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SUPER GT GT500 優勝回数トップ10 〜 トップドライバーの優勝データからみえてくるものとは? 〜

国内モータースポーツで一番人気のSUPER GT。

全日本GT選手権を引き継ぐカタチで2005年より始まったシリーズですが、早くも14シーズンが経過しました。

今回は、そのSUPER GTの14シーズンで優勝回数の多いドライバートップ10を紹介し、そのドライバーが優勝したサーキット・メーカー・マシン・チーム・タイヤなどのデータも書いてみたいと思います。

そのデータからドライバーの特徴がみえてくるかもしれません。

それでは第1位からいってみましょう!

【第1位】松田 次生 15勝

データ
GT500参戦 2005-
優勝回数 15
サーキット 富士スピードウェイ 5
オートポリス 3
セパンサーキット 2
ツインリンクもてぎ 2
岡山国際サーキット 2
鈴鹿サーキット 1
メーカー 日産 15
マシン GT-R 14
フェアレディZ 1
チーム ニスモ 9
インパル 6
タイヤ ミシュラン 8
ブリヂストン 7

1位は現在も日産のワークスチームであるニスモで活躍する、松田次生選手です。

JCTC(全日本GT選手権)時代はホンダ系チームで活躍していましたが、2006年に日産に移籍しニスモ→インパル→ニスモと日産のトップチームで活躍します。

日産が得意としている富士スピードウェイでは、5勝という強さを誇っています。

【第2位タイ】ロニー・クインタレッリ 14勝

日産ワークスチームニスモGT-Rを駆るクインタレッリ選手
データ
GT500参戦 2005-
優勝回数(非選手権) 14(2)
サーキット ツインリンクもてぎ 3
オートポリス 3
富士スピードウェイ 3
セパンサーキット 2
スポーツランドSUGO 1
鈴鹿サーキット 1
岡山国際サーキット 1
メーカー 日産 14
マシン GT-R 14
チーム ニスモ 8
モーラ 3
ハセミ 2
インパル 1
タイヤ ミシュラン 12
ブリヂストン 2

SUPER GTが始まった年である2005年にGTデビューしたロニー・クインタレッリ選手は、元々トヨタ系のチームに所属していました。

日産に移籍したのは2008年で、ハセミ→インパル→モーラと移籍し所属した全てのチームで勝利をあげ、その実績を買われ2013年にワークスチームであるニスモと契約し、松田次生選手とともに多くの勝利を獲得し現在に至ります。

ハセミ・インパル・モーラ・ニスモと4チームで優勝をしているなんて驚きですね。

特筆すべきは、クインタレッリ選手日本語が非常に堪能で、WEC中継などで日本語のレース解説も行うほどです。

【第2位タイ】立川 祐路 14勝

2018年5月の富士戦で見事なポールタイムを記録した立川祐路選手 年を重ねても一発のタイムは失われていない
データ
GT500参戦 2005-
優勝回数(非選手権) 14(1)
サーキット 富士スピードウェイ 6
鈴鹿サーキット 4
スポーツランドSUGO 2
岡山国際サーキット 1
ツインリンクもてぎ 1
メーカー レクサス 11
トヨタ 3
マシン SC430 8
スープラ 3
RC F 2
チーム セルモ 14
タイヤ ブリヂストン 14

同メーカー系列チーム内でドライバーをシャッフルすることが多いSUPER GTの中で、立川祐路選手はJGTC時代の1999年から20年!に渡り同一チームのセルモで戦い、現在も一線級の一発のスピードを持っています。

同一チームに20年なんて速さがないと絶対にムリ! 先ほどのクインタレッリ選手と別の意味で凄いです。

富士スピードウェイではめっぽう強くJGTC時代を含めると7勝をあげています。

【第4位】本山 哲 12勝

2018年はGT500に返り咲いたハセミから出場する本山哲選手
データ
GT500参戦 2005-
優勝回数 12
サーキット 富士スピードウェイ 3
オートポリス 3
セパンサーキット 1
鈴鹿サーキット 1
岡山国際サーキット 1
スポーツランドSUGO 1
ツインリンクもてぎ 1
チャーン・インターナショナルサーキット 1
メーカー 日産 12
マシン GT-R 9
フェアレディZ 3
チーム ニスモ 11
モーラ 1
タイヤ ブリヂストン 11
ミシュラン 1

フォーミュラニッポンで27勝をあげ、4度のチャンピオンに輝いたフォーミュラ使いの本山哲選手ですが、SUPER GTでもその活躍は目覚ましく12回の勝利を誇ります。

得意不得意が無くどのサーキットでもでも速さを発揮し、全ドライバー中最大の8つのサーキットで勝利をあげました。

長く日産ワークスのニスモに所属していましたが、年齢とともにその座は後輩に譲り、近年は後輩の教育係という一面もあります。

次のページでは、5位から10位までのランキングです。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。