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F1ストリート最速は誰?市街地コース最速王ランキング(1987-)

【第8位】キミ・ライコネン

2019年F1日本GPにて
DATA

全優勝回数に占める市街地コースでの優勝割合:14.3%

  • 市街地コース優勝回数:3回
  • 全優勝回数:21回

2021年で引退したキミ・ライコネン選手は市街地コースでの全優勝回数に占める割合は14.3%で第8位でした。

ただ市街地コースでの優勝は3回の内、パーマネントサーキットに近いアルバートパークサーキットでの優勝が2回。完全なる市街地コースでは2005年のモンテカルロの1勝のみ。

ということでライコネン選手は市街地コースを苦手としていたドライバーと言えるでしょう。

市街地コース優勝一覧

コース
2005モンテカルロ
2007アルバートパーク
2013アルバートパーク

【第7位】フェルナンド・アロンソ

2022年F1日本GPにて
DATA

全優勝回数に占める市街地コースでの優勝割合:18.8%

  • 市街地コース優勝回数:6回
  • 全優勝回数:32回

フェルナンド・アロンソ選手は市街地コースでの優勝が6回で、全優勝回数32回に占める市街地コース優勝の割合は18.8%。全体の第7位に入りました。

アロンソ選手は4つの市街地コースで優勝を記録していますが、その中で2008年の第1回シンガポールグランプリでの優勝はいわくつきの勝利。

チームメイトのネルソン・ピケJr.選手をわざとクラッシュさせてピットインを優位にした、いわゆるクラッシュゲートで上げた勝ち星でした。

バレンシア市街地コースでのグランプリはスペインでのアロンソ選手人気から開催された経緯がありますが、5度目にして最後の開催となる2012年に地元にとって、そしてアロンソ選手にとっても念願の勝利だったと思います。

市街地コース優勝一覧

コース
2006モンテカルロ
2006アルバートパーク
2007モンテカルロ
2008シンガポール
2010シンガポール
2012バレンシア

【第6位】セバスチャン・ベッテル

2022年F1日本GPにて
DATA

全優勝回数に占める市街地コースでの優勝割合:22.6%

  • 市街地コース優勝回数:12回
  • 全優勝回数:53回

2022年に惜しまれつつ引退したセバスチャン・ベッテル選手は全体の6位でした。

市街地コースでの優勝は12回を数え、1987年以降市街地コースでもっとも優勝したドライバー(上位にもう1人市街地コース12勝のドライバーあり)で、特にシンガポール市街地コースでは5回もの勝利を上げました。

また2011年は4回行われた市街地コースでのレースすべてに優勝しているほどで、まさに敵なしの状態でした。

53回も優勝しているのに市街地コースでの割合がかなり高いことから、ベッテル選手は市街地コースを得意としていたドライバーと言えるでしょう。

市街地コース優勝一覧

コース
2010バレンシア
2011モンテカルロ
2011アルバートパーク
2011バレンシア
2011シンガポール
2012シンガポール
2013シンガポール
2015シンガポール
2017モンテカルロ
2017アルバートパーク
2018アルバートパーク
2019シンガポール

【第5位】ジェンソン・バトン

DATA

全優勝回数に占める市街地コースでの優勝割合:26.7%

  • 市街地コース優勝回数:4回
  • 全優勝回数:15回

ジェンソン・バトン選手は市街地コースでの優勝割合ランキング第5位という結果でした。

ただ内容を見ると、2009年の特に序盤はまさに敵なし状態だったブラウンGP BGP001での2勝で、その後はパーマネントサーキットに近いアルバートパークサーキットでの2度の優勝のみ。

なので第5位という結果ほど市街地コースに強いドライバーではないと考えます。

市街地コース優勝一覧

コース
2009モンテカルロ
2009アルバートパーク
2010アルバートパーク
2012アルバートパーク

【第4位】ニコ・ロズベルグ

DATA

全優勝回数に占める市街地コースでの優勝割合:30.4%

  • 市街地コース優勝回数:7回
  • 全優勝回数:23回

市街地コース最速ランキング第4位は2016年に引退したニコ・ロズベルグ選手。全優勝回数に占める市街地コースでの優勝割合は30%の大台を超えてきました。

内容を見るとモンテカルロ市街地コース3勝を筆頭にアルバートパークサーキット2勝、シンガポール市街地コースとバクー市街地コースがそれぞれ1勝と、4つものコースで勝利を記録しています。

チームメイトのレジェンド ルイス・ハミルトン選手も市街地コースではロズベルグ選手に敵わないレースも多くあり、特に市街地コースを得意としていたドライバーでした。

これはもしかしたら遺伝かも?

今回は1987年以降の成績が対象ということでランキングには入りませんでしたが、ニコ・ロズベルグ選手の父親であるケケ・ロズベルグ選手は全5勝の内4勝を市街地コースで記録(モンテカルロ・ダラス・デトロイト・アデレード)しています。

うん、間違いない、遺伝です。

市街地コース優勝一覧

コース
2013モンテカルロ
2014モンテカルロ
2014アルバートパーク
2015モンテカルロ
2016アルバートパーク
2016シンガポール
2016バクー

次のページでは、市街地コース最速王ランキングトップ3を発表!
あの伝説のドライバーと現在の市街地マスターがいよいよ登場です!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。