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レース観戦50回の筆者がサーキット観戦初心者に教えたいことvol.1 チケット購入方法&モータースポーツ観戦の必需品編

先日、富士スピードウェイで行われたSUPER GT、8月酷暑のレースだというのに本当にたくさんのお客さんが入っていました。

長年サーキットに通っていますが、年を追うごとに観客が増え続けているように感じ、モータースポーツ好きの私としては嬉しい限りです。

2018年8月 SUPER GT 富士スピードウェイにて撮影

そこで今回は「レースって興味があるんだけど、どんなチケットがあるのか、どれを購入すればいいのか・・・」とか「今度初めてサーキットに観戦に行く予定だけど何を用意すればいいのか・・・」などというモータースポーツ観戦初心者の方に向けて、サーキットへ50回以上観戦に行ったワタクシぴぴが、チケットの購入方法から持っていくもの、サーキットの歩き方まで、数回に分けて書いてみたいと思います。

では本編をどうぞ

チケットの種類と購入方法

観戦券(チケット)は基本的にローソン・ミニストップ・ファミリーマート・セブンイレブンなどのコンビニの端末機(ローソンのloppiなど)で購入します。

観戦券といっても、様々なものが売られています。

そこで2018年10月に富士スピードウェイで行われる、WEC(世界耐久選手権)の前売りチケットを例にあげていきます。

種類金額解説
観戦券7,200円3日間有効 これを持っていないと入場できない 自由席エリアで観戦できる
観戦券ペア13,000円上記の観戦券の2名分 ペアで購入することで割引がされる
パドックパス18,000円自由席エリアに加えピットガレージ裏やガレージ上のパドックエリアで観戦できる ピットウォークにも参加可能 ドライバーに遭遇することもよくある
ファンシート7,700円オリジナル応援グッズ(フラッグやトートバックなど)が付いてくる グランドスタンドの専用応援席で観戦ができる
ピットウォークパス2,100円別途観戦券が必要 ピットウォークに入場できる
指定席券2,100円〜2,800円別途観戦券が必要 富士では1コーナーやグランドスタンド2階などの指定席エリアに入場ができる

その他個室観戦パスなど特別なものがありますが、今回は割愛します。

ご覧のように、コンビニ端末では色々なチケットがあり、迷ってしまうかもしれません。

では観戦券ごと詳しく説明していきます。

観戦券(観戦券ペア)

自由席エリアへの入場のみできるチケットで、パドックエリアやグランドスタンド2階・1コーナースタンドへの立ち入りはできません。

しかし、F1以外では自由席エリアが非常に多いため、十分にこのチケットのみで楽しめます。

圧倒的に一番売れるチケットで、初めてサーキットに行く方はこれだけを購入してもらえば一日中楽しめると思いますよ。

ちなみに観戦券はサーキットゲートにて当日券も購入できますが、1〜2割ほど高いため事前に購入することをお勧めします。

ワタクシぴぴが今までにレース観戦したチケット

パドックパス

パドックパスは、ピットガレージ裏やピットガレージ上のパドックエリアまで入ることができ、ドライバーや監督とも普通に遭遇WECでは高橋国光さんと肩を並べて普通にタバコを吸った)しますので、運が良ければドライバーや監督にサインをもらったり写真を撮ってもらったりできます。

2017年7月スーパーフォーミュラにて 燃える男星野一義もピット裏では穏やかな笑顔

しかしレース観戦をするのであれば、ピットガレージ上よりも観戦券で立入れる自由席エリアの方が楽しめますので、初めての方は次回以降に購入してみたら良いのではないでしょうか。

富士スピードウェイ年間パドックパス『WORLD CHEKA Paddock PASS

ファンシート

WECならトヨタ応援席、SUPER GTではニスモ応援席やARTA応援席・スバル応援席などがあり、応援グッズとセットになっている場合があります。※応援グッズはサーキットにて引換券を渡すともらえます。

特定のチームを同じファン同士みんなで盛り上がりたければ、このチケットを購入しましょう。

ワタクシぴぴも、数年前のWECでポルシェ応援席を購入し、ポルシェの小旗・トートバッグ・ポンチョ・イヤープラグをもらい、特別席(グランドスタンド前方、ポールポジション付近のなかなか良い場所)にて観戦しましたよ。

ピットウォークパス

ピットウォークとは、通常レーススタートの2〜3時間ほど前に、ファンにピットレーンを解放してくれるイベントのことです。

観戦券も別途必要で、このピットウォークパスを持っていれば、ピットウォークに参加ができます。※パドックパスを持っていればピットウォークパスは必要ありません。

ピットウォークでは、ドライバーのサイン会が行われたり、レース直前で整備中のマシンを見れたり、レースクイーンを間近で撮影できたりと、ファンにとっては最高のイベントです。

金額的にもそれほど高くないため、購入して見るのも良いかと思います。

ちなみに大人気のイベントで、事前に売り切れることもよくありますので、チケット購入はお早めに。

2017年10月WEC富士戦にて ピットウォークでサイン会をする元F1ドライバーペドロラミー

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指定席券

SUPER GTやスーパーフォーミュラ(富士スピードウェイのWECも同様)などでは、富士スピードウェイは1コーナー席・グランドスタンド2階席、鈴鹿サーキットではグランドスタンド2階席・1〜2コーナー席・シケイン席などが指定席券を持っていないと入場できません。

初めてサーキットに行く方は、様々なコーナーへ移動して楽しんでもらいたいので、ぴぴさんはあまり購入をお勧めしません。

ちなみに鈴鹿サーキットで行われるF1に関しては、自由席エリアが極端に少なく、指定席券を購入した方が楽しめると思います。

服装や持ち物・必需品の紹介

服装

まず服装ですが、富士スピードウェイ(標高800m)が代表されるように、比較的標高の高い場所や山間部にあることが多いです。

夏場のレースは関係ありませんが、春先や秋口など朝晩は本当に冷えますので、もう一枚羽織るものを持って行くといいでしょう。

ちなみにワタクシぴぴは、毎年5月開催の富士スピードウェイでのSUPER GTで、厚手のジャンパーを購入するのが恒例になってしまっています。

昨年はGULF、今年はインパル・・・。

毎年寒くなるのに上着を忘れる、アルツなぴぴさんです・・・。

またグランドスタンド以外では、河川の土手と同じようなところにレジャーシートなどを敷き座って観戦しますので、汚れてもいいような格好の方がいいと思いますよ。※鈴鹿サーキットは、比較的他のサーキットよりもスタンド席が充実しています。

服装の項で書いたとおり、サーキットは山間部にあることが多く、歩道は上り下りがあり砂利道も多いので、動きやすいものを履いて行くといいです。

女性でかかとの高い靴を履いていた方を見かけましたが、かなり浮いていました。

キャップ

サーキットは基本的に屋根がないです。※グランドスタンドの屋根も指定席券を買われた方用で、1階は屋根がありません。

なので夏場のレースでは、日差しを避けるため帽子があった方がいいです。

まあ、グランドスタンド裏の売店に行けば、そこかしこで売っていますが・・・。

2018年7月スーパーフォーミュラにて なぜかSFに参戦していない坂東組のキャップを購入

雨具

山の天気は変わりやすい、天気予報を見て少しでも降りそうならば、ポンチョなどを持って行く方がいいと思います。

先ほども書きましたが、サーキットに屋根はありません。

カメラ

望遠レンズを持って流し撮りする方が、年を追うごとに増えていきます。

かく言うワタクシぴぴも、流し撮りにどっぷりハマったひとりです。

望遠を使えるカメラをお持ちの方なら、ぜひとも挑戦してみましょう。

またピットウォークに参加する方なら、ドライバーや監督またレースクイーンの綺麗なお姉さんなど、そこら中にいますのでぜひともカメラをご持参ください。

2018年5月 SUPER GTピットウォークにて 寿一監督とローゼンクヴィストが目の前に

サインペン・バッグ

ピットウォークに参加される場合、ファンサービスのためにドライバーや監督が突然ピット前に現れます。

そんな時、サインペンやサイン帳などを用意しておくとサインをいただけるかもしれません。

また、上の写真でもレースクイーンがステッカーを配っていますが、ピット前では様々なものをいただけます。

そんな時に、すぐに入れられるバッグを持っていると重宝しますよ。

レジャーシート・クッション・携帯ラジオ

グランドスタンドのみで観戦する方は必要ないかもしれませんが、先ほども書きましたが初めての方は色々なコーナーで見てもらいたいと思っています。

ただ各コーナーではシートがないところが多く、芝生の上での観戦になります。

そんな時レジャーシートやクッションを持って行くと重宝しますよ。

また各コーナーではグランドスタンドにあるような大型ビジョンもなく、サーキット音声も聞き取りにくいため、順位などレースの状況がわかりません。

そこで携帯ラジオを持って行くと場内FM放送が聞こえます。※富士スピードウェイでは79.7MHzに合わせると聞こえます。

折りたたみ自転車

最後に紹介するのがワタクシぴぴの秘密道具、折りたたみ自転車です。

なかなかお持ちの方は少ないかもしれませんが、もし持っていたらぜひ持って行ってください。

レーシングマシンはコースを2分たらずで周回しますが、行ってみるとわかりますが本当に広いんです。

そんな時これを持って行くと、めちゃくちゃ行動範囲が広がります。

ちなみに富士スピードウェイでは使えますが、鈴鹿サーキットではダメでしたので、持って行かれる方は事前にサーキットに問い合わせてみてください。

私はこの電動アシスト付きのものを愛用しています。

最後に

チケット購入や服装・持ち物など、今回の記事で少しでもレース観戦初心者の方の疑問が解消されると嬉しく思います。

次回は、サーキットに何時までに着いたらいい?駐車場はどこに停めたらいい?昼食はどうするの?帰りの混雑は?etc… レース当日のことについて描いてみようと思います。

サーキットは最高に楽しい場所です。

ぜひ一緒に楽しみましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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サーキットは非日常を味わえる特別な空間です。そんな素晴らしいモータースポーツの世界を、ひとりでも多くの方に伝えたい・・・。そんな思いでMOTORSPORT観戦記と題し、記事に認めました。




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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。