人気記事:『ミニカーで振り返るF1マシン』シリーズ

30年のF1ファンの私がDAZNからフジテレビNEXTに戻った理由

2000年から契約していたフジテレビNEXT(契約当初はフジテレビ721・739)を解約して、2020年シーズンはDAZNを契約してF1を視聴した私。

しかし本日から古巣のフジテレビNEXT(今回はフジテレビNEXT smart)に再加入して、現在開催中のエミリアロマーニャグランプリを視聴している・・・。

そこで今回は、昨年1年間DAZNのF1中継を視聴して感じだこと、そしてあらためてフジテレビNEXTに戻った理由について書いてみたいと思う。

F1ブーム世代の私のF1視聴史

私は1990年からF1を視聴しているいわゆるF1ブーム世代で、1990年から1999年までは地上波で、2000年以降はのちにフジテレビNEXTに名前を変えるフジテレビ721・739でF1を視聴しており、地上波でマッチや山田優さん、永井大さんが登場した時期も、長年CSで今宮純氏、森脇基恭氏、川井一仁氏の情報を聞いてF1の知識を深めていた。

しかし2020年にフジテレビNEXTを解約してDAZNに切り替える。理由はDAZNで視聴するとF1ライブタイミングを見ながらF1観戦ができるから。

一時期FOMが無料でF1ライブタイミングを見ることができたが、現在は有料になっており、なおかつ毎年英語での契約が煩わしく思っていたので、契約と同時にF1ライブタイミングが見られるDAZNに魅力を感じて契約に至った。

そして2021年、スカパー!オンデマンドというカタチでふたたびフジテレビNEXTに戻った。その理由については後で詳しく書いていく。

F1視聴媒体
1990-1999フジテレビ地上波
2000-2019フジテレビNEXT
(旧フジテレビ721・739)
2020DAZN
2021-フジテレビNEXT
(スカパー!オンデマンド)

モータースポーツの魅力をひとりでも多くの方に伝えたい・・・

1年間DAZNのF1中継を視聴して感じた良いところ悪いところ

2020年の1年間はDAZNでF1中継を視聴しており、フジテレビNEXTとは違う良いところもたくさんあったが、それと同時に残念だと思うこともあった。

それでは、DAZN F1中継の良いところと悪いところを書いてみよう。

DAZN F1中継の良いところ

まずはDAZN F1中継の良いところからあげてみよう。

DAZNのF1中継は通常の国際映像のみの視聴と、F1ゾーンと呼ばれる画面を4分割にして、国際映像、ライブタイミング、オンボードカメラ、ドライバー位置情報(以下ドライバートラッカー)を同時に楽しめる視聴方法があるのだが、このF1ゾーンのライブタイミングとストッカーは、視聴していて本当に良いと感じた。

ライブタイミングは、国際映像ではなかなか捉えてもらえない予選アタックでの任意のドライバーの各セクターごとのタイムが、全体ベストだとパープル自己ベストだとグリーンといった具合に色分けしながら確認できるし、決勝ではタイヤ交換をして追い上げるドライバーのラップタイムが具(つぶさ)に確認できるところが本当に楽しい。

ドライバートラッカーは、近年のF1マシンは前車の乱気流で後方にいるマシンが影響を受けるため、マシンの密集具合を確認できたり、イエロー区間の確認ができるところが良い。

また、スーパーGT中継などで人気のサッシャさんの実況は、レースを盛り上げるのが本当に上手で、聴いていて実に心地が良い。

レース中継はさまざまなアクシデントが発生するが、

「あれ?コレおかしいぞ!」

とか、

「うわー!!ヤっちゃいましたねー」

という具合に、身近な言葉で臨場感を私たちに伝えてくれる実況は最高だ。

そしてDAZNはスマートフォンでも視聴できるのが嬉しいポイントだ。

F1は開催国によって行われる時間がまちまちだが、職場や通勤通学、クルマや電車の中など、どこでもF1中継をライブで観ることができるところもファンにとっては重要になる。

それと、録画予約という煩わしい作業を行うことなく、見逃し配信というカタチで一定期間ではあるが何度でも視聴できるところも良い。

DAZN F1中継の良いところまとめ

  • F1ゾーンでのライブタイミングやドライバートラッカーが具(つぶさ)に確認できる
  • 実況が良い
  • スマートフォンでどこでもF1を視聴できる
  • 一定期間の間は何度でも視聴できる

今回はF1の視聴について、ということでメリットには入れなかったが、DAZNではFIA-F2を視聴できることも特典のひとつ。

2020年は角田裕毅選手の活躍もあり大いに楽しませてもらった。

DAZN F1中継の悪いところ

続いてDAZN F1中継の悪いところをあげてみる。

DAZNに乗り換えて一番感じたのが解説陣が手薄で、得られる情報が少ないところ。

WECでも解説を担当する小倉茂徳氏
2019年10月 WEC富士にて

DAZNの解説陣は、ホンダ第2期F1活動時の広報を歴任したこともあるオグたんこと小倉茂徳氏と、元F1ドライバーの中野信治氏。

小倉茂徳氏はモータースポーツ全般の特に安全装備に関する知識に関しては群を抜いているが、F1専門のジャーナリストではないため、フジテレビNEXT解説陣(自身もかつてフジテレビF1解説をしていた)と比べるとF1に関する情報は少なく感じる。

小倉氏はどちらかというと、初心者にもわかりやすい解説をすることに関して長けているため、現地で入念な取材を行なっていない氏の情報量は、F1にどっぷりハマったファンにとっては少々物足りなく感じる。

そしてもうひとりの解説者である中野信治氏は、ドライバーの心境やテクニックなど細かな部分が聴けて興味深いが、F1の現場から離れて20年以上経過しているため、最新のF1に関しての情報については多くない。

そんなことから、DAZNの解説はフジテレビNEXTと比べてライトなF1ファンをターゲットに解説をしているように感じる。

F1ゾーンの4分割画面はやっぱり小さい。

ライブタイミングやドライバートラッカーを見たくて加入したDAZNだが、レース中継の視聴のメインはやっぱり国際映像。しかし比較的画面の大きな12.9インチのiPad Proで視聴しても、その大きさでは迫力に欠けてしまう。

まあ、これに関しては2種類ある視聴方法のうち、F1ゾーンではなく通常の放送を観れば解決できるので、たいした問題ではない。

私の家は鉄筋コンクリートで、2階の無線LANから3階の部屋に電波を飛ばしてiMacやiPad Proで視聴しているが、日によっては電波をうまく受信せずに止まってしまうことや、画像がかなり悪くなることがある。

やはり動画はかなりのネット容量を使うため、ネット環境が整っていない場合には、導入を見送った方が良いのかもしれない。

私は1990年のF1テレビ観戦開始以来、1グランプリごとにビデオ録画(当時はVHS)をして長期保存をしてきた。

10年ほど前にその録画保存はやめてしまったが、かつての私のように1グランプリごと録画保存をしている方にはDAZNは勧められない。

というのも、DAZNはグランプリ終了後2週間余りは何度でも視聴できるが、その期間が終了すると消されてしまうため、

「2019年の日本グランプリを久々に観るかな」

と思っても、もう残ってないのだ。

そのため長期録画派はDAZN加入に向いていない。

DAZN F1中継の悪いところまとめ

  • 解説陣が手薄で初心者向け
  • F1ゾーンの画面が小さい
  • ネット環境が悪いと見られない
  • 長期録画保存ができない
  • 国際映像のみのためレース前のインタビューなどオリジナルの映像がない

フジテレビNEXT F1中継に戻ってあらためて感じたこと

DAZNでのF1テレビ観戦を1年間した後、2021年5月、第2戦エミリア・ロマーニャグランプリからフジテレビNEXTに戻った私だが、本日1年半ぶりに森脇基恭氏、川井一仁氏の声を聴いて、そしてオープニングとエンディングで『TRUTH』が流れると、やはりここがホームだなあとあらためて感じた。

川井一仁氏

私のF1オタク精神は、川井一仁氏から培ったもので、さすがレッドブリテン(F1パドック内の関係者情報誌)にも特集された名物ジャーナリストは、相変わらずF1知識の宝庫であった。

森脇基恭氏は、歳をとって少々丸くなったような感じもしたが、時にはエンジニアの目線で、時にはファンの目線で最新の情報を川井一仁氏から引き出してくれて、私たちにわかりやすく解説してくれる話しっぷりはさすがだ。

そして近年は米家峰起氏が解説陣に加わったのも、フジテレビNEXT F1中継のメリット。

米家氏はYouTubeのF1 LIFE channelを運営しているためF1ファンの多くがご存知だとは思うが、コロナ前まですべてのグランプリに帯同していたため最新の生のF1現場の情報は豊富で、それをわかりやすい解説で伝えてくれる。

またモータースポーツは多くの情報があるとよりレースが楽しめるものだが、フジテレビはレース前にドライバーやチームスタッフへのインタビューなどオリジナルの映像で情報を得ることができるのも、DAZNにはないフジテレビならではのメリットだ。

DAZNのF1中継の最大のメリットは、前述したとおりにライブタイミングやドライバートラッカーが同時に視聴できることで、フジテレビNEXTではそれらを見ることができないのは少々残念だ。

しかしリバティメディアが制作するようになった近年のF1中継では、視聴者にF1中継をより楽しんでもらえるよう、画面上にさまざまなデータを掲載してくれており、そのデータを川井一仁氏が解説してくれるようになったため、ライブタイミングやドライバートラッカーの重要度は下がっているし、それらを見たけければ、アプリを別に購入すれば別画面で確認することができる。

スカパー!のフジテレビNEXTでF1を視聴していた私が2020年にDAZNに替えたとき、スマートフォンで外出中でも視聴できることに非常に良いと感じだ。

しかし2021年、フジテレビNEXT付帯のスカパー!オンデマンドや単独でフジテレビNEXT smartに契約することで、DAZNと同じようにスマートフォンで視聴できることを知った(遅い!)ため、フジテレビNEXTへと戻った。

スカパー!オンデマンドの契約だけでは見逃し配信ができないのだが、スカパー!のCSのフジテレビNEXTを契約をすることにより、DAZNと同様にある一定期間で何度でも視聴ができるため、フジテレビNEXTのデメリットがないのだ。

フジテレビNEXT F1中継の良いところまとめ

  • 解説陣が充実していて豊富な情報量
  • 長期録画可能(CS契約)
  • インターネット回線混雑による不安定がない(CS契約)
  • レース前のインタビューなど国際映像以外のオリジナル映像がある
  • F1ブーム世代にはたまらない『TRUTH』が流れる

フジテレビNEXT F1中継の悪いところまとめ

  • 国際映像のみでライブタイミングやドライバートラッカーなどのデータがない
  • 録画や見逃し配信がない(フジテレビNEXT smart単独契約)

DAZN vs. フジテレビNEXT(smart)料金比較

最後はフジテレビNEXTとフジテレビNEXT smart、DAZNの料金を比較してみた。

フジテレビNEXTはさまざまな契約方法があるが、近年発売される市販のテレビにチューナーが搭載されている一般的なスカパー!(プレミアムサービスではない)の料金とした。

フジテレビNEXTフジテレビNEXT smartDAZN
390円+1,200円=1,590円1,200円1,750円
※2021年4月現在の料金で表記はすべて税抜

DAZNの料金がもっとも割高だが、1つの契約ですべてのチャンネルが視聴できるのがメリットと言える。

※料金は誤って表記されている場合があるので、下記リンクから各媒体のホームページで確認されたい

スカパー!ホームページ
https://www.skyperfectv.co.jp/

DAZNホームページ
https://www.dazn.com/

まとめ

今回はフジテレビNEXTで長年F1中継を視聴してきた私が、1年間DAZNに切り替えた末に、再度オンデマンド契約というカタチでフジテレビNEXT(フジテレビNEXT smart)に戻ってきたが、両社のメリットとデメリットをまとめると以下のとおり。

フジテレビNEXTフジテレビNEXT smartDAZN
実況落ち着いて視聴したい派臨場感あふれる実況を聴きたい派
解説玄人向け初心者向け
データ国際映像のみライブタイミングやトラッカーなど豊富
スマホ視聴可能
(付帯のsmartにて)
可能可能
見逃し配信録画可能CS契約で一定期間何度でも視聴可能一定期間何度でも視聴可能
配信方法CSデジタル
光ケーブル
インターネット
(付帯のsmartにて)
インターネットインターネット
放送の安定度台風などで回線の乱れあり(CS)インターネット回線混雑による乱れありインターネット回線混雑による乱れあり

結局のところ、私みたいにより深くF1を楽しみたい方には充実した解説陣を誇るフジテレビNEXTではないと満足できないが、F1視聴初心者で気軽にF1を視聴したい方は、DAZNでも十分に楽しめると思う。

スマートフォンでどこにいてもF1が観たい方も、フジテレビNEXT smartで充実した視聴環境が担保される。

結論

結局私がフジテレビNEXTに戻ったのは、川井一仁氏をはじめてした豊富な解説陣の情報がどうしても欲しかったこと。

そしてオンデマンド契約(フジテレビNEXT smart)のみでも、割安でパソコンやiPad Proで視聴できることを知った(遅すぎ!)ことが理由だ。

日本のF1中継の歴史 地上波からCSそしてインターネットへ

2021年F1ドライバーラインナップ 世界最速の20人の男たち

【開幕戦終了直後】2021年ドライバーズランキングトップ10を大胆予想!

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

44人の購読者に加わりましょう

関連記事

記事がイイねと思ったらクリック!

よかったらSNSでシェアお願いします!




奥が深いモータースポーツ撮影の世界
MOTORSPORT撮影術

モータースポーツ撮影歴18年。腕に覚えは全く無いが、知識だけは豊富なワタクシぴぴが、レース撮影について偉そうに解説します。




コメントを残す

ABOUT US

アバター
ぴぴ
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。 一眼レフデビューは2001年頃、CANON EOS7(フィルム機)。腕に覚えは全くないが、年数だけはそこそこ長い。 【一眼レフ遍歴】 CANON EOS 7 → CANON EOS kiss N → CANON EOS 60D → CANON EOS 7D MarkⅡ → CANON EOS 5D MarkⅣ & SONY α7R Ⅲ 【所有カメラ】 CANON EOS 5D MarkⅣ SONY α7R Ⅲ SONYサイバーショット DSC-RX1R 【所有レンズ】 CANON EF100mm-400mm f/4.5-5.6L IS Ⅱ USM CANON EF70-200mm f/2.8L IS Ⅱ USM CANON EF24mm-70mm f/4L IS USM CANON EF50mm f/1.2L USM CANON EF85mm f/1.4L IS USM SONY FE24-105mm F4 G OSS