毎年生まれるF1世界チャンピオンですが、どの年の、どのチャンピオンドライバーが一番強かったのか?
そんな疑問があり、私たち日本人の多くがF1を視聴し始めた1987年以降の、チャンピオンドライバーのシーズン別、勝率、表彰台獲得率、チャンピオン決定Rdのシーズン進捗率、そしてついでにポールポジション獲得率、ファステストラップ獲得率をランキング形式で調べてみました。
シーズンによってレース数が違うので、獲得”数”ではなく、獲得”率”で算出しています。
まあ、私たちファンにとっては一人のドライバーが独走するシーズンよりも、最終戦まで誰がドライバーズタイトルを獲得するかわからないシーズンの方が面白いのですが、振り返ってみたらこんな見方も面白いのではないかと・・・。
では、シーズン別の勝率ランキングからいってみましょー。
シーズン別勝率ランキング

2023年F1日本GPにて
| 順位 | 年 | ドライバー | コンスト エンジン | レース数 | 優勝 | 勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2023年 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル ホンダ-RBPT | 22 | 19 | 86.4% |
| 2 | 2004年 | ミハエル・シューマッハ | フェラーリ | 18 | 13 | 72.2% |
| 3 | 2013年 | セバスチャン・ベッテル | レッドブル ルノー | 19 | 13 | 68.4% |
| 4T | 2002年 | ミハエル・シューマッハ | フェラーリ | 17 | 11 | 64.7% |
| 4T | 2020年 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 17 | 11 | 64.7% |
| 6 | 2022年 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル RBPT | 22 | 14 | 63.6% |
| 7T | 2011年 | セバスチャン・ベッテル | レッドブル ルノー | 19 | 11 | 57.9% |
| 7T | 2014年 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 19 | 11 | 57.9% |
| 9T | 1992年 | ナイジェル・マンセル | ウィリアムズ ルノー | 16 | 9 | 56.3% |
| 9T | 1998年 | ミカ・ハッキネン | マクラーレン メルセデス | 16 | 9 | 56.3% |
| 11T | 1995年 | ミハエル・シューマッハ | ベネトン ルノー | 17 | 9 | 52.9% |
| 11T | 2000年 | ミハエル・シューマッハ | フェラーリ | 17 | 9 | 52.9% |
| 11T | 2001年 | ミハエル・シューマッハ | フェラーリ | 17 | 9 | 52.9% |
| 14 | 2015年 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 19 | 10 | 52.6% |
| 15T | 2018年 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 21 | 11 | 52.4% |
| 15T | 2019年 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 21 | 11 | 52.4% |
| 17T | 1988年 | アイルトン・セナ | マクラーレン ホンダ | 16 | 8 | 50.0% |
| 17T | 1994年 | ミハエル・シューマッハ | ベネトン フォード | 16 | 8 | 50.0% |
| 17T | 1996年 | デイモン・ヒル | ウィリアムズ ルノー | 16 | 8 | 50.0% |
| 20 | 2021年 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル ホンダ | 22 | 10 | 45.5% |
| 21 | 2017年 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 20 | 9 | 45.0% |
| 22T | 1991年 | アイルトン・セナ | マクラーレン ホンダ | 16 | 7 | 43.8% |
| 22T | 1993年 | アラン・プロスト | ウィリアムズ ルノー | 16 | 7 | 43.8% |
| 24 | 2016年 | ニコ・ロズベルグ | メルセデス | 21 | 9 | 42.9% |
| 25 | 1997年 | ジャック・ヴィルヌーヴ | ウィリアムズ ルノー | 17 | 7 | 41.2% |
| 26 | 2006年 | フェルナンド・アロンソ | ルノー | 18 | 7 | 38.9% |
| 27T | 1990年 | アイルトン・セナ | マクラーレン ホンダ | 16 | 6 | 37.5% |
| 27T | 2003年 | ミハエル・シューマッハ | フェラーリ | 16 | 6 | 37.5% |
| 27T | 2024年 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル ホンダ-RBPT | 24 | 9 | 37.5% |
| 30 | 2005年 | フェルナンド・アロンソ | ルノー | 19 | 7 | 36.8% |
| 31T | 2007年 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 17 | 6 | 35.3% |
| 31T | 2009年 | ジェンソン・バトン | ブラウンGP メルセデス | 17 | 6 | 35.3% |
| 33 | 1999年 | ミカ・ハッキネン | マクラーレン メルセデス | 16 | 5 | 31.3% |
| 34 | 2025年 | ランド・ノリス | マクラーレン メルセデス | 24 | 7 | 29.2% |
| 35 | 2008年 | ルイス・ハミルトン | マクラーレン メルセデス | 18 | 5 | 27.8% |
| 36 | 2010年 | セバスチャン・ベッテル | レッドブル ルノー | 19 | 5 | 26.3% |
| 37T | 1989年 | アラン・プロスト | マクラーレン ホンダ | 16 | 4 | 25.0% |
| 37T | 2012年 | セバスチャン・ベッテル | レッドブル ルノー | 20 | 5 | 25.0% |
| 39 | 1987年 | ネルソン・ピケ | ウィリアムズ ホンダ | 16 | 3 | 18.8% |
シーズン別の勝率No.1は、記憶に新しい2023年のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。勝率は驚異の86.4%でした。

2023年F1日本GPにて
この年のレッドブルのマシンRB19はとてつもなく速く、第15戦イタリアグランプリまでチームメイトのペレスと合わせてすべてのレースで勝利しています(第6戦エミリアロマーニャGPが中止になったので14連勝)。
結局フェルスタッペンが負けたレースは3レースのみと、歴史に残る強さでした。
第2位は2004年のミハエル・シューマッハ(フェラーリ)で、18戦13勝、勝率72.2%。
2000年代前半は名門フェラーリ最大の黄金期で、その最後の年だった2004年のマシンは黄金期の中でも特に戦闘力が高く、さらにトップ勢で唯一履いていたブリヂストンタイヤの性能もミシュランを大きく上回っていました。
またこの年はマクラーレンやウィリアムズといったライバル勢が不調なこともあり、フェラーリのライバルが不在でした。
第3位はレッドブル第1次黄金期の最終年である2013年のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)で、この年は19戦13勝、勝率は68.4%でした。
それまでのエイドリアン・ニューウェイ(CTO)のマシンは、速いが空力にシビアで信頼性も低かったのですが、この年のRB9は前年のRB8の進化型でさらにV8 2.4L最終年ということもあり、熟成が進んでいたマシンは信頼性、サーキットの適応力ともに高かったと記憶しています。
第1位の2023年レッドブルと第2位2004年のフェラーリは、ともにフェルスタッペンとシューマッハがチーム内の序列で完全No.1体制でしたが、2013年のレッドブルはベッテルとウェバーのジョイントNo.1。なのにこの勝率は驚異的です(ん?チームオーダーがあったかな?)。
そして、第4位には2000年代前半のフェラーリ黄金期2002年のシューマッハとメルセデス黄金期の2020年ハミルトンが入ります。
そのメルセデスはパワーユニット時代初頭(2014-2016年)に最強を誇りましたが、当時はジョイントNo.1で、ハミルトンとニコ・ロズベルグが星を分け合っていたため、上位にランクされていません。
1992年のナイジェル・マンセル(ウィリアムズ)や1998年のミカ・ハッキネン(マクラーレン)は、非常に強かったと記憶していますが、当時のF1は信頼性が低かったのが原因で9位に止まりました。
そして1987年以降のドライバーズチャンピオンで、一番勝率の低かったのが1987年のネルソン・ピケ(ウィリアムズ)で、勝率は18.8%(16戦3勝)。3勝でチャンピオン・・・。
この年はチームメイトのマンセルが6勝しましたが、ピケは7度も2位になり、コンスタントにポイントを稼いで王者になったのでした。
ちなみに過去には、ニコ・ロズベルグの父であるケケ・ロズベルグが、1勝でチャンピオン(1982年)になったケースもあります。
ということで、次はチャンピオン獲得シーズンの表彰台率を調べてみます。
次のページはシーズン別表彰台獲得率ランキングです











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