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ルノーR.S.18 コンストラクターズ4位に躍進したマシン【ミニカー#73】

1/43のミニカーを実車のように撮影し、実車の現役時代を紹介するこのコーナー、今回はルノーが2018年のF1に参戦するために開発した、ルノーR.S.18を取り上げていきたいと思います。

マシンデータと戦績

まずはルノーR.S.18の主要諸元をチェック。

年式2018年
カテゴリーF1
チームルノー
マシン名R.S.18
デザイナーボブ・ベル(チーフテクニカルオフィサー)
ニック・チェスター(シャシーテクニカルディレクター)
エンジンルノー(R.E.18)

つづいてルノーR.S.18の戦績を見てみる。

コンストラクターヒュルケンベルグサインツ
シーズン順位4位7位10位
シーズンポイント122P69P53P
優勝0回0回0回
ポールポジション0回0回0回
ファステストラップ0回0回0回

コンストラクターズ4位に躍進したマシン

ルノーR.S.18(実車)
2018年日本GPにて

2016年からフルコンストラクターとしてF1に復帰したルノーの2018年のドライバーは、ルノー2年目のニコ・ヒュルケンベルグとレッドブルからレンタル移籍で加入したカルロス・サインツが務めた。

復帰3年目の2018年は、好調なシーズンの滑り出しで開幕から地元で行われた第8戦のフランスグランプリまで連続入賞をしており、特に第4戦のアゼルバイジャングランプリではサインツが5位に入賞し、復帰後の最高位を更新した。

シーズン全体を見るとある程度の戦闘力があり、トラブルがなく走りきれば入賞が可能なマシンであり、結局3強に次ぐポイントを稼ぎ、コンストラクターズで4位に入る躍進を遂げたシーズンだった。

ルノーR.S.18のミニカーを実車のように撮る!

それでは1/43のルノーR.S.18を撮影していこうと思う。

もちろんテーマはいつものように、『実車のように撮る!』。

ルノーR.S.18のカーナンバー27はニコ・ヒュルケンベルグのマシン。

2014年から導入されたドライバー固有ナンバー制導入時に、伝説のカーナンバー【27】を選択したヒュルケンベルグだが、これはジル・ヴィルヌーヴをヒューチャーしたものではなく自身の誕生日である8月19日を足した数字とのこと。

ノーズ先端にはSダクトの空気取り入れ口があるのだが、モデルでは残念ながら再現されていない。

HALO装着と複雑なフロントウイングのフラップ、そしてサイドポンツーン前方(ミラーの下あたり)の空力処理が2018年マシンの特徴。

ルノーのブランドカラーであるイエローが特徴のカラーリングだが、年々ブラックが多く使われるようになり、エンジンカウルの目立つ場所には、グループ傘下日産の高級車ブランドである『INFINITI』のロゴが配される。

最近のF1マシンのデザインを踏襲してサイドポンツーンが後方に向けて絞り込まれていて、相当にコンパクトなデザインになっている。

スターティンググリッドにルノーR.S.18を移動して、ワークスとカスタマーを並べてみた。

シーズン成績はレッドブルの417ポイントに対してルノーは122ポイントと遠く及ばず、どちらがワークスなのか・・・。

多くのスポンサーロゴはホワイトやブラックで描かれる中、カストロールだけはレッドとグリーンのブランドカラーで描かれているのはどのような意図なのか?

以上、1/43のルノーR.S.18を実車のように撮影してみた。

今回登場したミニカー

今回撮影に登場したミニカーを紹介する。

【ixo製】ルノーR.S.18

デアゴスティーニF1マシンコレクションの102号で、ixoが製造している。

【ixo製】フェラーリSF71H

2020年11月に発売されたデアゴスティーニF1マシンコレクションの101号で、イタリアのixoが製造している。

【ixo製】レッドブルRB14

こちらもデアゴスティーニF1マシンコレクションの94号で、イタリアのixoが製造している。

最後に

最後にルノーのフルコンストラクターとしての参戦の歴史について。

F1と大きな関わりを持つフランスの元国営企業ルノーだが、フルコンストラクターとしての参戦は大きく分けると3期に区分できる。

1970年代にスポーツカーレースでターボチャージャーエンジンを導入して成功したルノーは1977年よりF1に参戦し、F1ではじめてターボを導入した。

当初はターボラグと信頼性苦戦していたが、徐々に改善し、3年目の1979年に地元フランスグランプリで初優勝を果たすが、その後はポルシェやホンダなど後追いのターボエンジンに性能で劣り、1985年を最後にフルコンストラクターとしては撤退することになる。

その後1990年代は最強エンジンとして、ウィリアムズやベネトンにエンジンを供給し数々の栄冠を勝ち取り、2002年にベネトンを買収してオールルノーとして復帰する。

当初はフェラーリの黄金期だったため苦戦が続いたが、2003年に復帰後初優勝を果たすと、2005年にはフェラーリを下しフェルナンド・アロンソがWタイトルをチームにもたらすと、翌2006年も連覇し黄金期を迎える。

しかし2007年になるとタバコ広告規制からメインスポンサーのマイルドセブンが撤退し、アロンソも離脱(のちに復帰)、そしてクラッシュゲート問題でチームは一気に弱体化することとなり、結局ルノーはリーマンショックもあり、2009年末に株式の大部分をルクセンブルクの投資会社に売却すると、翌2010年には残る株式をグループロータスに売却し撤退した。

その後レッドブルなどにエンジンを供給(チャンピオンシップ4連覇)していたが、2016年に売却したチームを買い戻して3度F1に復帰して現在に至るのであった。

以上、今回は1/43のルノーR.S.18を実車のように撮影し、実車の現役時代を振り返ってみた。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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奥が深いモータースポーツ撮影の世界
MOTORSPORT撮影術

モータースポーツ撮影歴18年。腕に覚えは全く無いが、知識だけは豊富なワタクシぴぴが、レース撮影について偉そうに解説します。




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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。