでの撮影では威力抜群

F1をはじめモータースポーツの撮影では、そのスピード感を強調するために流し撮りが基本ですが、モータースポーツの中でももっともスピード領域の高いF1マシンの流し撮りは難易度が非常に高いです。

そんな時に便利なのが一脚。

これを使うことで上下のブレがかなり解消されるため、超スローシャッターで背景を極端に流す時には必須アイテムです。

ただ慣れが必要なアイテムのため、F1でぶっつけ本番をするのではなく、速度領域の遅いカテゴリーで練習を積んでから使用しましょう。

ちなみにサーキットでは一般的に三脚の使用は禁止されています。

可変NDフィルター

超スロシャッターでの撮影では必須 可変式ならば自由に調整可能

上でも書いたとおり、F1などモータースポーツの撮影では流し撮りが基本。

しかし天気が良い日やシャッタースピードを極端に遅くするとF値が爆上がりしてしまい、白飛びや小絞りボケの原因になります。

そんな時に便利なのがレンズのサングラスにあたるNDフィルターで、これを装着することでF値を調整できます。

しかしシャッタースピードを変更するたびにND8、ND16と変えるのでは効率が悪い。

なので私は自由に暗さを調整できる可変NDフィルターを使用しています。

古い可変フィルターは色が変化してしまいましたが、最近のものはかなり改善されていますので、過去に諦めた方も最新のものをもう一度試してみることをおすすめします。

バッテリー

撮影スタイルにもよるが、一眼レフ機でも各日3本、ミラーレス機では4-5本のバッテリーがあると安心

多くの方は1年に一度のF1撮影ということで、国内レースの撮影とは比べものにならないほどシャッターを切ります。

ちなみに私は2019年のF1日本グランプリで、日曜日のみの撮影にもかかわらずシャッターボタンを押した回数が5,000枚を超えました!

まあこのレースは土曜日のセッションが台風襲来ですべてキャンセルされ、日曜日に予選と決勝が行われたことも要因ではありますが・・・。

なので予備バッテリーは必須です。

撮影スタイルにもよりますが、一眼レフ機でも各日3本、ミラーレス機では4-5本のバッテリーがあると安心です。

バッテリー充電器

2日以上の撮影ならばバッテリー必須 理想は2つ以上

先日Twitterで、『今年のF1日本グランプリ、何曜日から観ますか?』とアンケートを取ったところ、ほとんどの方が金曜日から3日間観戦するようです。

カメラマンエリアチケットを購入した方も、金曜日のフリー走行では各エリアの立ち入りが自由なため、3日間撮影をされる方も多いでしょう。

しかしカメラバッテリーを数十本も持っている方は少ないのでは・・・。なので充電器も必須です。

ただ、たくさん歩き回りホテルに着くと疲れ果てて、充電器をセットしたらすぐにバタンキュー(死語じゃ!)。翌日1本しか充電されていない!なんてことも!?

なので理想は充電器を2つ以上持って行きたいです。

モバイルバッテリー

サーキットにコンセントはない カメラやスマホの充電用にあると安心

またバッテリー関連?はい、カメラマンにとってカメラのバッテリー切れは命取りです。

最近のミラーレス機はUSB-Cで充電をすることができますので、モバイルバッテリーも持っていると精神衛生上かなり安心できます。

またレースの展開を確認したりセッション間の暇つぶしでスマホを閲覧することが多くあり、スマホの充電も心配。しかしサーキットにコンセントはありません。

そんな時のためにモバイルバッテリーがあると安心です。

メモリーカード(SDカードなど)

撮影スタイルにもよるが、128GBや256GBのものを数枚持参する

バッテリーの項でも書いましたが、私は2019年F1日本グランプリで日曜日のみの撮影にもかかわらず5,000枚を超える撮影をしました。

金曜日から撮影すると単純計算でも15,000枚・・・。

まあホテルに帰りパソコンに移せば1日分のメモリーカード(SDカードなど)で大丈夫ですが、それでも数千枚は撮るでしょう。

撮影スタイルにもよりますが、ここまで撮影枚数が増えると1枚のメモリーカードでは到底足りません。

しかも近年のカメラは画素数が増えているため、メモリーカード1枚あたりの撮影可能枚数が減ります。

なので数枚のメモリーカードを持っていくの安心です。

ちなみに最近のメモリーカードは1TBの大容量のものもありますが、トラブルや紛失ですべてを失ってしまうことも想定して、128GBや256GBのものを数枚に分けて使うことをおすすめします。

パソコン

データの移行やバックアップ 撮った画像の確認のために必要

上でも書いたとおり、F1では極端に撮影枚数が増える傾向にあり、1日でメモリーカード数枚が一杯になってしまうことも・・・。

なので金曜日や土曜日から撮影する方はパソコンを持参することで、データを移行してメモリーカードを翌日再使用したり、バックアップを取ることができます。

またホテルに戻りその日に撮った写真を確認することで、翌日の撮影のために対策を講じることもできますね。

カメラバッグ

両手が自由に使えるリュックサック型が最適

モータースポーツ撮影はゴツいカメラやバカ長い超望遠レンズ、そして一脚など、かさばる機材がなんせ多い。

撮っている時には気づかないのですが、そんなカメラ機材を持ち運ぶのにはリュックサックタイプのカメラバッグが最適です。

F1開催中はファンゾーンに多くの魅力的な商品や中には限定品も・・・。

そんな時ちょっと商品を手に取ったら肩に掛けたバッグがスルスルッと落ち、レンズが!なんてことにならないように、両手が自由に使えるリュックサック型のカメラバッグを使用しましょう。

まとめ

今回はF1日本グランプリでカメラマンエリアチケットを購入した方に向けて、おすすめの撮影用カメラ機材をリストアップしてみましたが、まとめると以下のとおりです。

カメラボディ一眼レフ機や近年発売のミラーレス機で、シャッタースピードを自由に変更できてファインダー付き画像の遅延が少ない中級機以上のモデル
交換レンズ最低でもテレ端400mm 理想は700mmの超望遠ズーム(ヘアピンプラスは200mmでOK)
一脚慣れが必要だが超スローシャッターでの撮影では威力抜群
NDフィルター超スロシャッターでの撮影では必須 可変式ならば自由に調整可能
バッテリー撮影スタイルにもよるが、一眼レフ機でも各日3本、ミラーレス機では4-5本のバッテリーがあると安心
充電器2日以上の撮影ならばバッテリー必須 理想は2つ以上
モバイルバッテリーサーキットにコンセントはない カメラやスマホの充電用にあると安心
メモリーカード撮影スタイルにもよるが、128GBや256GBのものを数枚持参する
パソコンデータの移行やバックアップ 撮った画像の確認のために必要
カメラバッグ両手が自由に使えるリュックサック型が最適

充実したカメラ機材を揃えることでストレスフリーで撮影に専念できますので、ぜひこれらの機材を持ち込み一生に残る写真を撮ってくださいね!

では、最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。