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ARTAの歴代GT500マシン ドライバー タイトルスポンサー タイヤ 成績一覧(1998-2024)

2016年

8号車
2016年スーパーGT第5戦にて
  • ドライバー:松浦孝亮/野尻智紀
  • マシン:NSX CONCEPT-GT
  • タイトルスポンサー:オートバックス
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:15位
  • チームズランキング:13位

2016年もARTAのドライバーは前年と同様の松浦孝亮選手と野尻智紀選手のコンビ。松浦孝亮選手はチーム在籍4年目のシーズンになります。

GT500クラスでは唯一ハイブリッドを搭載していたNSX CONCEPT-GTでしたが、2016年からハイブリッド非搭載になるも効果はなく、この年もホンダ勢はトヨタや日産の後塵を拝すレースが多く、ARTAの最高順位は6位と低迷。

ドライバーズランキングは前年からさらに下げ15位でした。

NSX CONCEPT-GTを使用した3年間のARTAは、優勝はおろか表彰台にも上がることができない厳しいものでした。

2017年

8号車
2017年スーパーGT第2戦にて
  • ドライバー:野尻智紀/小林崇志
  • マシン:NSX-GT(2代目)
  • タイトルスポンサー:オートバックス
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:9位
  • チームズランキング:9位

2017年シーズンのドライバーは、ナカジマレーシングに移籍した松浦孝亮選手に代わり、小林崇志選手が2012年以来チームに復帰します。

ホンダはこの年からベース車両を2代目NSX-GTに変更。新マシンを手にしたARTAは成績が向上します。

まず開幕戦の岡山国際でポールポジションを獲得すると、第4戦SUGOでも予選トップタイムを記録。決勝では5位に沈みますがペースは良くファステストラップを獲得します。

そして第5戦の富士ではポールトゥフィニッシュにファステストラップまで獲得し、チーム2度目となるハットトリックを達成。この優勝は2013年以来4年ぶりの優勝でした。

ポールポジションを3度も記録し速さを見せたシーズンでしたが、結局ランキングは9位でした。

2018年

8号車
2018年スーパーGT第2戦にて
  • ドライバー:野尻智紀/伊沢拓也
  • マシン:NSX-GT(2代目)
  • タイトルスポンサー:オートバックス
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:3位
  • チームズランキング:3位

2018年シーズンのARTAのドライバーはGT300クラスのアップガレージに移籍した小林崇志選手に代わり、伊沢拓也選手が2009年以来9年ぶりにチーム復帰します。

前年から徐々に速さを増してきたARTAはこの年さらに速さを見せます。

まず第3戦のオートポリスではポールポジションからスタートすると、素晴らしいペースでファステストラップを記録し優勝します。

その後、第6戦鈴鹿でこの年2度目の表彰台となる2位に。第7戦タイ戦ではポールポジションを獲得するも決勝では12位に沈みますが、最終戦のもてぎではこのシーズン2度目のハットトリックを達成し、全GT500チームで唯一のシーズン2勝を記録。

ドライバーズランキングはライバルのチームクニミツとトムス37号車に僅かに及びませんでしたが、前年を大きく上回る3位でシーズンを終えました。

2019年

8号車
2019年スーパーGT第5戦にて
  • ドライバー:野尻智紀/伊沢拓也
  • マシン:NSX-GT(2代目)
  • タイトルスポンサー:オートバックス
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:10位
  • チームズランキング:10位

2019年のドライバーの布陣は野尻智紀選手と伊沢拓也選手のコンビを継続。野尻智紀選手はチーム在籍5年目のシーズンになります。

またARTAはこの年からカラーリングのコンセプトを変更しています。

ホンダは前年チャンピオンを獲得したため、マシンのウエイトを5kg追加。ミッドシップレイアウトのハンディ29kgと合わせ34kgのハンディウエイトを課せられます。

そんな中でもARTAは開幕戦の岡山国際で優勝をします。しかしその後は苦戦が続き、結局表彰台は開幕戦の1度きり。シーズンランキングは10位に終わりました。

2020年

8号車
2020年スーパーGT第5戦にて
  • ドライバー:野尻智紀/福住仁嶺
  • マシン:NSX-GT(2代目)
  • タイトルスポンサー:オートバックス
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:5位
  • チームズランキング:7位

2020年のARTAのドライバーラインナップは在籍6年目となる野尻智紀選手とARTAのGT300クラスからステップアップした福住仁嶺選手のコンビになります。

この年のハイライトといえば、NSX-GTのFR化。

この年から施行されたクラス1規定の中の『エンジンが車室より前に搭載する』という項目を遵守するために、ホンダはリヤミッドシップに搭載されていたエンジンをフロントに移動。

ただ、そこはホンダの技術力の高さで、2019年のマシンと見比べても簡単には見分けがつかないほど・・・。

さて、そんなFRのNSX-GTで挑んだこの年のARTAはというと、前半戦は4レースで1度の入賞のみと思うような結果が出ませんでした。しかし第5戦富士でポールポジションから3位表彰台を獲得すると、続く第6戦鈴鹿でもポールポジションから連続3位に。

さらに次の第7戦もてぎでは2年ぶりとなる優勝を記録。ドライバーズランキングでは前年の10位から5位に上がりました。

次のページでは2021年以降のARTAを紹介します

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。