世間がまだ、ハイブリッドという言葉を知らなかった時代、高校生だった私は、F1に熱狂していた。
時代はバブル期、第二次F1ブームと呼ばれていた。
第二次F1ブーム あの頃のエンジン
エンジンはV12からV10、V8まで。
中にはF12やW12という変態エンジンまであり、音でも楽しめる時代であった。
1990年サンマリノGPの、音を収録したCDなんて物を購入した事もあった。
第二次F1ブーム あの頃のマシン
形も個性的で、インダクションポットがサイドポンツーンから生えている、ロリー・バーン初期の作品は、極彩色のカラーリングと相まって、美しく見えた。
2016年11月20日 SUZUKA Sound of ENGINE 2016 にて
今では当たり前になったハイノーズの先駆者、ハーベイ・ポストレスウェイト博士のティレル019に驚き、若い頃のエイドリアン・ニューウェイの研ぎ澄まされた敏感マシンレイトンハウスが、予選落ちの次のレースでトップを快走したフランスGPは狂う程に応援した。
2016年11月20日 SUZUKA Sound of ENGINE 2016 にて
第二次F1ブーム あの頃のドライバー
ドライバーラインナップは、今で言うライコネンをもっとわがままにした自己中男ばかり。
音速の貴公子・プロフェッサー・人間ドーベルマン・私生活のワールドチャンピオン・サーキットの通り魔・妖怪通せん坊じじー(楽しくなってきたので思いつく限り)、刻み納豆走法・張子の虎走法・有言実行男・ターミネーター・華麗なる住所不定男・ランバダブラザースetc…。
2016年11月20日 SUZUKA Sound of ENGINE 2016 にて
まとめ
ついに今年、日本GPの観戦者数が過去最低の6万8000人だったと報道で知った。
個性がなくなったと言われて久しいF1。
今、その個性の無いF1を、個性の塊に変身させてくれる人物を、第二次F1ブーム以前の視聴者はよく知っている。
そう、あなたが今必要なのです。
古舘伊知郎さん、この状況を救えるのはあなたしかいないのです。
グランツーリスモスポーツのCMを食い入るように視聴しながら、私はそう思った。
2016年11月20日 SUZUKA Sound of ENGINE 2016 にて
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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