2001年
- ドライバー:片山右京/近藤真彦
- マシン:スープラ
- タイトルスポンサー:ゼンリン
- タイヤ:ブリヂストン
- ドライバーズランキング:24位
- チームズランキング:3位
- ドライバー:竹内浩典/立川祐路
- マシン:スープラ
- タイトルスポンサー:au
- タイヤ:ブリヂストン
- ドライバーズランキング:1位
- チームズランキング:3位
2001年シーズンは38号車に加え2台目のマシンのカーナンバーが32号車から33号車に変更になり、チーム右京とコラボレーションをしました。
そんな33号車にはF1を引退した片山右京選手が加入し近藤真彦選手とコンビを組みますが、シーズンを通して見せ場はなく、ランキング下位に沈みました。
対するエースの38号車は飛躍の年となります。
タイトルスポンサーがcdmaOneからそのサービスを展開するKDDIのauブランドに変更となり、オレンジのauカラーになった38号車は、優勝こそ無かったものの2度の2位を含む3度の表彰台を獲得し、混戦のシリーズを見事制覇。初のドライバーズチャンピオンに輝きました。
2002年
- ドライバー:竹内浩典/立川祐路
- マシン:スープラ
- タイトルスポンサー:au
- タイヤ:ブリヂストン
- ドライバーズランキング:3位
- チームズランキング:4位
- ドライバー:片山右京→下田隼成/近藤真彦
- マシン:スープラ
- タイトルスポンサー:United UKYO?
- タイヤ:ブリヂストン
- ドライバーズランキング:21位
- チームズランキング:4位
前年に初のドライバーズタイトルを獲得した38号車は2002年に念願のカーナンバー1を付けて参戦。前年はタイトルこそ獲得したものの優勝を記録することはできませんでしたが、この年は第2戦と第5戦の共に富士戦で勝利を上げることができました。
しかし最終最終戦の鈴鹿で6位になり、惜しくも2年連続のタイトル獲得とはなりませんでした。
33号車はこの年も良いところがなく、さらにエースの片山右京選手が第3戦を最後にチームを離脱してしまいました。
2003年
- ドライバー:竹内浩典/立川祐路
- マシン:スープラ
- タイトルスポンサー:au
- タイヤ:ブリヂストン
- ドライバーズランキング:9位
- チームズランキング:7位
2002年シーズンを最後にセルモは2台体制を辞め、2003年シーズンからは1台体制に戻します。
この年は開幕戦でスタートができず、第2戦では予選落ちと、散々なシーズンスタートでした。
その後第5戦得意の富士と第7戦のオートポリスではともに3位表彰台を獲得するも、時すでに遅し。結局シーズンランキングを9位で終えます。
1996年から8年間チームに在籍した竹内浩典選手はこの年を最後に38号車を降り、同じくセルモが走らせるGT300クラスにクラスチェンジをしました。
2004年
- ドライバー:立川祐路/荒聖治
- マシン:スープラ
- タイトルスポンサー:au
- タイヤ:ブリヂストン
- ドライバーズランキング:5位
- チームズランキング:6位
2004年シーズンは8年間在籍した竹内浩典選手に代わり、この年ル・マン24時間で総合優勝を果たす荒聖治選手が加入。チーム6年目の立川祐路選手とコンビを組みます。
この年は第2戦のSUGOで2年ぶりの優勝を飾りますが、その他のレースでは表彰台を獲得できず、ドライバーズランキングは4位でした。
そしてこの年を最後にauとのコラボレーションは終了。近年はauといえばトムスですが、古いGTファンはセルモのイメージも色濃くありますね。
2005年
- ドライバー:立川祐路/高木虎之介
- マシン:スープラ
- タイトルスポンサー:ZENT
- タイヤ:ブリヂストン
- ドライバーズランキング:1位
- チームズランキング:4位
スーパーGTに名称を変えた2005年。セルモも新しい時代を迎えます。
まずドライバーは荒聖治選手に代わり元F1ドライバーの高木虎之介選手が加入し、チーム7年目の立川祐路選手とタッグを組みます。
そしてタイトルスポンサーはauに代わりパチンコホールチェーンを展開するZENTになり、ご覧の通りマシンは鮮やかなレッドのカラーリングになりました。
そんな新生セルモは第2戦と第6戦の2度の富士と最終戦鈴鹿の合計3回の優勝を記録し、初代スーパーGT王者に輝きました。
2006年
- ドライバー:立川祐路/高木虎之介(/ロニー・クインタレッリ)
- マシン:SC430
- タイトルスポンサー:ZENT
- タイヤ:ブリヂストン
- ドライバーズランキング:5位
- チームズランキング:7位
1995年以来、長きに渡りスープラで参戦してきたトヨタ勢でしたが、この年からマシンをレクサスSC430に変更。新車SC430はこの年4台のみのデリバリーでしたが、前年度のチャンピオンセルモはもちろん新型車を与えられます。
そんなセルモのSC430は小規模スポンサーが無くなりZENTのロゴがさらに強調されて、おそらくZENTからのスポンサー料が増額されたのもだとマシンから推測できます。
カーナンバー1を付けたSC430は第5戦のSUGOで優勝を記録し、第7戦のもてぎでも表彰台を獲得しますが、2度のリタイヤを喫し、シリーズランキングは5位に留まりました。
ちなみに第6戦の鈴鹿1000kmでは若きロニー・クインタレッリ選手が第3ドライバーとして出走しています。近年は日産のエースドライバーとして不動の地位を得ているクインタレッリ選手ですが、当時はトヨタ系ドライバーだったのです。
次のページでは2007年から2012年のセルモを紹介します