大橋渡さん。私たちF1ブームからのファンにとっては、鈴木亜久里さんのF1キャリア晩年を支えた、当時の主要人物として知られている。そう、あのF1チーム フットワークのチームオーナーだ。
最新刊のGP Car Storyはフットワーク特集で、大橋渡さんと鈴木亜久里さんの対談が掲載されていた。
いやー懐かしい、と思い写真を見ると、あれから30余年、やっぱり見た目が随分と変わっていた。歳とったなあ。F1撤退後にかなりの苦労をされたのだろう。
さて、誌面の内容はというと、フットワークオーナー大橋渡さんのモータースポーツとの出会いと、程なくしての鈴木亜久里さんとの出会い。そしてF1チームアロウズのメインスポンサーからのチーム買収と鈴木亜久里さんの加入。その後のF1撤退と、大橋渡さんのモータースポーツ活動を中心に構成されていた。
亜久里さんを大橋さんに紹介したのは、あの違いがわかる男 由良拓也さん(本日、氏のムーンクラフトが買収されたと発表があったのは偶然だろう)で、翌年、亜久里さんはフットワークカラーのマシンに乗り全日本F3000でチャンピオンを獲得。

その後両者は別々の道でF1に進出するも、大橋さんの強い希望で亜久里さんをフットワークに招聘し、両者のF1キャリア晩年をともに戦うことに。
まあ、様々なメディアにより語り尽くされた内容だが、大橋さんの口から語られているのが興味深かった。
そして、年間25億円もの大金を支払って搭載した、あの歴史的駄作のポルシェエンジンにも言及。ポルシェはフットワークの意向完全無視でエンジンを設計製造。完成したポルシェエンジンは、V6ターボのターボ機構を取っ払い、2つ繋げたV12・・・とんでもなく重く、そしてパワー不足だった。
まあ、この話も有名だが、大橋さん本人から語られることはなかったと記憶している。あれは、ポルシェという大企業の会社ぐるみの詐欺だったのか・・・。
最後はF1撤退と運送会社フットワークの倒産の話に。創業家のボンボン息子が、F1にうつつを抜かし、本業の経営を悪化させてしまったのだと思っていたが、父親の運送事業を急速に発展多角化したのが大橋渡さん。
大橋さんはF1をビジネスと考え、世界進出をし、ドイツの大規模運送会社などを買収し、アメリカの不動産事業にも進出したが、日本のバブル崩壊など、さまざまな環境変化により本業が破綻してしまったという。
そんな大橋さんは、現在、宝石店を経営されており、世界中に10店舗あるそうだ。
と、大筋でこんな内容。
ぜひお身体を大切にしていただき、今後もF1ブーム時代からのファンに、当時の思い出を聞かせてもらいたい。
もちろんこのシリーズの主である、グランプリ毎のフットワークFA13/14の詳細解説や、デザイナーアラン・ジェンキンスの解説、そしてこのマシンに搭載した無限エンジンの解剖など、実に興味深かった。
当時のF1ファンにとっては非常に懐かしく、また、若いF1ファンにとっても楽しめる内容なので、ぜひ、ご覧いただきたい。
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