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ニスモの歴代GT500マシン ドライバー タイトルスポンサー タイヤ 成績一覧(1993-2023)

今回はニスモの全日本GT選手権、スーパーGTの歴史について見ていきたいと思います。

日産のエースチームであるニスモはスーパーGTに参戦するどのチームとも違う点があります。

それは自動車メーカーの完全子会社であること。ニスモを運営する日産モータースポーツ&カスタマイズ社(旧ニッサンモータースポーツインターナショナル=ニスモ)の株主は、100%日産自動車が所持する完全子会社なのです。

そんな日産は兼ねてからフォーミュラへの参戦実績はほぼ無く、箱車レースに積極的に参戦してきました。

国内箱車レースの全日本GT選手権はまさに日産の重要モータースポーツカテゴリーで、日産の主力スポーツカーであるスカイラインGT-Rを参戦させるために誕生したのが全日本GT選手権だ、と一部に言われているほど。現にシリーズが発足した1993年シーズンはニスモのみが参戦しています。

それではニスモが参戦を開始した1993年から順番にシーズンを振り返ってみましょう。

敬称について

現役選手の敬称については〇〇選手と表記すれば失礼がないと思いますが、引退選手の敬称についてはどのように表記すればいいのか・・・いつも悩んでしまいます。

〇〇元選手?それとも〇〇氏?いやちょっと硬いですね。では〇〇さん?うーん、チカラが抜けてしまいます。

色々考えましたが、現役時代のことについて書くため引退選手に関しても〇〇選手と表記します。

ちょっと違和感があるかもしれませんがあしからず。

1993年

2号車
  • ドライバー:影山正彦
  • マシン:スカイラインGT-R(R32)
  • タイトルスポンサー:カルソニック
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:1位
  • チームズランキング:

1993年に全日本GT選手権がスタートしましたが、参加マシンはニスモのスカイラインGT-R(GT1=現GT500)とシルビア(GT2=現GT300)のみ。

ドライバーは影山正彦選手でマシンはR32スカイラインGT-R、タイトルスポンサーはカルソニックでタイヤはブリヂストンを履いていました。

レースは9戦が予定されていましたが、各カテゴリー1台のみのエントリーだったため、5戦で中止。結局4レースが開催されニスモのスカイラインGT-Rを駆る影山正彦選手が全レースで優勝しました。

なおレース形態やシリーズ運営母体が1994年以降と異なることなどから、現在スーパーGTを運営するGTAはこの年をノーカウント扱いしています。

1994年

2号車
  • ドライバー:鈴木利男
  • マシン:スカイラインGT-R(R32)
  • タイトルスポンサー:ゼクセル
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:10位
  • チームズランキング:6位
10号車
  • ドライバー:飯田章(/山田英二)
  • マシン:スカイラインGT-R(R32)
  • タイトルスポンサー:ジョンソン
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:13位
  • チームズランキング:7位

事実上のシリーズ開幕年である1994年シーズンから2台体制でエントリーをしたニスモ。カーナンバーは現在とは違い2番と10番を選択しています。

当時は2人のドライバーでシェアせずに1人エントリーも可能で、2号車は鈴木利男選手、10号車は当初飯田章選手と山田英二選手の2人がエントリーしましたが、山田英二選手が第2戦を最後にチームを離脱。その後は飯田章選手のみのエントリーでした。

タイトルスポンサーは2号車がゼクセル(現ボッシュ)、10号車はアメリカの洗剤メーカージョンソン(ジョンソン&ジョンソンとは別)が務めています。

この年は第4戦SUGO戦での2号車の2位が最上位で、ドライバーズランキング最上位は10位でした。

1995年

2号車
写真提供:Mさん
  • ドライバー:都平健二/河合博之
  • マシン:スカイラインGT-R(R32)
  • タイトルスポンサー:ゼクセル/ワイズ
  • タイヤ:ヨコハマ
  • ドライバーズランキング:16位
  • チームズランキング:10位
10号車
写真提供:Mさん
  • ドライバー:飯田章/鈴木利男
  • マシン:スカイラインGT-R(R33)
  • タイトルスポンサー:ジョンソン
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:3位
  • チームズランキング:4位
55号車
写真提供:Mさん
  • ドライバー:飯田章/鈴木利男
  • マシン:スカイラインGT-R(R33)
  • タイトルスポンサー: JOMO
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:
  • チームズランキング:

1995年は2号車以外のマシンをR33スカイラインGT-Rに変更。2号車のドライバーは都平健二選手と河合博之選手に変更になり、10号車は前年と同様に飯田章選手に加え、前年2号車に乗っていた鈴木利男選手が加入。またこの年は50号車もエントリーし、10号車のドライバーが交代で55号車のマシンも走らせています。

その55号車のマシンのタイトルスポンサーはガソリンスタンドを展開するブランドのJOMOが務めました。

またタイヤは2号車のみヨコハマと契約しています。

この年のドライバーズランキング最上位は鈴木利男選手のシリーズ3位。

1996年

2号車
写真提供:Mさん
  • ドライバー:鈴木亜久里/福山英朗
  • マシン:スカイラインGT-R(R33)
  • タイトルスポンサー:ゼクセル
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:6位
  • チームズランキング:4位
556号車
写真提供:Mさん
  • ドライバー:鈴木利男/近藤真彦
  • マシン:スカイラインGT-R(R33)
  • タイトルスポンサー:KURE
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:11位
  • チームズランキング:4位

1996年は2号車のドライバーとして鈴木亜久里選手、福山英朗選手と契約。鈴木亜久里選手は前年までF1を、福山英朗選手はNASCARなどにエントリーしていたワールドワイドなコンビでした。

もう1台のマシンは鈴木利男選手と新加入の近藤真彦選手のコンビ。こちらのマシンは潤滑剤のKURE556で有名な呉工業がタイトルスポンサーになり、カーナンバーはスポンサーにちなみ556に変更しています。

この年はマクラーレンF1GTRが圧勝した年で、ニスモは2号車のシリーズ6位が最上位でした。

1997年

2号車
  • ドライバー:鈴木亜久里/エリック・コマス(/マルコ・アピチェラ)
  • マシン:スカイラインGT-R(R33)
  • タイトルスポンサー:ゼクセル
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:4位
  • チームズランキング:3位
556号車
  • ドライバー:影山正彦/近藤真彦
  • マシン:スカイラインGT-R(R33)
  • タイトルスポンサー:KURE
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:19位
  • チームズランキング:3位

1997年のニスモのドライバーラインナップは2号車に前年までトヨタ系のセルモで参戦していたエリック・コマス選手が加入。鈴木亜久里選手とともに元F1ドライバーの豪華コンビが誕生しました。

556号車は1993年以来の影山正彦選手が加入し、近藤真彦選手とコンビを組みます。

この年は開幕戦の鈴鹿で2号車がチーム初優勝をもたらし、第3戦の仙台ハイランドと第6戦のSUGOでも表彰台を獲得するも、シーズンランキングはトップトムスと7ポイント差ながらも、4位に終わりました。

ちなみにシーズン終了後に行われたオープン間もないもてぎでのオールスター戦では2レースとも優勝。このレースも入れればこの年の最高成績はニスモです・・・。

1998年

2号車
  • ドライバー:鈴木亜久里(/ペドロ・デ・ラ・ロサ)/影山正彦
  • マシン:スカイラインGT-R(R33)
  • タイトルスポンサー:ゼクセル
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:2位
  • チームズランキング:1位
23号車
2022年ニスモフェスティバルにて
  • ドライバー:エリック・コマス(/ラルフ・ファーマン)/影山正美
  • マシン:スカイラインGT-R(R33)
  • タイトルスポンサー:ペンズオイル
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:1位
  • チームズランキング:1位

1998年シーズンは前年までKUREのタイトルスポンサーで参戦していた556がアメリカのオイルブランドであるペンズオイルになり、伝統のカーナンバー23を選択します。

その23号車のドライバーはエリック・コマス選手と影山正美選手、2号車が鈴木亜久里選手と影山正彦選手という布陣で参戦。影山兄弟が同じチームでのエントリーとなりました。

そんな1998年シーズンのニスモは23号車が開幕戦鈴鹿、第3戦仙台ハイランドと連勝(第2戦は中止)。第3戦では2号車も2位に入り、ニスモ初のワンツーフィニッシュでした。

23号車はウエイトハンデ(現サクセスウエイト)が増え、第4戦以降で表彰台を獲得することはできませんでしたが、順調にポイントを重ね、全日本GT選手権初のチャンピオン(1993年は賞典外)を獲得しました。

次のページでは1999年から2004年のニスモを紹介します

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。