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ARTAの歴代GT500マシン ドライバー タイトルスポンサー タイヤ 成績一覧(1998-2024)

2005年

8号車
  • ドライバー:伊藤大輔/ラルフ・ファーマン
  • マシン:NSX-GT(初代)
  • タイトルスポンサー:オートバックス
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:2位
  • チームズランキング:2位
    ※童夢とチームホンダレーシングとしてエントリー

シリーズ名称がスーパーGTに変更された2005年。この年のARTAのドライバーラインナップは金石勝智選手に代わって元F1ドライバーのラルフ・ファーマン選手が加入し、伊藤大輔選手とコンビを組みます。

ホンダはこの年にスーパーGTのホモロゲーションを取得するために前後のオーバーハングと全幅を拡大させたNSX Type-R GTを5台限定で発売。スーパーGTマシンはより迫力のあるエクステリアに変貌しました。

前年ターボ化したエンジンでしたが第3戦から(ARTA以外は第4戦)再度NAに戻します。

シーズンはNAに戻した最初のレースである第3戦SUGOで、3年ぶりとなる2位表彰台を獲得します。そして第7戦のオートポリスで2001年以来、実に4年ぶりとなる優勝を達成。

選手権首位で迎えた最終戦の鈴鹿でしたが、無念の12位に。結果、セルモに逆転を許してしまい、ランキング2位でシーズンを終えました。

2006年

8号車
写真提供:Mさん
  • ドライバー:伊藤大輔/ラルフ・ファーマン(/金石年弘)
  • マシン:NSX-GT(初代)
  • タイトルスポンサー:オートバックス
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:7位
  • チームズランキング:9位

2006年は伊藤大輔選手とラルフ・ファーマン選手のコンビを継続。

ホンダは初代NSXの生産を終了しましたが、スーパーGTは継続してNSX-GTで参戦します。

この年のARTAは開幕戦の鈴鹿でポールポジションから3位表彰台を獲得。そして第4戦のセパンではポールポジションから優勝。このレースではファステストラップも獲得しチーム初となるハットトリックを達成しています。

しかしその後は失速。特に終盤3レースはすべて二桁フィニッシュと低迷し、ドライバーズランキングは7位に転落してしまいました。

2007年

8号車
写真提供:Mさん
  • ドライバー:伊藤大輔/ラルフ・ファーマン(/井出有治)
  • マシン:NSX-GT(初代)
  • タイトルスポンサー:オートバックス
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:1位
  • チームズランキング:1位

2007年もARTAのドライバーは伊藤大輔選手とラルフ・ファーマン選手。このコンビは3年目になります。

この年のARTAはシリーズを席巻しました。

まず開幕戦の鈴鹿ではポールポジションを獲得。さらに決勝でもファステストラップを記録するも、トップ快走中のファイナルラップでエンジントラブルが発生しチェッカーを受けられず12位に。しかしARTAの速さは十分に証明しました。

第2戦岡山国際では開幕戦の屈辱を晴らすブッチギリの優勝。さらに第5戦SUGOでも優勝し、続く第6戦鈴鹿では2位に入ります。

そして第8戦のオートポリスではシーズン3勝目を達成。

結果、シーズンポイントで2位童夢に31ポイントもの差をつけて、ARTAとして初のシリーズチャンピオンを獲得しました。

スーパーGTでは非常に珍しく最終戦を待たずしてチャンピオンを獲得したため、最終戦の富士ではマシンに大きく『CHANPION』のロゴを掲げてレースを戦いました(上記写真参照)。

2008年

1号車
写真提供:Mさん
  • ドライバー:ラルフ・ファーマン/伊沢拓也
  • マシン:NSX-GT(初代)
  • タイトルスポンサー:オートバックス
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:8位
  • チームズランキング:12位

カーナンバー1を付けて参戦する2008年のARTAはマシンのカラーリングを刷新。

ドライバーは伊藤大輔選手がトヨタ陣営に移籍したため、新たにスーパーGT初参戦となる伊沢拓也選手が加入。チーム在籍4年目となるラルフ・ファーマン選手とコンビを組みます。

ディフェンディングチャンピオンのARTAは第2戦岡山国際、第7戦もてぎ、第8戦オートポリスの3レースで表彰台を獲得。しかし、それ以外のレースではすべてポイント圏外という出入りの激しいシーズンで、ドライバーズランキングは8位でした。

2009年

8号車
写真提供:Mさん
  • ドライバー:ラルフ・ファーマン/伊沢拓也
  • マシン:NSX-GT(初代)
  • タイトルスポンサー:オートバックス
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:2位
  • チームズランキング:2位

2009年シーズンのARTAはラルフ・ファーマン選手と伊沢拓也選手のコンビを継続。

この年は開幕戦の岡山国際で3位表彰台を獲得すると、第3戦富士と第4戦セパンも3位になり、順調にポイントを重ねます。

その後は重いウエイトに苦しむも、ウエイトが緩和され、さらに性能調整によりリストリクター径が緩和された第7戦の2度目の富士でシーズン初優勝をします。

そしてノーウエイトで争われる最終戦もてぎでシーズン2勝目を達成。しかしライバルセルモが2位に入ったため、ランキングは2位でシーズンを終えました。

2010年

8号車
  • ドライバー:ラルフ・ファーマン/井出有治(/小林崇志)
  • マシン:HSV-010 GT
  • タイトルスポンサー:オートバックス
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:11位
  • チームズランキング:11位

2010年のARTAのドライバーは伊沢拓也選手がチームクニミツに移籍し、入れ替わりで井出有治選手が加入。チームメイトは在籍6年目のラルフ・ファーマン選手で、ともに元F1ドライバーのコンビになります。

ホンダ陣営はNSXの生産終了後も継続してNSX-GTでスーパーGTに参戦していましたが、この年からNSXの後継車種として開発され市販化を断念したHSV-010 GTにマシンをチェンジ。

そんな新たなマシンで参戦した2010年シーズンでしたが、ARTAは開幕5レースで入賞1度(6位)という厳しいレースが続きます。

各マシンがウエイトを満載した第6戦の鈴鹿で優勝を記録しますが時すでに遅し。結局このシーズンはランキング11位に沈みました。

次のページでは2011年から2015年のARTAを紹介します

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。