スーパーGTやスーパーフォーミュラなどの富士スピードウェイビッグイベントで、一般ファンが購入できる最高峰のチケットはなんでしょう?
そう、1人あたりのチケットで一番高額なのは『パドックラウンジパス』です。
お値段なんと4万円以上!!
今回はパドックラウンジパス常連の方に、その魅力について教えていただきました。
スーパーGT富士スピードウェイ戦のチケット一覧
2019年8月に富士スピードウェイで行われたスーパーGT第5戦の前売りチケットの一覧を見てみましょう。
種類 | 前売チケット価格 (税込) |
---|---|
観戦券 | 6,000円 |
グランドスタンド 2階 指定席B | 8,000円※ |
グランドスタンド 2階 指定席A | 8,500円※ |
1コーナー指定席 | 9,000円※ |
パドックパス | 17,000円 |
パドックパス + グリッド入場券 | 20,100円 |
プラチナペアルームパス | 29,700円 (1人あたり) |
パドックラウンジパス | 42,200円 |
※観戦券と指定席券を足した価格
パドックラウンジパス、42,200円!!
観戦券の7倍以上、一般的に高価とされるパドックパス+グリッド入場券の2倍以上!
うわっバカ高っ!
パドックラウンジパスの入場可能エリア
それではスーパーGT富士スピードウェイ戦における、チケット毎の入場可能エリアについて見てみましょう。
※スマホなどで表が見られない場合には左右にスワイプして下さい
種類 | 自 由 席 | グ ラ ン ド ス タ ン ド 2 階 | 1 コ ー ナ ー ス タ ン ド | パ ド ッ ク | ピ ッ ト ビ ル 屋 上 | ピ ッ ト ウ ォ ー ク | ス タ ー ト 前 グ リ ッ ド | プ ラ チ ナ ル ー ム | パ ド ッ ク ラ ウ ン ジ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
観戦券 | ◯ | ||||||||
グランドスタンド 2階 指定席B | ◯ | ◯ | |||||||
グランドスタンド 2階 指定席A | ◯ | ◯ | |||||||
1コーナー指定席 | ◯ | ◯ | |||||||
パドックパス | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |||||
パドックパス + グリッド入場券 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||||
プラチナペアルームパス | ◯ | ◯ | ◯ | ||||||
パドックラウンジパス | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
どうです?このパドックラウンジパスの凄さ!
1コーナーとプラチナペアルーム、スポンサーエリアやチーム関係者エリア以外は、どこでも入場できてしまうんです!
まさに最強でしょ!?
パドックラウンジパス常連Mさんに聞いてみた
このブログで全日本GT選手権時代の写真を提供していただいている、通称Mさんは、古くよりこの富士スピードウェイのパドックラウンジパスを購入し、レース観戦をしている超モータースポーツ好きの方です。
右の写真がMさん(実写)ですが、パドックラウンジパス購入者だけあり、風貌から上流階級の方だとわかりますよね。
今回はそのMさんに、パドックラウンジパスについてインタビューしてみました。
それではインタビューの様子をどうぞ。
こちらこそ、よろしくお願いします。
早速ですが、モータースポーツに非常にお詳しいMさんですが、初めてのサーキットでのレース観戦はいつですか?
初めてのサーキットは、マツダ787Bが走っていたので1991年のことだったと思います。
サーキットは?
やはり富士スピードウェイですか?
そうです。
まだ改修前の富士スピードウェイでした。
某有力スポンサーに勤めている友人からパドックパスを貰い、友人数名でスポーツカーレースを観に行ったのが初めてのサーキットでした。
初めてのサーキットでパドックパスとはすごいですね!
パドックラウンジパスを初めて購入したのは?
改修前の富士スピードウェイはパドックラウンジが無かったと記憶しています。
2005年に富士スピードウェイがリニューアルをし、何気なくチケットを購入しようとサイトを見ていたところ、パドックラウンジなるものが発売されており、購入してみました。
当時は今ほどの金額ではなかったと思います。
それからずっとレース観戦はパドックラウンジから?
そうですね。
一度味わってしまうともう他のチケットは購入できないほど、パドックラウンジからの観戦は最高なんですよ。
ただ多くは発売されていないので、発売直後に予約しないと購入できないこともありますね。
そうなんですね!
そんな魅力的なパドックラウンジとはどんな場所なんですか?
ラウンジはだいたい100人くらいのファンがいます。
ゴールデンウィークのスーパーGTではもう少し多いかな。
中には数台のモニターがあり、通常のレース映像とタイミングモニターが切り替わりレース状況を確認できます。
実況はJ SPORTSのものではなく、サーキット実況(ピエール北川アナウンサー)で、ピットガレージで聞くことができるレースコントロールからのペナルティーなどの情報も入ってきます。
真夏の暑いレースでも、エアコンの効いた部屋でレース観戦できる最高の場所です。
駐車場もセットになっているそうですね。
そうなんです。
P12のグランドスタンド横に特別のパーキングが用意されており、遠くの駐車場から長くコース周遊道を歩くこともありません。
食事は?
決勝日は昼食のお弁当を用意してくれます。
かなり豪華で単体で購入すれば2千円くらいはするんじゃないでしょうか。
あとは軽いおつまみがあり、ドリンクは飲み放題です。
その他特典は?
決勝日は富士スピードウェイサーキットレディのクレインズが挨拶に来てくれて、3分くらいの撮影会があります。
以前は監督やドライバーも顔を出してくれて、簡単なトークショーを行ってくれたこともありましたが最近は無いですね。
あとレースプログラム、記念品として非売品のボールペンやトートバック、レースリザルト表も貰うことができますね。
ピットウォークも、パドックパスやピットウォークチケットで参加するファンと違う特典があるそうですね。
そうなんです。
通常パドックパスやピットウォークチケットのファンは、A棟の左右入り口からピットロードに入りますよね。
しかしパドックラウンジパス保持者は、A棟の真ん中あたりから一般のピットウォーク参加者よりも早く入場できます。
そのため、中嶋一貴選手やロニー・クインタレッリ選手など人気のドライバーにも長蛇の列に並ばずにサインをもらうことができます。
あとはレース前のグリッドにも入場できますよ。
それは素晴らしい特典ですね。
最後にブログを見ているレースファンにメッセージをお願いします。
パドックラウンジパスは約5万円と高価なチケットですが、日本最高峰のレースを最高のもてなしで観戦することができることを思えば、金額相応なのではと思います。
年に数回の楽しみなので、このような贅沢もいいものですよ!
まとめ
私はパドックパスしか所持していませんが、パドックエリア入り口には警備員が立っていて、パドックパスを見せると、「どうぞお入りください」とばかりにあいさつしてくれて、少し優越感を感じてしまいます。
パドックラウンジパスの所有者はそのパスを見せることで、さらに奥の奥、関係者に近い場所にまで入ることができて、そこはまさに至れり尽くせりの対応をしてくれることがわかりました。
お金を出せばそれだけ良い待遇を受ける、それはモータースポーツの発祥が速いマシンを買い腕の良いドライバーやメカニックを大枚を叩いて雇って競ったことに由来しており、まさにヨーロッパ貴族の富の象徴だったことが、現代にまでつづいているのだと私は考えます。
今回インタビューをして、私も一度はこのような体験をしてみたいものだと思いました。
最後になりましたが、今回快くインタビューにご協力いただいたMさんに感謝申し上げます。
以上、今回は富士スピードウェイのパドックラウンジパスについて書いてみました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
インタビュアーは私、管理人大福です。
Mさん、本日はパドックラウンジパスについて教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。