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【フォト日記14】フェラーリ1000レースは特別カラーリング!フェラーリレッドの歴史を遡る

本日はF1トスカーナグランプリ決勝。

トスカーナグランプリの開催サーキットはイタリアのトスカーナにあるムジェロサーキットで、フェラーリが所有するサーキットであり、フェラーリはこのレースで参戦1000戦の節目となる。

フェラーリ1000レース目に開催するのがフェラーリ所有のサーキットとは、リバティメディアのアメリカ人らしいベタな発想だと思うが、悪くない演出だ。

今年のフェラーリのマシン名称もSF1000で、スクーデリアフェラーリ1000レースから名付けたとのことだが、前戦までのコンストラクターズ順位を見てみると第6位!で、マクラーレンはおろかレーシングポイントにも抜かれ、ついでにルノーよりも下位におり、フェラーリSF1000の出来は近年まれにみる駄作なのだ。

そんなお祭りどころではない状況だが、そこはさすがオレたちのフェラーリで、祝うところはしっかり祝う。

ムジェロサーキットに現れた2台のフェラーリは、グランプリ1レース目に施されていた塗装を再現された深紅・・・いやえんじ色?小豆色?を再現!

フェラーリの創始者であるエンツォ・フェラーリは、アルファロメオのワークスチームのマネージャーを務めており、その後独立しスクーデリアフェラーリを立ち上げた経緯から、当初のフェラーリマシンのカラーリングはアルファロメオと同じようなえんじ色に近い赤だったのだ。

1950年代から1960年代は、FIAがナショナルカラーを指定していた時期がある。

  • イングランド→ブリディッシュグリーン
  • アイルランド→アイリッシュグリーン
  • フランス→ブルー
  • ドイツ→シルバー(ホワイト)
  • ベルギー→イエロー
  • オランダ→オレンジ
  • そして、イタリア→レッド

そんなことからアルファロメオと同じ色を選択する他なかったのだろう。

ちなみにフェラーリのコーポレートカラーはイエロー。

F1ブーム世代は覚えているだろう、チェザーレ・フィオリオもクラウディオ・ロンバルディもイエローのシャツを着ていたね。

フェラーリのマシンカラーはそのえんじ色に近い赤から次第に深紅と呼ばれる濃い赤へと変化する。

私的には1989年の640や1992年のF92Aの深紅のフェラーリは最高にカッコいいと思った。

しかし1997年のF310Bでマールボロのサポートが拡大すると、深紅から蛍光レッドに・・・カッコ悪すぎ!

そして極め付きは2019年からつや消し塗装に・・・もうあんなのフェラーリレッドと呼ぶな!

ということで今日の一枚は、2019年F1日本グランプリで撮影した最低のフェラーリレッドであるSF90。

撮影日2019年10月13日
イベント2019年 F1日本GP
観戦記2019F1日本GP観戦記vol.1 レッドブルの火花に興奮!予選編
場所鈴鹿サーキット
カメラキヤノンEOS5D MarkⅣ
レンズキヤノンEF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM
+1.4×Ⅲ
シャッタースピード1/160
F値F9.0
焦点距離560mm
ISO320

CGのようなベタッとしたフェラーリレッドはゲームのそれと化している・・・。

この1000レース記念のカラーリングを機に、1996年までの真紅のフェラーリに戻してくれたら・・・フィリップモリスがメインスポンサーのうちは無理だな・・・。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。