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【F1 vs.スーパーフォーミュラ】F1とSFを徹底比較!寸法・重量・馬力・ラップタイム・年間予算・スタッフ数など

【F1 vs.スーパーフォーミュラ】ピット作業人員(タイヤ交換)比較

F1スーパーフォーミュラF1-SF
16人-20人6人+10人から14人

F1のピット作業人員は人数制限はなく、最低16人、多いチームだと20人を超えている。

役割としては、

  • ジャッキ担当・・・2人
  • ホイールガン担当・・・4人
  • タイヤ取り外し担当・・・4人
  • タイヤ取り付け担当・・・4人
  • スタビライザー(持ち上げたマシンが揺れないように押さえる)・・・1人
  • ピット信号(ロリポップ)担当・・・1人

上記以外にも控え要員やサブジャッキ担当などがいる。

この多くの人員の統制のとれた作業により、時には2秒を切る早業でピット作業を完了する姿はまさに神業だ。

対するスーパーフォーミュラはF1に比べて燃料補給の作業が追加されるが、ピット作業を行う人員は6人(消化担当は除外)と定められている。

  • タイヤ交換・ジャッキ担当・・・4人
  • ロリポップマン(誘導担当)・・・1人
  • 給油担当・・・1人

限られた人数で、マシンを複雑に行き来してさまざまな作業をこなすピットクルーの動きが、スーパーフォーミュラのピット作業の見どころだ。

【F1 vs.スーパーフォーミュラ】チームスタッフ数比較

F1スーパーフォーミュラF1-SF
約800人(トップチーム)約30人(推測)+730人(トップチーム)

F1のメルセデスは、マシン製造部門とパワーユニット製造部門のファクトリーに1,000人以上のスタッフを抱えており、フェラーリは約950人、レッドブルは860人以上とトップチームでは多くの人員を抱えていた。

そう『抱えていた』のだ。

しかし前述のとおりバジェットキャップ制の導入により、スタッフの解雇や他のカテゴリーや市販車部門への移動が行われている最中なのだが、それでもトップチームでは約800人のスタッフが働いている。

対するスーパーフォーミュラは、F1のようなマシン開発人員は必要なく、移動も日本国内のみで年間レース数も少ないためロジスティックの費用も圧倒的に少ないため、スタッフ数は30人ほどと推測する。

【F1 vs.スーパーフォーミュラ】チーム年間予算比較

F1スーパーフォーミュラF1-SF
260億円(150億円)4億円(推測)+256億円

F1は2020年までトップチームでは年間で1000億円近くの予算が使われてきたが、2021年からバジェットキャップ制(年間予算制限)が導入され、その予算は年間約150億円までとなる。

ただしその予算の中にはドライバーの年俸や最上級幹部3人の給料、その他ロジスティックス費用、ファクトリーメンテナンス費用、法務費用、リース費用、マーケティング費用、年末ボーナス費用は含まれないため、それも含めるとトップチームでは年間約260億円の支出になる。

対するスーパーフォーミュラは明記する文献を見つけることができなかったのだが、ダラーラSF19が1台1億円あまりで、2台体制のチームでは2台のマシンとスペアパーツ、エンジンリース代、スタッフ給料諸々で、年間4億円程と推測する。

大幅に年間予算が制限されたF1だが、それでもF1の年間予算が桁外れなのは間違いない。

恐るべしF1・・・。

【F1 vs.スーパーフォーミュラ】レースあたり観客動員数比較

F1スーパーフォーミュラF1-SF
122,000人(2019鈴鹿)36,000人(2019鈴鹿)+86,000人(2019鈴鹿)

2019年のF1日本グランプリは、台風の影響により2日間開催に短縮されたが、それでも述べ122,000人の観客を動員した。

F1開催の3週間後に、同じく鈴鹿サーキットで行われたスーパーフォーミュラは、最終戦ということで通常より多くの観客が詰めかけたが、それでも2日間で述べ36,000人とF1には遠く及ばないばかりか、年々その数を減らしているのが現状だ。

まとめ

F1とスーパーフォーミュラは、それぞれのマシンを見るとかなり似ているため、近しい関係にあると思う方もいるかもしれない。

しかしここまでご覧いただいた方ならば分かるとおり、F1は世界有数の優れた頭脳を持った人材が多く開発に携わり、計り知れない資金が投入される究極のモータースポーツカテゴリーなのだ。

優れた頭脳の彼らによって開発されたマシンはレース毎に日々進化を遂げ、複雑な機構のハイブリッドパワーユニットは、世界トップクラスの自動車メーカーが企業の威信を懸けて開発を続けて現在は1,000馬力を超えているとも言われている。

対するスーパーフォーミュラは、ダラーラ製マシンのワンメイクで基本的に開発競争はなく、エンジンもホンダとトヨタがほぼ同一スペックのものを供給しており、開発競争よりもドライバー間の競争が主のカテゴリー。

そう、F1とスーパーフォーミュラはカタチが同じようだが中身は別物。

英知と才能と金が渦巻くF1は、まさにモータースポーツ界では別格のカテゴリーなのだ。

F1スーパーフォーミュラF1-SF
全長約5,650mm5,233mm約-417mm
全幅2,000mm1,910mm-90mm
全高950mm960mm+10mm
ホイールベース約3,650mm3,115mm約-535mm
重量752kg(ドライバー含む)670kg(ドライバー含む)+82kg
馬力1,000馬力550馬力+450馬力
ラップタイム1’27.064(2019)1’34.442(2020)-7.378秒
レース距離約305km最長250km+55km
タイヤ交換人員16人-20人6人+10人から14人
チーム年間予算260億円(150億円)4億円(推測)+256億円
チームスタッフ数約800人(トップチーム)約30人(推測)+730人(トップチーム)
観客動員数122,000人(2019鈴鹿)36,000人(2019鈴鹿)+86,000人(2019鈴鹿)

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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奥が深いモータースポーツ撮影の世界
MOTORSPORT撮影術

モータースポーツ撮影歴18年。腕に覚えは全く無いが、知識だけは豊富なワタクシぴぴが、レース撮影について偉そうに解説します。




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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。