人気記事:『ミニカーで振り返るF1マシン』シリーズ

日産が2026年スーパーGT GT500の体制を発表 来シーズンはNDDP撤退で3台体制に

2026年12月9日、日産は2026年スーパーGT GT500の体制を発表しました。

それによると、2026年日産勢はスーパーGT GT500はエントリー3台エントリー・・・へっ!?

2025年まではニスモ、ニスモNDDP、チームインパル、KONDOレーシングの4チーム4台で参戦していた日産勢ですが、なんと来シーズンはニスモNDDPがエントリーせず、3台体制になるそうです。

2025年までのスーパーGT GT500クラスは、トヨタが6台体制でホンダが5台体制、そして日産は4台体制と、ただでさえ少ない日産のエントリー台数が2026年はさらに減り、3台体制になってしまうのは・・・うーん、残念でなりません。

2026年のスーパーGT GT500エントリー(日産以外は予想)
  • トヨタ(予想):トムス2台、セルモ、サード、ルーキー、バンドウ
  • ホンダ(予想):ARTA2台、ARTA、クニミツ、ナカジマ
  • 日産:ニスモ、インパル、KONDO

そういえば、1997年から続いていた(コロナ禍を除く)ニスモフェスティバルも今年は中止になったし、やはり、日産本体の経営不振でモータースポーツの予算が削られたのでしょうか・・・。

F1ブーム世代の私より上の世代は、いまだにモータースポーツ=暴走族という考えを持っている方がおり、そんな昭和の考えを持った頭の固い自動車メーカーの株主ジジイども(失礼ッ!)に、『モータースポーツ参戦は自動車メーカーのブランドイメージ向上、ロイヤリティ向上のための重要なツールだ』と説明してもきっとわからない。

だから、まず最初にモータースポーツ予算が削られてしまうのが日本。こんなことだから日本は文化としてモータースポーツが根付かないんですよね。

考えてみると、ホンダの第3期F1活動はリーマンショックの影響で2008年に即座に撤退し、トヨタも翌年にホンダに追随。経営状況が悪くなると、真っ先にモータースポーツ予算が削られるのが日本の自動車メーカーの常なんです。悲しい・・・。

ただ、自動車メーカー株主頑固ジジイの老齢化(またも失礼ッ!)により、経済の中心がF1ブーム世代(団塊ジュニア世代)に移りつつあり、以前に比べるとモータースポーツ=暴走族という考えがかなり薄らいでいます。

また、モータースポーツ大好きの我らがモリゾウさんは、過去のモータースポーツ活動発表の場で、

「トヨタモータースポーツのぶれない軸として、道が続いていく限り挑戦を続ける」と述べ、モータースポーツに自動車業界が参加することで「お客様やファン、地域、場所によっては世界中の皆様に笑顔や元気をお届けできる」

出典:日本経済新聞より引用

と、永続的にモータースポーツ活動への挑戦を公言。

また、ホンダも2022年から四輪モータースポーツをHRCに移管統合した理由の一つとして、F1を始めとしたモータースポーツ活動をより健全で継続しやすいカタチにすることを挙げています。

考えてみると日産もこんなに経営状況の厳しい中、スーパーGTを撤退するという選択ではなく、縮小をしながらも参戦を続けてくれたじゃないか。

ということで考えを変え、この英断を尊重し、モータースポーツファンとしては今後も応援を続けていき、経営が安定した暁には、4台体制が復活してくれることを期待したいです。

R36 GT-Rのデビューとともに復活? そのチームの名はハセミモータースポーツ? などと、妄想を膨らませながら待っています。

ん? 3台体制は財政難が理由ではない?? すみません、私の勝手な妄想でした・・・。

面倒ですがポチッとお願いします

人気ブログランキング
人気ブログランキング

関連記事

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

193人の購読者に加わりましょう
よかったらSNSでシェアお願いします!



サーキットでの興奮をあなたに伝えたい
MOTORSPORT観戦記

サーキットは非日常を味わえる特別な空間です。そんな素晴らしいモータースポーツの世界を、ひとりでも多くの方に伝えたい・・・。そんな思いでMOTORSPORT観戦記と題し、記事に認めました。




コメントを残す

ABOUT US
大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。