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【観戦記】2022年スーパーGT富士公式テストPart4 GR86 GRスープラ M4などGT300の注目マシンを紹介

今回は2022年スーパーGT富士公式テストの観戦記(撮影記)の第4弾。

Part1-3ではGT500マシンを見てきたが、今回はGT300マシンを特集する。

スーパーGTの花形といえば自動車メーカーが本気で開発競争をするGT500マシンだが、実は写真を撮る上ではさまざまなマシンが参戦するGT300の方が面白いのだ。

そこで今回は、富士スピードウェイで行われたスーパーGT公式テストで撮影した写真から、今季のGT300の注目マシンを紹介しよう。

トヨタGR86が登場!

apr トヨタGR86

まずはトヨタGR86。

市販車は2021年10月に2代目となるGR86にモデルチェンジしたが、スーパーGTでは2022年シーズンからそのGR86をベースとしてGT300規定で製作されたマシンが登場する。

今回のテストで初めてみたが、低く構えた面構えから一転、パンパーが厚みを増し印象が随分と変わった。

mutaレーシング トヨタGR86

使用するチームはaprの30号車のほか、SHADEレーシングとmutaレーシングで、aprはトヨタプリウスPHVから、mutaレーシングはマザーシャシーのロータスエヴォーラからの変更だ。

チームマッハとアルナージュレーシングは今シーズンもマザーシャシーの初代トヨタ86で参戦するので、初代と2代目がバトルするシーンが見られるかもしれない。

トヨタGRスープラが3種類参戦!?

つちやエンジニアリングが開発した トヨタGRスープラ

続いてはGRスープラ。

昨年までGT3車両のポルシェ911 GT3 Rで参戦していたつちやエンジニアリングは、今季からトヨタGRスープラを投入する。

埼玉トヨペットが開発したLMコルサ トヨタGRスープラ

「あー、あの埼玉トヨペットが開発してLMコルサやMaxレーシングに供給するGRスープラを、つちやエンジニアリングも供給してもらうのね」

って思った方、いや違うのよ。

つちやエンジニアリングのGRスープラは、GT300規定に沿って自社で独自に開発したマシン。

ということで、GT500マシンと埼玉トヨペットが独自製作したマシン、そしてつちやエンジニアリングが独自開発したマシンが加わり、3種類のGRスープラが今季走るのだ!

見比べると2台のGT300 GRスープラは結構違うね
※上の小さな写真はクリックすると大きくなりますのでぜひ確認してみてください

BMWは新型のM4 GT3を投入!

スタディ BMW M4 GT3

チームスタディは昨年まで大きな車格が特徴のBMW M6 GT3を走らせていたが、今季よりBMW M4 GT3を投入する。

BMWの特徴であるキドニーグリルだが・・・デカすぎない!?

空力悪そう・・・。

このマシン見たことあるが、はて?どこで見たのだろうと考えていたが・・・

2021年スーパーGT最終戦 BMWブースにて

そうだっ!

昨年のスーパーGT最終戦、BMWブースにて展示してあったマシンだ!

スタディ BMW M4 GT3

あのイカついマシンが今季デビューするのね。楽しみだぜ!

ミク号がガラチェン!

GT300マシンの中でも人気のミク号ことグッドスマイルレーシングのAMG GT3だが、今季はカラーリングを大きくチェンジしたようだ。

2021年スーパーGT最終戦のミク号

ちなみに昨年の最終戦のミク号はこちら。

毎年少しずつデザインを変えるグッドスマイルレーシングAMG GT3だが、今年はグリーン基調に大幅アップデートが施されたようだ。

そんなグッドスマイルレーシングも長年使用するメルセデスAMG GT3だが、今季その他このマシンを使用するのはアールキューズとレオンレーシングのみで、長年FIA-GT3の主力車種であったメルセデスAMG GT3は数を減らしつつある。

ディフェンディングチャンピオンのBRZは精力的に走行

昨シーズン悲願のチャンピオンを獲得したスバルBRZは、多くの周回を重ねていた。

カーナンバーはGT300クラスのディフェンディングチャンピオンが使用できるカーナンバー【0】は使用せず、今季も【61】を継続使用する。

GT500のトムスもそうだが、前年の王者がチャンピオンナンバーを使用しないのは少し寂しいと私は思う。

ルイス・ハミルトンの影響かなあ・・・。

ところで今回のテストでは新たな空力をテストしているのか、フロントバンパーからボンネットにかけてはまだ未塗装だった。

FIA-GT3マシンと違い、開発が許されているGT300規定のマシンらしい。

フェラーリ488 GT3 Evoが今季も参戦

昨年久々にスーパーGTに帰ってきたフェラーリは今季も参戦するが、カラーリングは昨年のブルーからフェラーリらしいレッドのカラーリングで富士テストを走行していたが、その後4月7日にブルー基調の新たなカラーリングで参戦することを発表した。

多くの車種が参戦するGT300だが、FIA-GT3車両でもっとも高価とされているのがこのフェラーリ。

だがフェラーリのマシンはその値段に見合うだけのオーラを放っており、このマシンが参戦することによりシリーズの格式がさらに上がると私は思う。

GT300のホンダNSX-GTはタイプS顔にはせず

今季よりGT500クラスのホンダNSX-GTがタイプS顔に整形したのだが、GT300クラスのホンダNSX-GTは昨年同様の見慣れた顔で今季も参戦するようだ。

昨年までGT300クラスは3台のNSX-GTが参戦していたが、今季はドラゴコルセがGT-Rに変更したため、ARTAとアップガレージの2台での参戦になる。

日産GT-Rはもっとも多い6台が参戦

GT500の日産GT-Rは昨年限りで引退し今季はZ GT500で参戦するが、GT300のGT-Rは今季も健在。

ちなみに今シーズンのGT300マシンの車種別エントリー台数を見てみると・・・

  • 日産GT-R・・・6台
  • トヨタGRスープラ・・・4台
  • メルセデスAMG・・・3台
  • トヨタGR86・・・3台
  • トヨタ86・・・2台
  • ホンダNSX-GT・・・2台
  • ランボルギーニウラカン・・・2台
  • スバルBRZ・・・1台
  • アウディR8・・・1台
  • BMW M4・・・1台
  • フェラーリ488・・・1台
  • トヨタプリウス・・・1台
  • レクサスRC F・・・1台

GT-Rは昨年の5台からドラゴコルセが加わり、参戦車両中もっとも多い6台がエントリーしているのだ!

全日本GT選手権の黎明期から、チャンピオンシップ争いにはいつもGT-Rがいた。

今季もこのGT-Rがシリーズの中心になることろう。

余談だが、ドラゴコルセといえばかつてホンダのエースとしてGT500のチャンピオンも獲得したこともある道上龍選手のチーム。

またホンダ系のGT500チームとして参戦した時期もある。

そんなホンダとともにレーシングシーンを歩んできたチームが、NSX-GTからGT-Rに変更したことに私は非常に驚いた。

今回の撮影機材

今回の撮影で使用したカメラ機材を紹介する。

カメラキヤノンEOS R5
レンズキヤノンRF100-500mm F4.5-7.1L IS USM
エクステンダーRF1.4x
一脚SIRUI P-326
撮影機材

最後に

ということで今回はスーパーGT富士公式テストの観戦記(撮影記)の第4弾として、2022年のGT300マシンを見てきた。

今季新規に導入されたマシンは最初に挙げたトヨタGR86とつちやエンジニアリングが独自製作したトヨタGRスープラ(前述のとおり埼玉トヨペットとは別物)、そしてBMW M4 GT3の3台。

3台中2台がGT300規定(旧JAF-GT)のマシンだ。

近年コストの安さからFIA-GT3マシンが増えてきたが、今年からマシンを一から製造できるGT300規定のマシンが増えることは個人的には歓迎だ。

やっぱりレーシングチームはコンストラクターであってもらいたい、と思うから。

ぜひ昨年のスバルBRZに続きGT300規定のマシンがチャンピオンシップ争いをしてもらいたいと、個人的には願っている。

さあ、2022年シーズンもまもなく開幕。

今年も素晴らしいレースを我々ファンに見せてもらいたい!

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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奥が深いモータースポーツ撮影の世界
MOTORSPORT撮影術

モータースポーツ撮影歴18年。腕に覚えは全く無いが、知識だけは豊富なワタクシぴぴが、レース撮影について偉そうに解説します。




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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。