今年も鈴鹿サーキットで行われたF1日本グランプリを観戦してきたので、たくさんの写真とともに観戦記を書いていきたいと思います。
台風19号の影響で土曜日の日程が全てキャンセルされ、翌日に予選と決勝を行なった、てんこ盛りの日曜日でした。
サーキット到着
前日の台風の中、命からがら松阪駅前の東横インに到着し、朝7時30分にホテルを出発する。
1時間弱クルマを走らせ、予約したみそのモータープール臨時駐車場へクルマを置き、電動折りたたみチャリでサーキット入り。
それにしても天気がいい!
台風一過でむちゃくちゃ綺麗な空だ。
本来であれば、ブログ用に正面入場口からサーキット入りすべきだが、本日は午前中から予選が行われるということで時間が無く、デグナー入場口からサーキット入り。
早速カメラマンエリアチケット用のビブスを受け取りに、トンネルを抜けてグランプリスクエアへ到着すると、
「うわー人だらけ!」
昨年、2009年以来、9年ぶりにF1観戦をした私は、観客数の減少を肌で感じたが、今年は好調なホンダエンジンの効果なのか、見るからに観客が多く、私が毎年行っていた2000年代の様だ。
まずはカメラマンエリア用のビブスを受け取りに引換所へ。
こちらが今年のもので、種類により色を変えてあり、私が購入したものはB2-1・B2-2・CDEM・ヘアピンに入場できるビブス。
通常ならグランプリスクエアでトークショーや買い物をして過ごすが、本日は時間がないので、10時の予選に向けて観客席に直行する。
私が目指すは、写真奥のB2スタンド最上段。
こちらがB2スタンドの裏側。
上の写真はiPhone11 ProMaxの超広角レンズで撮影したが、迫力ある画像でなかなか使えるなー。
カメラマンエリアは最上段のため眺めは最高で、台風一過のため天気も最高!
ただしその余波で風がとにかく強いので、スローシャッターは厳しいかな。
隣のCスタンドには1万席のホンダ応援スタンドが設置されていて、裏手にはレッドブル・トロロッソドライバーの大きな顔写真入りバルーン?が設置されている。
ちなみに向かって左、ピエール・ガスリー選手のバルーンが、この後強風の餌食に・・・。
予選開始 レッドブル&トロロッソの火花に興奮!
いつものようにピエール北川アナウンサーの実況が、スタンドを大いに盛り上がらせ、拍手とともに予選が始まる。
と、予選Q1が始まって早々、アタック直前にウイリアムズのロバート・クビサ選手が最終コーナーでコースオフ。
さあ、あらためてスタート!
トロロッソがQ1の1回目のアタック!
そしてレッドブルもアタックを開始する。
イニシャルセットで相当に車高を落として攻めているのか、それともマシンの特性なのか、1コーナー手前でDRSをオフにすると、レッドブルとトロロッソの4台のみが驚くほどの火花をあげてクリアしていくのが印象的だ。
F1マシンが続々登場し、各チームがあらためて予選アタックを開始する。
すると今度はハースのケビン・マグヌッセン選手が同じく最終コーナーでクラッシュ。
なんとか脱出できたが、フロントとリヤのウイングがひしゃげていて、これではアタックはできない。
台風の影響で、最終コーナーからホームストレートにかけてとんでもない追い風になるので、ダウンフォースが抜けるのかな。
ハースのチームレースエンジニアである小松礼雄氏の地元レースだけに、彼としても彼のファンにとってもこの結果は残念だ。
さあ3度目の正直、ここからは写真とともに予選の結果を見ていこう。
予選14位 ダニール・クビアト
期待のホンダエンジンを搭載するクビアト選手は、ちょっと振わず後方からのスタートになった。
予選10位 ロマン・グロージャン
予選ではそこそこ速いが、レースペースが課題のハース。
予選9位 ピエール・ガスリー
台風を呼ぶ男!?ピエール・ガスリー選手は予選9番手につけ、決勝レースの期待が高まる。
予選8位 ランド・ノリス
予選一発が速いランド・ノリス選手には非常に才能を感じる。
初めての鈴鹿でも予選8位につけるあたりはさすが!
予選7位 カルロス・サインツ
WRCチャンピオンの父を持つカルロス・サインツJr.も安定の速さ。
ただマクラーレンが上位につけることに複雑な思いを感じている日本人は、私だけではないはず?
予選6位 アレクサンダー・アルボン
アレックス・アルボン選手は、初めての鈴鹿でマックス・フェルスタッペン選手と同タイムの予選6位は見事!
ド派手に火花を散らして1コーナーを駆け抜ける姿は、めちゃくちゃカッコよかった!
予選5位 マックス・フェルスタッペン
今回はフェラーリとメルセデスに水をあけられてしまった、ホンダのエースマックス・フェルスタッペン選手だが、決勝のペースに期待する。
予選4位 ルイス・ハミルトン
金曜日の好調から一転、予選4位に終わったルイス・ハミルトン選手。
予選3位 バルテリ・ボッタス
バルテリ・ボッタス選手はQ2でトップタイムをマーク。
予選2位 シャルル・ルクレール
予選2位のシャルル・ルクレール選手は、決勝で大暴れすることとなる・・・。
予選1位 セバスチャン・ベッテル
2019年F1日本グランプリのポールポジションは、フェラーリのセバスチャン・ベッテル選手。
1:27.064のコースレコードをマークし、鈴鹿サーキットに詰めかけた89,000人の観客は大歓声を送った。
予選を終えて
予選が始まると拍手、マシンが走り出すとまた拍手、素晴らしいタイムを出したマシンが通り過ぎると拍手と、観客がすべてのF1マシンをリスペクトし歓喜するこの雰囲気は、国内レースの雰囲気とはまた違い、F1日本グランプリが一種のお祭りと化す独特のオーラであると私は感じた。
金曜日はメルセデス勢が好調だったが、日曜日午前に行われた予選は一転フェラーリの2台がフロントローにつけ、89,000人の観客はセバスチャン・ベッテル選手がフィニッシュラインを横切った瞬間、拍手とともに「ウォーーー!」という大きな歓声をあげ、日本でもフェラーリの人気は非常に高いと感じた瞬間だった。
そしてもうひとつ、レッドブルのマシンが予選の走り出し、イニシャルセットから車高を相当に低くしているのか、もしくはマシン特性なのか、1コーナー手前でDRSを解除しダウンフォースがかかった途端に思いっきり火花が出ていたのが印象的だった。
それはトロロッソの2台にも同じく大量の火花が出ていて、両マシンが同じコンセプトで作られ、同じセッティングを施しているのではないかと感じた。
さあ、素晴らしいF1マシンの走りと素晴らしい観客の声援で、おおいに沸いた予選も終わり、次はドライバーズパレード、そして決勝レースが始まる!
以上、2019年F1日本グランプリ観戦記予選編でした。
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