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ナカジマレーシングの歴代GT500マシン ドライバー タイトルスポンサー タイヤ 成績一覧(1998-2024)

2004年

32号車
  • ドライバー:松田次生/アンドレ・ロッテラー
  • マシン:NSX-GT(初代)
  • タイトルスポンサー:エプソン
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:8位
  • チームズランキング:7位

2004年のドライバーも前年の後半同様に松田次生選手とアンドレ・ロッテラー選手のコンビです。

参戦以来ナカジマレーシングのタイトルスポンサーを務めていたMobil 1でしたが、この年からタイトルスポンサーは精密機器を手がけるセイコーエプソンのブランド、エプソンに変更になります。

またカーナンバーも長年の64から32に変更。理由は公式プログラムなど多くの物がカーナンバー順なので、64だと後ろになってしまうからだとか。そのため64を半分にして32にしたとのことです。

マシンはこの年もNSX-GTですがこの年からターボ化されます。

そんな新たな体制で挑んだ全日本GT選手権最後のシーズンでしたが、他のホンダ陣営同様にナカジマレーシングも苦戦を強いられます。

それでも第5戦もてぎで2年ぶりとなる優勝を記録。結局表彰台はこの1度限りでしたが、ホンダ陣営の中では最高位のドライバーズランキング8位でシーズンを終えています。

2005年

32号車
写真提供:Mさん
  • ドライバー:松田次生/アンドレ・ロッテラー
  • マシン:NSX-GT(初代)
  • タイトルスポンサー:エプソン
  • タイヤ:ダンロップ
  • ドライバーズランキング:9位
  • チームズランキング:7位

シリーズ名称がスーパーGTになった2005年のナカジマレーシングのドライバーラインナップは、前年と同じ松田次生選手とアンドレ・ロッテラー選手のコンビ。松田次生選手はチーム在籍5年目のシーズン。松田次生選手といえば現在は日産のエースとしてニスモで長くステアリングを握っていますが、若手時代は長くナカジマレーシングに在籍し、ホンダの次代のエースと目されていました。

ナカジマレーシングは参戦以来ブリヂストンタイヤを使っていましたが、この年からダンロップに変更。以来、現在に至るまでダンロップを使い続けている唯一のチームです。

ホンダはこの年にスーパーGTのホモロゲーションを取得するために前後のオーバーハングと全幅を拡大した市販車NSX-Type-R GTを投入し、スーパーGTマシンも全長全幅が拡大されています。

タイヤを変更し、マシンも大幅にチェンジした2005年シーズンでしたが、特に成績は向上せず、第6戦富士のポールポジションからの2位がこの年唯一の表彰台となり、ドライバーズランキングは9位にとどまりました。

2006年

32号車
写真提供:Mさん
  • ドライバー:ロイック・デュバル/武藤英紀
  • マシン:NSX-GT(初代)
  • タイトルスポンサー:エプソン
  • タイヤ:ダンロップ
  • ドライバーズランキング:11位
  • チームズランキング:10位

2006年はドライバーを刷新。スーパーGT初参戦となる2人、ロイック・デビュバル選手と武藤英紀選手のコンビでシーズンに挑みます。

ちなみに両ドライバーはフォーミュラニッポンでもナカジマレーシングでコンビを組みます。

そんな2006年シーズンも厳しいレースが続きますが、最終戦の富士でポールトゥウィンを達成。さらにファステストラップも記録し、チーム史上3度目となるハットトリックという完全勝利を達成しました。

しかし時既に遅し。ドライバーズランキングは11位と低迷しました。

2007年

32号車
写真提供:Mさん
  • ドライバー:ロイック・デュバル/ファビオ・カルボーン
  • マシン:NSX-GT(初代)
  • タイトルスポンサー:エプソン
  • タイヤ:ダンロップ
  • ドライバーズランキング:2位
  • チームズランキング:3位

2007年は武藤英紀選手がアメリカに渡ったため、新たにブラジルのファビオ・カルボーン選手が加入。チーム史上初、そして2023年現在チーム唯一となる外国人コンビでのシーズンになります。

この年はホンダ勢が好調で、ARTAが圧倒的な強さで制覇し、ホンダ陣営がシリーズ4位までを独占。

そんな中、ナカジマレーシングも開幕戦の鈴鹿、第5戦のSUGOで3位表彰台を獲得。さらに最終戦富士では優勝も記録し、ドライバーズランキングは2002年シーズン以来3度目となる2位でシーズンを終えました。

2008年

32号車
写真提供:Mさん
  • ドライバー:ロイック・デュバル/平中克幸
  • マシン:NSX-GT(初代)
  • タイトルスポンサー:エプソン
  • タイヤ:ダンロップ
  • ドライバーズランキング:10位
  • チームズランキング:10位

2008年のナカジマレーシングのドライバーはファビオ・カルボーン選手がチームを離脱し、新たにトヨタ陣営のサードから平中克幸選手が加入。チーム在籍3年目のロイック・デュバル選手とタッグを組みます。

前年ランキング4位までを独占したNSX-GTにはこの年特別性能調整が課せられ、ホンダ陣営は前年から一転、厳しいシーズンになりました。

ナカジマレーシングも同様に苦戦を強いられ、第6戦のポールポジションからの2位がこの年唯一のハイライト。3年ぶりの未勝利に終わり、ドライバーズランキングは10位でした。

2009年

32号車
写真提供:Mさん
  • ドライバー:ロイック・デュバル/中山友貴
  • マシン:NSX-GT(初代)
  • タイトルスポンサー:エプソン
  • タイヤ:ダンロップ
  • ドライバーズランキング:16位
  • チームズランキング:14位

2009年のドライバーはGT300クラスのゲイナーに移籍した平中克幸選手に代わり、スーパーGT初参戦となる中山友貴選手が加入。チーム在籍4年目のロイック・デュバル選手とのコンビになります。

この年のナカジマレーシングはシーズンを通して厳しいレースが続き、結局、最高位は最終戦の6位と参戦以来初めて表彰台に上がることができず、ドライバーズランキングは全レギュラードライバー中最下位の16位と最悪のシーズンでした。

次のページでは2010年から2015年のナカジマレーシングを紹介します

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。