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【観戦記】2025年スーパーフォーミュラ第7戦① 充実のイベント広場 & Jujuが躍進した予選編

7月20日はスーパーフォーミュラ開催の富士スピードウェイに行ってきました。

昨年に引き続き『スーパーフォーミュラ夏祭り』と題して開催された夏の富士大会は、プールや縁日のような屋台が軒を連ね、小さな子供がいる家族連れが中心に週末を通して53,400人という、近年のスーパーフォーミュラでは考えられないような観客が来場しました。

そしてレースはというと、中盤に入ったセフティカーの影響で、優勝争いを含めた上位争いが実に面白いレース展開に。

そんなことで、グランドスタンドを離れることができず、写真は少なめですが、会場の雰囲気を書いてみますので、興味のある方はお付き合いください。

全KYOJO CUPドライバーが勢揃い!

8時50分に富士スピードウェイに到着。

冒頭でも書いた通り、本日はとんでもないクルマの数だったので、少々遠い交通安全センターの臨時駐車場に案内され、まずは坂道を登り、グランドスタンド裏のイベント広場に向かいます。

真夏ということで日差しが強いのですが、風が程よくあり僅かばかり心地よい感じ。

9時15分からのKYOJO CUPドライバーのトークステージにギリギリセーフ。

毎回バチバチの舌戦が魅力の日本トップの女性ドライバーのトークショーですが、スーパーフォーミュラとの共催ということで多くの観客が見守っているからか、今回はおとなしめ。

私の推しは昨年知り合いのマシンで参戦していた佐藤こころ選手(上段左から2人目)。ぜひ頑張って欲しいです。

ステージのサイドにはKYOJO CUPの開発車両が展示されていて、多くの観客が興味深く観覧していました。

ぜひスーパーフォーミュラファンにも、この素晴らしい女の戦いのファンになってもらいたいと思います。

また、反対側のサイドにはスーパーフォーミュラの開発車両が置かれ、キッズたちがコクピットに座って写真を撮るサービスが行われていて、親子の長蛇の列でした。

ところでこのマシン、向かって左がホンダの白虎で、右がトヨタの赤虎に塗装されています(カッティングシート?)が、エンジンはどっちなんだろう??

ホンダブースにF1マシン登場!

KYOJO CUPステージの後はホンダブースへ。

富士スピードウェイといえばトヨタのホームコースですが、今回のイベントで一番チカラが入っていたのがホンダブースで、ご覧の通り多くのファンが入っています。

そんなファンのお目当てはこちら。

はい、F1マシン、レッドブルの今シーズンのマシンRB21です。

おそらく、いや当然レプリカのドンガラでしょうが、それでもF1マシンを展示できるのはホンダならでは。

今回はライトなモータースポーツファンも多く来場しており、彼ら彼女らは口々に、

「F1デカッ!」

と言っています。

F1はモータースポーツのトップカテゴリーなので迫力は必要ですが、近年のF1マシンは肥大化しすぎです。

それをFIAもわかっているのか、それともモナコ対策なのか、来年からは幅が-10cm、ホイールベースが-20cmにサイズが縮小します。

来年はホンダPUサプライヤーとしてF1に復帰(今もPUを供給しているようなものですが)するので、きっと小型化したF1マシンが来年も展示されることでしょう。もちろんグリーンのマシンをね。

そのF1マシンのとなりにはMotoGPのマシンがあり、スーパー耐久マシンも展示していて、終日人が絶えないブースでした。

『スーパーフォーミュラ夏祭り』未来のレーシングドライバーが大はしゃぎ!

冒頭で書いた通り、この日は『スーパーフォーミュラ夏祭り』と題し、夏休みに入った多くのキッズ向けのイベントが開催されていました。

まずヤマハが主催するキッズカートの体験会。

この体験から将来日本を背負うドライバーが誕生してくれることを期待します。

ところで、長年日本のレーシングカートを引っ張ってきたヤマハが、2027年を以てレーシングカート事業からの撤退を発表しました。

カートに関しては詳しくありませんが、日本のモータースポーツ界は大丈夫なのか心配です。

あと、昨年もあったスーパーフォーミュラマシンのカラーリングを模したラジコン体験。

こちらも昨年もあった縁日の屋台。より大規模になり、子供たちだけでなく大人も楽しんでいました。

こんな大規模なプールも。

「スーパーフォーミュラ行ってヨーヨー釣りやスーパーボールすくいをやって、プールに入ってきたよ」

と子供が言ったら、はてなマークだらけになりますが・・・。

こちらは大人向け、かの有名なマジッ〇ミ〇ー号です・・・いやいや、スプラッシュバトルなるものらしいです。ごめんなさい。。。

Eスポーツ施設が充実!

こちらはレーシングシミュレーター体験。F1など多くのレースイベントで開催されているので、特に珍しさはありませんが、今回はこんなイベントも・・・。

奥のドーム状のメインブースではEスポーツの本格的な大会が行われていました。

個人的には詳しくありませんが、

「日産プリンス〇〇の〇〇選手が登場です!」

と、その筋では有名な選手が紹介されて、素晴らしいラインどりでギリギリのバトルを繰り広げていて、観客は真剣な眼差しで見守っていました。

スーパーフォーミュラに参戦するドライバーはEスポーツ出身の選手も出てきて、マックス・フェルスタッペン選手も本気でトレーニングしていると聞きます。

今後、リアルとシミュレーターの関係がより密接になるのかな。

予選は坪井翔がPP!Jujuは17位!(グランドスタンド)

今大会は週末に第6戦と第7戦の2回の決勝レースが開催されるので、各日午前中に予選が行わます。

引っ切りなしに本気でマシンが走るのを観られるのは嬉しい限り。

マシンがコントロールタワーを通過するたび目まぐるしく順位変化して、実況のピエール北川さんがタイムアップするたびに大声を張り上げ、グランドスタンドに詰めかけた多くの観客が「ウォーッ!!」とそれに反応します。

あれ? この感じ、どこかで体験したかも・・・F1だっ!

少し前までのスーパーフォーミュラは観客動員数が少なく、こんなに盛り上がることがなかったのですが、昨年ごろからふたたび盛り返し、F1のような観客とレースの一体感が感じられていい雰囲気になりました。

観客動員数のV字回復の要因は様々ありますが、やっぱり近藤真彦会長をはじめとしたJRPの企画力と、Juju選手の参戦が大きいと思います。

その注目のJuju選手は、Q1B組で登場。

キッズたちからの「Jujuだっ!ガンバレ!」という声援が飛び交う中、セッション最後にアタックをするJuju選手はセクター1、2と自己ベストで通過し、初のQ1突破も見えてきましたが、セクター3でわずかに失速して0.895秒差で突破ならず。

それでも自身最高位の予選17位を獲得しました。

成長するJuju選手の今後に更なる期待が膨らみますね。

さて、ポールポジションを決めるQ2はというと、個人的に期待するダンデライアンの太田格之進選手が2位に入り、フロントローをゲット。

そして、ポールポジションは坪井翔選手。唯一の22秒台で自身3度目となるポールポジションを獲得しました。

坪井翔選手がタイムを出した瞬間のスタンドの大歓声は実に凄かったです。

前日の第6戦では予選2位から勝利した坪井翔選手。この第7戦の決勝でもポールトゥウィンをするものだと、この時は半ば確信していました。

今回はここまで。次のページではスーパーフォーミュラのスタート前セレモニーの様子を書いていきますので、興味のある方は下記のバナーからご覧ください。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。