【レーシングチーム紹介】第10弾 KONDO Racing(コンドーレーシング)

モータースポーツ中毒者のぴぴと申します。

レーシングチームを紹介するこのコーナー、今回はマッチこと近藤真彦氏が率いる日本のレーシングチーム、KONDOレーシングを取り上げたいと思います。

2018年にはスーパーフォーミュラで念願のチームチャンピオンを獲得し、2019年にはニュルブルクリンク24時間レース参戦で海外進出も果たした、日本有数のトップレーシングチームです。

それではいってみましょう!

KONDOレーシングの表記について

当ブログでは近藤レーシングガレージとの混同を防ぐため、近藤真彦氏のレーシングチームをKONDOレーシングとして表記しています。

KONDOレーシングの歴史

2019年スーパーGT×DTM特別交流戦に参戦するKONDOレーシングのGT500マシン

ジャニーズ事務所に所属し、日本の芸能界でトップレベルの人気を誇っている近藤真彦氏、通称マッチ。

近藤真彦氏は1984年から芸能界と並行しレーシングドライバーとしても活躍していました。

1998年に『近藤レーシングプロジェクト』を立ち上げ、監督権ドライバーとしてレーシングチームを運営し、2000年に『KONDOレーシング』を設立し、フォーミュラニッポンへ参戦しました。

2002年から2004年はル・マン24時間に参戦し、スーパーGT GT500クラスには2006年から現在に至るまで参戦しています。

また2019年からはスーパーGTGT500クラスに加えGT300クラスにも参戦し、同じく2019年にはニュルブルクリンク24時間にも挑戦を開始しました。

日本トップフォーミュラ フォーミュラニッポンへの挑戦

国内トップフォーミュラへは2000年より、当時のフォーミュラニッポンに参戦を開始しました。

1台体制で近藤真彦氏自らがドライバーとして参戦し、最高位は開幕戦の鈴鹿と第6戦SUGOの7位でポイント獲得には至りませんでした。

2001年から近藤真彦氏は監督業に専念しマシンは2台体制になり、立川祐路選手と金石勝智選手を起用した結果、立川祐路選手がシリーズ3位の健闘を見せ、チームランキングも5位と躍進しました。

2008年には富士スピードウェイで行われた第7戦で、オリベイラ選手のドライブによりチーム創設以来初の優勝をしました。

結局2012年まで行われたフォーミュラニッポンでは表彰台を6回獲得し、優勝は1回、シリーズ最高位はドライバーランキングが2001年の立川祐路選手3位、チームランキングが2005年の4位でした。

年度ドライバードライバー
年間順位
チーム
年間順位
2000近藤真彦
土屋武士※
15位
21位
2001立川祐路
金石勝智
3位
13位
5位
2002荒聖治
金石勝智
11位
18位
7位
2003立川祐路
D.シュワガー
18位
16位
2004道上龍
立川祐路
10位
14位
6位
2005山本左近
J.ヤニス
R.クインタレッリ
10位
14位
9位
4位
2006山本左近
荒聖治
柳田真孝
11位
20位
15位
10位
2007柳田真孝
J-P.デ・オリベイラ
19位
8位
7位
2008横溝直樹
J-P.デ・オリベイラ
12位
6位
5位
2009参戦せず
2010松田次生14位9位
2011A.カルダレッリ
2012安田裕信

※スポット参戦

スーパーフォーミュラへの参戦

2018年チーム部門チャンピオンに輝いたKONDOレーシングのマシンとN.キャシディ

KONDOレーシングはフォーミュラニッポンからシリーズ名称が変更したスーパーフォーミュラへも継続して参戦しました。

スーパーフォーミュラでのハイライトはニック・キャシディ選手と山下健太選手で参戦した2018年で、キャシディ選手が最終戦までシリーズチャンピオンを賭けて争った結果シリーズ2位に入り、チーム部門では年間1位に輝きました。

シリーズチャンピオンはKONDOレーシング創設以来全参戦カテゴリー中、初の栄冠でした。

年度ドライバードライバー
年間順位
チーム
年間順位
2013安田裕信14位9位
2014J.ロシター6位5位
2015J.ロシター
W.ブラー
12位
8位
2016J.ロシター
W.ブラー
10位
8位
2017N.キャシディ
山下健太
10位
11位
7位
2018N.キャシディ
山下健太
2位
9位
1位
2019山下健太
国本雄資
5位
17位
6位
2020山下健太
S.フェネストラズ

日本一の人気シリーズ スーパーGTへ参戦

2016年仕様のKONDOレーシングのマシン

近藤真彦氏率いるKONDOレーシングは2006年に日本一番の人気シリーズであるスーパーGTに進出します。

初年度はF1のリジェなどで活躍したエリック・コマス選手(シーズン途中腰痛で離脱)と、後ににSロードでチャンピオンを獲得することになる柳田真孝選手選手でした。

しかし結果はシーズン順位12位とほろ苦いデビューシーズンとなりました。

チーム初優勝は翌2007年第4戦のセパンで、各チームが2ピットストップをする中1ピットストップを成功させ、近藤真彦監督は涙を流して喜びました。

KONDOレーシングが最も活躍した年は2016年。

2006年の初参戦以来10年ぶりにチームに復帰した柳田真孝選手と佐々木大樹選手のコンビは、スポーツランドSUGO戦とオートポリスの代替えツインリンクもてぎ戦でシーズン2勝を飾る活躍をしました。

年度ドライバードライバー
年間順位
チーム
年間順位
2006E.コマス
柳田真孝
荒聖治
18位
13位
16位
12位
2007J-P.デ・オリベイラ
荒聖治
10位
10位
12位
2008J-P.デ・オリベイラ
荒聖治
14位
14位
11位
2009J-P.デ・オリベイラ
荒聖治
8位
8位
7位
2010J-P.デ・オリベイラ
安田裕信
10位
10位
10位
2011安田裕信
B.ビルドハイム
10位
10位
11位
2012安田裕信
B.ビルドハイム
15位
15位
14位
2013安田裕信
M.クルム
13位
13位
13位
2014M.クルム
佐々木大樹
10位
10位
8位
2015佐々木大樹
R.オルドネス
M.クルム
10位

10位
12位
2016佐々木大樹
柳田真孝
7位
7位
7位
2017佐々木大樹
J-P.デ・オリベイラ
16位
16位
14位
2018J-P.デ・オリベイラ
高星明誠
14位
14位
12位
2019高星明誠
J.マーデンボロー
14位
14位
13位
2020平峰一貴
S.フェネストラズ

海外進出 ルマン・ニュルブルクリンクへの挑戦

チーム結成間もない2002年から3年にわたりKONDOレーシングは、ル・マン24時間レースに参戦し、2003年には見事完走をして総合13位という成績を残しました。

そして2019年6月、KONDOレーシングは2004年のル・マン24時間レース以来の世界進出を果たします。

レースはニュルブルクリンク24時間レース、マシンは日産GT-R、タイヤはヨコハマと、KONDOレーシングが長年タッグを組む両社との挑戦でした。

結果は全160台中総合9位で見事24時間を走り抜きました。

このニュルブルクリンク24時間の挑戦は、2019年から3年にわたり計画されているとのことで、今後の活躍も期待したいところです。

年度レースドライバーマシン決勝
2002ル・マン近藤真彦
F.ミゴール
I.マッケラー
童夢S101リタイヤ
2003ル・マン近藤真彦
片山右京
福田良
童夢S10113位
2004ル・マン道上龍
加藤寛規
福田良
童夢S101リタイヤ
2019ニュル松田次生
高星明誠
藤井誠暢
T.コロネル
日産GT-R総合9位
クラス8位

カーナンバーの由来と日産・ヨコハマとの関係

カーナンバーはチーム結成以来一貫して【24】を使用しています。

それは、『日産のエースナンバーが【23】なのでその次のチームになりたいから』という理由です。

インパル【12】トムス【36】など スーパーGTカーNo.の由来

2019年12月22日

またKONDOレーシングは長年にわたりマシンを日産から、タイヤをヨコハマから供給されています。

ドライバー時代の近藤真彦氏は全日本GT選手権にトヨタやフェラーリ、ポルシェで参戦することもありましたが、2006年にKONDOレーシングとしてスーパーGTに参戦してからはマシンは一貫して日産のGT-RやフェアレディZを、同じくタイヤはヨコハマを使用して現在に至ります。

おそらく当初は、自身のレーシングドライバーとしての師匠である星野一義氏との関わりからではないかと私は推測します。

当然ながら2019年ニュルブルクリンク24時間挑戦の際も、日産GT-Rにヨコハマタイヤの組み合わせで参戦し、近藤真彦氏は参戦発表で、両社のサポートに感謝する旨の話を何度も語っていたのが印象的でした。

2019年も日産・ヨコハマをタッグとともにスーパーGTに参戦する

KONDOレーシングの人気は?

2019年仕様のKONDOレーシングGT500マシン 2019年スーパーGT第5戦富士スピードウェイにて

ツイッターでこんな質問をしてみました。

日産系スーパーGT GT500参戦チームの中で、あなたが最も好きなレーシングチームは?

KONDOレーシングの結果は4チーム中最下位で154票中22票・・・。

まあ日産系GT500チームといえば3メーカー中最も少ない4チームしかなく、ニスモにインパルと人気のチームばかりです。

ただ新興のNDDPレーシングに負けるとは正直驚きました。

まあ世間一般に認知度の高い近藤真彦氏のチームだけあり、アンチもそれなりにいるんですよね。

現在の参戦カテゴリー

2019年スーパーフォーミュラ第4戦にて
  • スーパーフォーミュラ
  • スーパーGT GT500クラス
  • スーパーGT GT300クラス
  • スーパー耐久
  • ニュルブルクリンク24時間レース

過去の参戦カテゴリー

  • ル・マン24時間レース
  • フォーミュラニッポン

最後に

2019年スポーツランドSUGO公式テストにて

多くの芸能人がモータースポーツの世界に足を踏み入れ、数年で去って行きました。

ザ・芸能人の当時のトップアイドル近藤真彦氏に対しても、

「芸能人が調子に乗ってモータースポーツに来やがって」

と思っていた関係者やレースファンは多く居たのを記憶しており、実際私もそう思っていました。

しかし近藤真彦氏は、1984年にモータースポーツの世界に足を踏み入れてから30年以上に渡り途切れることなくレースの世界で活躍し、ドライバーからレーシングチームの運営と、その王道で戦い続けており、もう芸能人のモータースポーツ被れだと思っているファンや関係者は誰も居ません。

ある意味閉ざされたモータースポーツの世界において、芸能ファンからの流入は新たなファン層獲得に大きく寄与しています。

そんな近藤真彦氏の長年の功績に、モータースポーツファンのひとりとして深く感謝したいと思います。

その近藤真彦氏のチームであるKONDOレーシングは、2018年に念願だったスーパーフォーミュラにてチームチャンピオンを獲得しました。

そして現在はご覧いただいたとおり、スーパーGTとスーパーフォーミュラに加え、長年培った日産ならびにヨコハマとともに、ニュルブルクリンク24時間レースで、ル・マン24時間以来の世界進出を果たすまでに成長し、日本のレーシングチームでも有数のトップコンテンダーになりました。

近年ますます成長するKONDOレーシングの活躍を、これからも注目していきたいと思います。

以上、今回はKONDOレーシングを紹介してみました。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

レーシングチーム紹介の記事一覧は下のボタンをクリック

関連記事

よかったらSNSでシェアお願いします!




奥が深いモータースポーツ撮影の世界
MOTORSPORT撮影術

モータースポーツ撮影歴18年。腕に覚えは全く無いが、知識だけは豊富なワタクシぴぴが、レース撮影について偉そうに解説します。




コメントを残す