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【2025年版】迫力サウンドは排気量にあり!スーパーGTマシン別排気量ランキング

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サーキット観戦の醍醐味は、なんといってもレーシングマシンの爆音。

ただ、近年のモータースポーツはエンジンのワンメイク化が進んだ結果、同じ排気音がちょっと寂しい。最高峰のF1マシンはマルチメイクですが、細部に渡るレギュレーションの均一化で、やっぱりみんな同じような音なんですよね。

でも、日本が誇るスーパーGTは、様々な仕様や排気量のエンジンを搭載し、マシンによって奏でる爆音は千差万別。

中でも腹を劈く重低音をサーキットに轟かせて走る、大排気量エンジンを搭載するマシンは、実にカッコいい。フォーミュラではあんなエンジン音は聴けません。

ということで、今回は2025年のスーパーGTに参戦するマシンの排気量を、ランキング形式で紹介したいと思います。

では、いってみましょー!

【第1位】メルセデス・AMG GT3(C190)/ GT300

エンジン型式エンジン仕様排気量気筒あたり
M159V8 NA6208cc776cc

2025年のスーパーGTで一番の大排気量マシンは、メルセデスAMG GT3でした。

2025年のGTマシンの中ではダントツの6.2Lを誇る大排気量マシンは、とにかく重低音が桁違いで、目を瞑っていてもAMG GT3だと分かるほどの迫力あるサウンドが特徴。厳ついメルセデスに腹を劈く爆音が非常に合っていますね。

デビューから年月が経つC190型のメルセデスAMG GT3。今年も多くのチームが使用していますが、ベース車両はすでにモデルチェンジが行われており、もうすぐ見られなくなるかも。

なので、今のうちにこの野太いサウンドを存分に楽しみたいです。

【第2位タイ】トヨタ・GRスープラ(DB42)/ GT300

エンジン型式エンジン仕様排気量気筒あたり
2UR-GV8 NA5400cc675cc

第2位は4台が同排気量ですが、その1台がGT300クラスのGRスープラでした。

街で見る市販のGRスープラはスポーツカーらしからぬ静かな排気音ですが、TRDでチューンされた2UR-Gを搭載するスーパーGTのマシンは、バリボリバリボリ・・・と、とにかく大迫力。

市販車とのギャップがたまりません。

尚、GT300クラスのGRスープラは、写真の埼玉トヨペットとつちやエンジニアリングがそれぞれ別にマシンを設計製造していますが、搭載するエンジンは基本的に同じもののようです。

【第2位タイ】トヨタ・GR86(ZN8)/ GT300

エンジン型式エンジン仕様排気量気筒あたり
2UR-GV8 NA5400cc675cc

市販車とのギャップといえば、こちらの方がもっとあるかも。トヨタのGR86です。

このマシンも同様の2UR-Gを搭載しているので排気量は5400ccですが、市販車はFA24型の2400ccなので、スーパーGTマシンは2.25倍の排気量。

見た目はGR86ですが、サーキットで爆音を聴くと、私たちの知るGR86とはもう別物のマシンに感じます。

尚、スーパーGTの公式サイトによると、INGINGのGR86のみ排気量が5200ccになっています。

【第2位タイ】 レクサス・LC500(h)(GWZ100/URZ100)/ GT300

エンジン型式エンジン仕様排気量気筒あたり
2UR-GV8 NA5400cc675cc

トヨタ系のGT300マシンはどれも2UR-Gを搭載しているため、レクサスLC500も同じく、ドロドロバリバリの超迫力サウンドをサーキットに轟かせます。

aprのLC500hはモーター搭載のハイブリッド仕様ですが、やっぱり同じ爆音。

GT300クラスはBoPによりパワーを落とされるので、大排気量のエンジンを搭載してトルク重視にする方がタイムが出るのかもしれませんね。

【第2位タイ】 レクサス・RC F(USC10)/ GT300

エンジン型式エンジン仕様排気量気筒あたり
2UR-GV8 NA5400cc675cc

レクサスのRC Fは3台のトヨタ系マシンと違いFIA-GT3車両ですが、こちらも2UR-Gエンジン搭載の超重低音系です。

デビューから長い歳月が経過し、2025年のル・マン24時間に参戦したLMGT3車両の中では唯一のHパターンでした。

2025年11月には市販車が生産終了。トヨタの次期FIA-GT3車両はどんなマシンになるのか。

個人的には2UR-Gに代わる新たなエンジンを搭載した車両の登場を望みます。

【第6位】ランボルギーニ・ウラカンGT3 EVO2(ALSCGT2022)/ GT300

エンジン型式エンジン仕様排気量気筒あたり
DGFV10 NA5204.2cc520.42cc

第6位はランボルギーニのウラカンGT3 EVO2が入りました。

スーパーカーなのにトヨタより排気量が小さいって? いやいや、ウラカンは5.2Lもありますので、十分過ぎるほどの大排気量です。

そしてこちらのマシンは市販車と同じ排気量。もちろんチューニングは行われていると思いますが、基本設計は市販車と同じエンジンというところを忘れてはなりません。

そのウラカンのサウンドはというと、V型10気筒なので1気筒あたりの排気量が比較的小さく、重低音ではなく、スムーズな吹け上がりを感じさせるやや高めの音色です。

スーパーカーは多気筒エンジンで高い音色が似合うということを、ランボルギーニ社はちゃーんとわかっているのかも??

【第7位】トヨタ・86MC(ZN6)/ GT300

エンジン型式エンジン仕様排気量気筒あたり
GTAV8 NA4494cc561.75cc

第7位は2代目マザーシャシーで作成されたトヨタMC86。

こちらのエンジン型式は一応GTAとされていますが、中身は日産製のV8エンジンで、排気量は4.5L。先代86は2.0Lだったので排気量2.5倍・・・。

テレビ中継では分かりませんが、サーキットでこのマシンを観ると小さな車体なのに結構迫力があるサウンドで、ギャップ萌えします。

そんな2代目マザーシャシーは登場から10年以上経過し、2025年は1台のみ。日産のエンジンが奏でるトヨタマシンを、今のうちにしっかりと眼に、そして耳に焼き付けておきたいですね。

【第8位】ポルシェ・911 GT3R(911 GT3R 992)/ GT300

エンジン型式エンジン仕様排気量気筒あたり
MA187F6 NA4194cc699cc

今年から復活したポルシェの911 GT3Rは、2025年のスーパーGTに参戦する過給機なし車両の中では一番排気量の小さなマシンでした(それでも4.2L)。

そんなポルシェのエンジンの特徴は、伝統の水平対向6気筒エンジン。

NA勢の中では比較的排気量が小さいのですが、1気筒あたりの排気量はトヨタ勢の2UR-Gをも上回り、野太い爆音を想像するものの、水平対向のためか、他のマシンとは違ったスムーズに回るエンジン音を楽しめます。

サーキットでのスーパーGT観戦の醍醐味は様々なエンジン音を楽しめること。なので、特徴のあるエンジンを搭載するポルシェの復帰は大歓迎です。

【第9位】アストンマーティン・ヴァンテージGT3 EVO(Vantage AMR GT3)/ GT300

エンジン型式エンジン仕様排気量気筒あたり
16AV8 ツインターボ3992.5cc499.06cc

第9位以降は過給機付きのマシンたち。

そのターボ勢の中での最大排気量は、アストンマーティンヴァンテージGT3 EVOの4.0Lツインターボでした。

最大排気量ツインターボの腹を劈く爆音は必聴です。

次のページでは10位以下のマシンを紹介します

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サーキットは非日常を味わえる特別な空間です。そんな素晴らしいモータースポーツの世界を、ひとりでも多くの方に伝えたい・・・。そんな思いでMOTORSPORT観戦記と題し、記事に認めました。




2件のコメント

排気量も大きいですが、ピストンも大きいのですね。それが高速で稼働するので、あの素晴らしいエグゾースト音になるのですね。久しぶりに聞きたくなってきました。11月に茂木でスーパーGTがあるらしいので、行きたくなってきました。

もてぎの最終戦、イイですね!

チャンピオンを賭けた大一番。超ホンキのサウンドを堪能して来てください!

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ABOUT US
大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。