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【速報】2022年スーパーGT開幕戦GT500はルーキーが制す!表彰台は3メーカーが分け合う!

スーパーGTの2022年シーズンは4月17日に開幕戦の決勝が行われた。

GT500クラスの結果は、大嶋和也選手、山下健太選手が駆るルーキーレーシングのGRスープラが優勝!

以下がGT500クラスの最終順位になる。

2022年スーパーGT開幕戦リザルト(GT500クラス)

順位カーNo.チームドライバーメーカー/マシン
114ルーキー大嶋和也
山下健太
トヨタ/GRスープラ
2100クニミツ山本尚貴
牧野任祐
ホンダ/NSX-GT
323ニスモ松田次生
R.クインタレッリ
日産/Z GT500
438セルモ立川祐路
石浦宏明
トヨタ/GRスープラ
53NDDP千代勝正
高星明誠
日産/Z GT500
636トムス坪井翔
G.アレジ
トヨタ/GRスープラ
712インパル平峰一貴
B.バケット
日産/Z GT500
839サード関口雄飛
中山雄一
トヨタ/GRスープラ
917リアル塚越広大
松下信治
ホンダ/NSX-GT
108ARTA野尻智紀
福住仁嶺
ホンダ/NSX-GT
1137トムスS.フェネストラズ
宮田莉朋
トヨタ/GRスープラ
1216無限笹原右京
大湯都史樹
ホンダ/NSX-GT
1319バンドウ国本雄資
阪口晴南
トヨタ/GRスープラ
1424KONDO佐々木大樹
平手晃平
日産/Z GT500
1564ナカジマ伊沢拓也
大津弘樹
ホンダ/NSX-GT

ファステストラップ
1.20,632
#14 ルーキー 大嶋和也

はい、というわけで、スーパーGT開幕戦の解説をほんの少し・・・。

GT500クラスはルーキーレーシングが圧倒的な強さを見せ、ポールツゥフィニッシュで優勝を遂げた。

これで開幕戦は2年連続とトップチェッカー。

いやー強かったね、ルーキーレーシング。

決勝前のジローさんのインタビューでスタートドライバーの大嶋和也選手は、

「独走してもしっかりテレビで映してくださいね」

と、話していた。

決勝ではまさに有言実行の独走状態で、レース約1/3のドライバー交代時点で2位に対して17秒のギャップを広げる。

その後引き継いだ山下健太選手も終盤まで危なげないレース運び。

最後はハーフスピンをしたGT300のマシンと接触をしてヒヤッとさせたが、最後までマシンを持ち帰りトップチェッカーを受け、まさに完勝だった。

スーパーGTはポイントを上げるほどサクセスウエイトが重くなり、やがてリストリクターが絞られパワーダウンを強いられる。

しかし開幕戦はノーウエイトのガチンコ勝負。

その開幕戦で2年連続の優勝とは・・・。

ついでに言うと最終戦も開幕戦と同様にノーウエイトで行われるのだが、昨年の最終戦もポールポジション。

ということは、今一番速いチームはルーキーレーシングということになるね。

しかも今年はトムスで幾多のチャンピオンを獲得してきた東條エンジニアも加入しているし、今年のルーキーレーシングはチャンピオン最右翼だろう。

スーパーGTでもっともファンが多いのが星野一義監督率いるチームインパル。

そのインパルも見せ場をつくってくれた。

予選7番手から順調に順位を上げたインパルは、序盤で5位を走行し団子状態の2位争いに加わる。

そして得意のピットストップでさらに順位を上げ、中盤には2位まで躍進する。

しかし攻めた柔らかめのタイヤを選択したのか終盤に少しずつ順位を下げ、予選順位と同じ7番手でフィニッシュ。

ひと時の夢を見させてもらったのだが・・・。

でも星野一義監督の雄叫びを聴けて、私としては満足でした。

近年は下位を走るレースが多かったが、昨年後半から徐々に速さを取り戻し今年は開幕戦から攻めたレースをしてくれたインパル。

今季は幾度も見せ場をつくってくれると予感させるレースだった。

昨年引退した御曹司の星野一樹さんもチームスタッフとして加わり、星野一義監督も俄然闘志が湧いていることだろう。

ガンバレ!インパル!!(私、このチーム好きなんです)

いつも上位に顔を出してくるレースで強いチームクニミツは今回中盤で一時5位に沈むも、やっぱり最後には激戦の2位争いを制した。

これがチームの底力、そしてタイヤマネージメントのうまい山本尚貴選手の安定した速さなのだ。

でもね、今回のレースで心配なことが・・・。

チームクニミツ以外のNSX-GT勢の結果がリアルレーシング9位、ARTAが10位、チーム無限12位、ナカジマレーシングが最下位と、すべて下位に沈んでいるんだよなあ。

たしか岡山国際サーキットは結構ホンダが強かったはずなのに・・・(私の記憶違いかも)。

まあ、そんな中でも2位に入るあたりはさすがチームクニミツ、そしてさすが山本尚貴選手だなあと思う。

今年はじめに総監督の高橋国光さんが逝去し、今年は国さんに良い報告をすべくチャンピオン奪還を本気で狙っているはず。

今後もホンダのエースチームの戦いに注目したい。

3位はニスモ。

予選ではQ1で敗退し9番手からのスタートだったがレースペースは良く、中盤以降に少しずつ順位をアップし、最後は混戦の争いの中で3位フィニッシュした。

予選でミシュランタイヤを履くニスモが9位、NDDPレーシングが14位と低迷したが、おそらく決勝重視のライフの長いタイヤを投入してきたのだろう。

日産勢は昨年までのGT-Rに代わり今季からZ GT500を投入したが、GT-Rに比べると空力的に優位なフォルムになり、これでGRスープラやNSX-GTに対しての不利も無くなった。

その効果もあったのか、近年不調だった日産が今回ノーウエイトレースで3位に入り、3メーカーが表彰台を分け合ったことは、スーパーGTファンとしては実に嬉しい結果だ。

やっぱりGT500は3メーカーがガチンコで勝負するレースが面白いよね!

コロナが怖くて戸惑っていたが・・・よし、第2戦の富士戦、観に行くことにしよう!!

以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。