2010年
- ドライバー:道上龍/中山友貴
- マシン:HSV-010 GT
- タイトルスポンサー:エプソン
- タイヤ:ダンロップ
- ドライバーズランキング:14位
- チームズランキング:13位
4年間チームに在籍したロイック・デュバル選手が2009年シーズンを最後にチームを去り、2010年からは童夢からホンダのエースドライバーである道上龍選手が加入し、中山友貴選手とコンビを組みます。
ホンダ勢はこの年からベースマシンをチェンジ。長年使用したNSX-GTに別れを告げ、HSV-010 GTを投入します。
そんな新たなマシンと強力なドライバーで挑んだシーズンでしたが、ダンロップタイヤがまったく機能せず、この年もレギュラードライバー中最下位のランキング14位と燦々たる結果でした。
2011年
- ドライバー:道上龍/中山友貴
- マシン:HSV-010 GT
- タイトルスポンサー:エプソン
- タイヤ:ダンロップ
- ドライバーズランキング:12位
- チームズランキング:12位
2011年もナカジマレーシングのドライバーラインナップは前年を踏襲し道上龍選手と中山友貴選手のコンビでした。
この年も厳しいシーズンでしたが、第4戦SUGOで2008年以来3年ぶりの表彰台(3位)を獲得。
しかしシーズンを通してハイライトはこのレースのみ。ドライバーズランキングは12位という成績でした。
2012年
- ドライバー:道上龍/中山友貴
- マシン:HSV-010 GT
- タイトルスポンサー:エプソン
- タイヤ:ダンロップ
- ドライバーズランキング:14位
- チームズランキング:13位
2012年のドライバーも道上龍選手と中山友貴選手。このコンビはこの年で3年連続です。
この年は第2戦雨の富士予選で、ダンロップタイヤが威力を発揮しポールポジションを獲得するも、ドライに変わった決勝では失速。結局、第6戦までノーポイントという例年以上の厳しい戦いでした。
転機は第7戦オートポリス。ウエットの決勝でまたもダンロップタイヤが強さを見せ、2位表彰台を獲得すると、またも雨になった最終戦で3位になり、なんとかドライバーズランキング14位まで巻き返しました。
ドライレースではからっきしだが、雨になると強いダンロップタイヤを印象付けた年でした。
2013年
- ドライバー:道上龍/中嶋大祐
- マシン:HSV-010 GT
- タイトルスポンサー:エプソン
- タイヤ:ダンロップ
- ドライバーズランキング:15位
- チームズランキング:15位
2013年は4年間所属していた中山友貴選手がチームを去り、中嶋悟監督の次男、中嶋大祐選手が加入。チーム在籍4年目の道上龍選手とタッグを組みます。
シーズン前の体制発表で、ホンダ陣営は翌年から2代目NSXのコンセプトモデルをベースとして参戦することを発表。そのためHSV-010 GTはこの年が最終戦となりました。
シーズンは全8戦のうち入賞が2度のみ。最高順位は8位で、ドライバーズランキングは全参戦ドライバー中最下位の15位と、この年も厳しい結果でシーズンを終えました。
2014年
- ドライバー:中嶋大祐/ベルトラン・バゲット
- マシン:NSX CONCEPT-GT
- タイトルスポンサー:エプソン
- タイヤ:ダンロップ
- ドライバーズランキング:17位
- チームズランキング:15位
2014年のナカジマレーシングのドライバーラインナップは、4年間在籍した道上龍選手がチームを離れ、代わりにスーパーGT初参戦のベルトラン・バゲット選手が加入します。
ホンダはこの年から2015年市販予定の2代目NSXをベースとしたNSX CONCEPT-GTを投入しました。
ミッドシップレイアウトにハイブリッドシステムを搭載した他のGT500マシンとは一線を画すマシンで注目を浴びるも、特に序盤戦では多くのホンダ陣営がトラブルからリタイヤを喫します。
同じくナカジマレーシングも結果が出せずに苦しみましたが、第5戦雨の富士でダンロップタイヤがまたも威力を発揮し、2年ぶりとなる表彰台(3位)を獲得。
しかし、シーズンのハイライトはこれだけ。昨年同様に2度の入賞のみに終わり、ドライバーズランキングはレギュラードライバー中最下位の17位という成績でした。
2015年
- ドライバー:中嶋大祐/ベルトラン・バゲット
- マシン:NSX CONCEPT-GT
- タイトルスポンサー:エプソン
- タイヤ:ダンロップ
- ドライバーズランキング:15位
- チームズランキング:15位
2015年も前年同様に中嶋大祐選手とベルトラン・バゲット選手のドライバーコンビで参戦。
この年からナカジマレーシングは2003年まで使用していたカーナンバーの64に戻しました。
そんな強かった頃のカーナンバーに戻して再起を賭けたシーズンでしたが、この年も入賞は2回のみ。最高位は9位で総獲得ポイントはたったの4ポイントと燦々たる結果でした。
次のページでは2016年から2020年のナカジマレーシングを紹介します